気ままな 汽車好き

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路線バス 誰でも無料DAY あやかり旅 (2022.9/23)

● 初耳 ● びわこ東近江ジャズMAPの片隅に潜むバス

 湖東圏域+ちょこっとバスに限られるとは云え、路線バスが無料というのはかなりのインパクトやない? MAPの片隅に描かれていたから、てっきり東近江ジャズの一環かと一瞬勘違いしてしまった。そんな訳無いわな。彦根市主体で行われている施策のようで去年も行われている。
 無料対象線区は以下の通り。期間は9/23(祝・金)~9/25(日)。
  ・三津屋線      ・城北・大藪線
  ・南彦根ベルロード線 ・南彦根県立大学線
  ・平田線 ・多賀線 ・甲良線 ・角能線
  ・ちょこっとバス全線

● プランニング ● 折角やし 乗りに行ったろ

 難儀した。近江鉄道湖国バスでは路線時刻表が今は公開されていない(作成されていない?)。しゃーないのでExcelでちゃちゃっと作成。今回は多賀線・三津屋線・大藪線・角能線をターゲットにする。


 これ乗り終えたら、湖東・湖北地区の気になるとこは全部乗ったことになるな。

● 総合路線図・時刻表 ● バス内で配布 webでも公開

 多賀線のポンチョの中にはアンケート用紙(これはどのバスにもあり)だけでなく、総合路線図・時刻表も配布されていた。欲しかったのはこれ! 前もって入手できていれば・・・。

 帰宅してから改めて調べてみると彦根市HPの路線バス項の中でこの時刻表が公開されていることが判った。ちょこっとバスの方は東近江市が公開しているので、これらを参考にプランニングされる事をお勧めする。

多賀線80系統 ● 高宮北口 744-(スクリーン・エフベーカリー)-838 彦根駅

 エフベーカリー前&スクリーンを経由する最長便は上下各1便のみ。此処に焦点を当てた。選んだのは朝の南彦根発。琵琶湖線で行けば問題ないが近江鉄道利用だとどうなる? 近江八幡637-(直通)-730高宮-(徒歩550m)-高宮大北。これやな。

 高宮大北での乗換客は “すいてつ” のみだったが、始点の南彦根駅西口から多くの乗客が既に乗っていて “すいてつ” を含め1ダース。ポンチョの2人席は狭い。でもキリンビール前で大半が降り、乗り通した客は “すいてつ” を含め3人のみ。乗廻しに来る酔狂な客は少ないと見える。
 エフベーカリー附近では多賀駅から伸びていた貨物線の橋脚跡を見ることが出来た。道路も貨物線の転用だったりするので、線路跡を探訪に来るのも面白いかもしれない。

● 三津屋線8系統・5系統 ● 彦根駅900-(県立大学)-930三津屋933-(開出今)-959彦根駅

 乗車時には行列となっていたのでビックリしたが、ほとんどが県立大学生だった。発車時は座席がほぼ満席だったが乗り通したのは今回も3人で、実は同じ乗客!

 ↑ 字幕間違うてまんな(彦根駅行のまんま)。
 彦根駅ではバスが撮れなかったので、三津屋に着いてから幕が転換される前にパチリ。バスはこのまま走り去ってしまった。

 三津屋停留所は湖岸にあり、風情は良い。

 バスが方向転換して彦根行きとなって戻って来た。

 復路の5系統は、往路の8系統とは異なり県立大学を経由しない。

 後方のナンバープレートが消えかかっている。

● 城北・大藪線22系統・21系統 ● 彦根駅1030-(銀座街)-1052市立病院前1102-(近江高校)-1131

 賑やかなラッピング・マイクロバスが担当。往路の22系統は “すいてつ” 1人。

 終点では折返しの10分の間に別のバスも来るので一旦回送となって引き上げ、発車時刻が近付いてから停留所に戻って来る。

 復路の21系統は路線名の由来となっている城北を通る。松原ニュータウン前までは “すいてつ” 1人だった。

● 角能線 ● 愛知川駅1222ー1249市ヶ原1254-1336能登川

 彦根-愛知川は近江鉄道で移動。雨は本降り。右にあるバス停には送迎の自家用車が停まってしまっている・・・

 それにしても近江鉄道の上り列車の到着直前に発車するという時刻設定は如何なものか。どうして連携を取らないのだろう。
 終点の市ヶ原は湖東三山百済寺を抱く県境の山裾の、穏やかな傾斜地にある。生憎雨天で遠望は効かないが、眺望は良い。この附近は東近江ちょこっとバスの愛東線のエリアでもある。


 待合室のあるバス停はロータリーの中の島のようになっており、復路は発車後バス停に沿って左回りに一周することでターンする。

 今回も乗り通したのは “すいてつ” 1人だった。

● 気付いた点など ● 認知度は低い

 この施策の目的は自家用車から公共交通機関への恒久的な誘導である事は間違いなかろうが、認知度が低くあまり功を奏していない。整理券発券機やICカードリーダー・ライターの電源を切り運賃投入口を塞いであっても、カードを読ませたり支払をしようとする乗客が後を絶たない。この施策が有効かどうか以前の問題となってしまっている。

 もう一点気になったのは、有料路線バスとの混在。彦根市内には他に「彦根ご城下巡回バス」と「滋賀大学直行バス(9/23は運行されていた)」の2路線があるのだが、こちらは今回の無料対象ではない。紛らわしくない? <終>