気ままな 汽車好き

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魅惑の停留所探訪 in 甲賀 <1-2> 「◯◯直通便」が路線名

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貴生川駅の賑わい * 立派なデジタルサイネージ

A2往2便:三雲駅 651 - 746 貴生川駅(広野台線 綾野・宇田経由)


 次に乗車するのは広野台線のメインルート便。丘の上の工業団地を眺めつつも走るのは長閑な里沿い。この様な風景が滋賀には多い。途中数名の乗客を拾って貴生川駅に到着(やや早着)。
 乗り換える便の発車までの10分少々の間に、次々とバスが到着する。利用者も多くて活気に満ちている。流石バス停標識柱が4本あるだけの事はある(停留所名表示が小さいのは残念)。その中でも特筆すべきは区間急行の存在。コミバスは勿論の事、通常の路線バスでもあまり聞いた事は無い。

 表示は種別(区間急行)よりも内容(停車停留所)に重きが置かれている。
 続いて到着したバスは何やら五月蠅い。クラクションが鳴りっ放しになっている。

 待機所で電話片手に運転士は点検するが鳴り止まない。電磁弁が閉じないのだろうか。ところで上の写真にはピンクのバス停標識柱が写ってるが下車専用かな?市町村合併はされてもコミバス路線はどうやら再編されずに各地域の愛称がそのまま引き継がれているため、停留所標識もそのまんま残っているようだ。

 貴生川駅には他のコミバスでは見た事のない様な立派な案内表示がある。デジタルサイネージと云うそうな。(写真は後で撮ったもの)

 内容も充実してるのだが惜しむらくはその存在が遠くからでは判らない事。「バス案内」とでも大きく掲げて欲しい。
 バス停標識柱の時刻表にも改善を求めたい。路線番号・路線名を明示して欲しい。路線や便数が多いのは結構なのだが、目指すバス便がどの時刻表に載ってるのかが判らない。バスには大きく路線番号を掲げているんだし、時刻表にも書かれていると判りやすい。そして配布時刻表にはバス停標識柱の番号があるとなおヨシ!

* 路線図に無いルート * 甲賀駅甲賀病院直通便

G1往1便:貴生川駅 756 - 820 甲賀駅北口(広域水口線 希望ヶ丘経由)


 バスが停留所にやって来てから発車までにゆとりがあったので、運転士に「乗りにだけ来る客って、邪魔?」と聞いてみた。「わしら何も思わんけどね。何か言われた?」との返事。この日の他の運転士も同じ様な雰囲気に見えた。やはりあの運転士は異常だわ。
 G1のバスは余所者の方向感覚を狂わせんとするが如く、オメガループのような経路で希望ヶ丘の丘陵を巡る。寺庄駅に到達した後は、草津線沿いに甲賀駅北口まで颯爽と走る。この間は停留所も少ない。甲賀地区へのバスの送り込みを兼ねている?

C4往1便:甲賀駅北口 830 - 858 甲賀病院(甲賀駅-甲賀病院直通便)

 甲賀駅北口の小振りなロータリーを3台のバスが埋め尽くす。先頭は今まで乗ってきたバス、真ん中がこれから乗るバス。ナンバーが微妙に残念。


 系統番号はあるが路線名が無く、時刻表には直通便とだけ記されている。1往復平日だけの運転。ルートが甲賀版路線図には途中までしか描かれておらず水口版路線図には描かれていないので、どの道を走るのかが把握し辛かった。そこでルートを描いてみたのがこれ。(線)

 小佐治中村~甲賀病院間は立派な道をズンズン走る。途中の停留所は嶬峨だけ。甲賀病院にはかなりの早着となった。

⇒ 次篇に続く