● 誘てみる ● 休み合うかいな
「今日・明日の近江鉄道」執筆のために ほぼ毎日開いて見る近江鉄道のHP。そこに現れた『‥スイーツ電車』の文字。「ガチャのる！」会員なのでLINEにもメールにも案内が来ている。「面白いことやりよんな。電車はイベント対応の807Ｆやろし、１回きりやから表示以外の見た目はそのままやろし、ちょっと撮ったら終わりかな、１人で申込むつもりも無いし・・・そや、誘てみたろ。」
妻は曜日関係無しの仕事なのだが その日は偶々休みだった。鉄道には興味はないもののスイーツ電車は楽しそうとのこと。ホンじゃ申し込みますか。
● 集合時間は13:40 ● 電車は来てた
回送は5923レの続行かな と思ってたら『‥スイーツ電車』は既に近江八幡駅で待機していた。表示は9524レ発車後に「回送」から「貸切」に変わり ほどなく乗車となる。
● 車内の様子 ● 新型コロナ渦以降初のテーブル席
807Ｆが新型コロナ渦以降にテーブルを設置するのは初めてなので造作には興味津々。仕切はスッキリと仕上げられていて着席中も邪魔に感じることは無かった。ただ仕切の下側の空隙で行われる配膳や飲み物の注ぎ足しには難儀してたけど。扉間に６人の座席が確保されてるが今回使用するのは飛び飛び（募集人員は計40名）。 （写真は807号車）
807号車の運転席寄りは準備スペースに充てられていた。
807号車の連結津面寄りにはカウンター。カウンター後ろの扉だけは駅でも開かない。
運転席後ろの流しと車内の表示。そして開かないカウンター後ろの扉。こんな開け方出来るンや。
● 臨時88レ貸切ダイヤ ● スタフからの読み取り
－1312近江八幡1409⁴⁰－武佐15⁴⁰－平田19¹⁰－23⁰⁰市辺23³⁰－太郎坊宮前27⁰⁰－新八日市28⁵⁰－31⁵⁰八日市42⁵⁰－河辺の森46⁴⁰－五個荘50²⁰－55⁵⁰愛知川56²⁰－豊郷1501⁵⁰－06²⁰尼子07⁰⁰－高宮12⁰⁰－彦根口16³⁰－ひこね芹川18³⁰－21¹⁰彦根
● スイーツ ● 店には無い品
807Ｆは比較的揺れの少ない車輌だが、30～40km/hの低速走行が却って線路の凹凸をしっかり拾ってしまっているような気がする。幾らかスピードがあった方が慣性力が勝って揺れが減るンかな。でも実際に通常速度で走ってしまうと低速では大揺れした箇所ではガツンときそうなので、食事してるとエライことになりそう。やはり低速走行が正解か・・・
写真だと小さく丸いケーキに感じられたが、実際にはパピエのプラリネットショコラは結構大きくて食べ応えがあった。上の車内の様子の写真の方が大きさを感じて頂けるかもしれない。
説明文にもあるが全国３位に輝いた作品を20年ぶりに再現したとのこと。と云うことなので店のメニューには無い。珈琲を飲んだ時に丁度良い甘さとなるように、甘みを抑えてあるとの説明があった。確かにこの大きさで想像通りの普通の甘さだと、食べ切る時には諄く感じるかもしれない。珈琲はおかわり自由だが時間の関係で２杯が限度。
香凜舎の２品も今回のために開発したスイーツで、明日からは店に並ぶかもしれないとのこと。和紅茶は醒ヶ井の清水を使い３日間かけて侵出させたもの。おかわり自由だったが これも時間の関係で２杯が限度。緑茶はメニュー外。
どちらのスイーツも美味しかったが、黒い方（マロンアンプレラ）の栗の味には２人して惹かれた。
最後に「協力して下さい」のアナウンスと共にワゴンによる車内販売（店頭販売品）が行われ、予想以上の売れ行きになったようでホッとされていた。代金の￥2200だけでは収益が出ないんやろな。
● アンケート ● 書く時間が・・・
スイーツに疎い “すいてつ” には筆が進まぬアンケート。Ｑ４に関してだけでも、あとからメールで追記しようかな。
● 入れ換えの光景 ● 彦根車庫
沿線にどれだけファンが居たのかは知る由も無いが「ワンコインスマイルきっぷ」が予定数終了したので撮影者は少なかったかもしれない。彦根ではそれらしき人影を見ることは無かった。まさか「貸切」を表示しっ放しにするなんて誰も思わんモン。（810Ｆの「教習車」と一瞬並ぶ）
乗ってると撮れないもの。これは有り難かった。
● 試金石？ ● 地酒電車・ビア電・ワイン電車
『‥スイーツ電車』という新しい試みは意欲的で面白かったと思うが、手間をかけて内装を整えながらも何故１日だけ？
今回の運転は年明け１月後半から予定されている「近江の地酒電車」やそれに続く定期イベント列車の試金石だったのではと思う。807Ｆは再びイベント仕様のままになるかもしれないが、それならばスイーツ電車やグルメ列車などを平日にも走らせるのも有りかなと思う。提案してみよかな。 ＜終＞
