気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

懐鉄コンプ & 海の汽車旅 <Ⅶ> 「etSETOra」

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● 3分乗換え:その1 ● 三次はまさかの別ホーム

 三次では351Dから5821Dへの乗継ぎ時間は3分。既に忙しない時間帯だから写真を撮る間もなかろうと351Dから狙っていると、え?乗継ぎは隣のホーム! まぁ、撮るには編成写真っぽくなって良かったけど。

 ・三次8:09-9:29広島:5821D「みよしライナー」

 名称付き快速なんやから、どこかに表示が欲しいなぁ・・・

 それにしても快速がキハ120の、たった2連とは驚いた。しかもさして混んでない(三次発車時)。30年近く前に同じ様な時間帯の広島行きに乗車した事があるが、その時は三次から急行となる列車でしかも三次で増結してたし、乗車率もなかなかのものだったと記憶している。当時は既に中国縦貫道は全通していたが、その後の山陽自動車道の開通が影響してるのだろうか。

● 3分乗換え:その2 ● 同一ホームの長~い乗換え

 広島での3分乗換えは、接続を取っているのかどうかが不安だった。調べてみると「みよしライナー」の広島駅到着ホームは8番線で乗換列車の発車ホームは7番線。8番線がホーム先端の切欠部ではあるが同一ホームだということは接続を取ってるんだろう、と理解。
 ところが、いざ広島駅8番線に到着してみると乗換列車が見あたらない。目を凝らすとホームのだいぶ向こうの方(ホーム中央より更に向こう?)に停車している。しかもデカイ2階コンコースの下なので陰となり、一目では判り難い。ひょっとして接続は考慮されてない? かなり焦った。「みよしライナー」のスタフには広島での乗換列車一覧の中に「etSETOra」は無いし。まぁ、問題なく乗換えられたから良かったけど。

● etSETOra ● キロ47 7001+キロ47 7002

 乗り換えた列車は呉線を走る観光列車「etSETOra」。往路の8234Dに乗車した場合は編成撮りできるのは7分停車の安芸津駅だけ。他に撮る者はいなかったので、乗客の中に “鉄” は “すいてつ” しかいなかったのかもしれない。

 一方車内の写真は3分乗換えの広島では撮れるわけもなく、尾道下車時に撮ったもの。 “すいてつ” の他には粘る客はいなかった。車輌は尾道到着後直ぐに回送されるので、アテンダントにはいい顔はされない(すんまへン)。難易度は高い。
 さてその室内だが、広島側後位1号車のキロ47 7001は茶系統で纏めてある。手前右はバーカウンターで中央の出っ張りは荷物棚・・・これはあきまヘンで。因みに写真奥が運転室側で瀬戸内海は左側ね。

 乗車した尾道側の前位2号車キロ47 7002は緑系統。写真は運転室側から連結面に向けて撮ってるので、これも瀬戸内海は左側。連結面側に厠と荷物棚が纏められており、他は(写真には写ってないが)手前右側に業務室があるくらいでスッキリしてる。

 ところで座席の背の低さにお気付きだろうか。これは眺望を妨げないため。だが良好な座り心地と両立させるのは難しく、試作を繰り返したとの説明があった。

 テーブル上の仕切りもどこか上品でetSETOraの紋様が刻まれている。なかなか綺麗で印象的。

 コンセントも用意されてるがAC100VではなくDC5V、要はUSB。


 各座席(全座席)にはきっぷルダーが置かれていた。

 座席のうち、乗客のいる箇所にはコースターが置かれている・・・満席ではなかったンか。(裏は無地)

 テーブル上にはメニュー帳。これとは別の特別スイーツは事前予約制。


 乗車記念撮影板は撮り甲斐がある。車輌が描かれていないのは珍しい。

 記念スタンプ台紙の裏側は文字や模様は一切なく写真だけ。こういう仕様も他では見掛けた事がない。

●  “すいてつ” の席 ● 2号車7番D

 e5489にアクセスした時には既に海側は満席であり、PCからは席を選択出来い◯◯のはなしの時みたいにみどりの窓口に出向けば席を選択出来たろうが、面倒になって “おまかせ” にしたら2号先頭車の最前席になった。室内側に向けて座るので、山側座席から海を眺める分には良い席だったかもしれない。いざとなったら丸窓部分(この箇所には座席は無い)から撮る事も出来るし。


 なお「etSETOra」は全車グリーンの指定席。当然18きっぷでは乗車出来ないので乗車券も購入が必要。余計な出費と思うなかれ、この金額で3時間の乗車を満喫出来るのなら安いもんだ。

⇒ 次篇に続く(遅くなるかも)