気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

近江鉄道 合格きっぷ 2022-23

 今月末で販売を終える縁起きっぷを、初日に購入したときのお話。

● 以前にもあったらしい ● “すいてつ” の知らぬ過去

 勝運の神様の太郎坊宮と、古くから名を馳せる多賀大社を沿線に構える近江鉄道では、以前も同様のきっぷを発行してたみたいだ、 “すいてつ” は知らんけど。
 昨2022年の末になり「1デイ・スマイルチケット正月特別販売」のポスターに並んで貼り出された「合格勝利きっぷ」のポスター。両ポスターとも華やかな色合いなので、あとから貼り出された「合格勝利きっぷ」が目立たなかったのは痛恨。

 12/24から発売とあるが、同日には近江鉄道グループ内のもう一つの鉄道である八幡山ロープウェイでは、硬券様式の「合格祈願記念券」の配布がスタートする。折角やし、集め廻ってみるか。

彦根へ ● 発売箇所の記載がないポスター

  ポスターが貼り出されてチラシが配られ始めたンはエエンやけど、何処にも発売箇所の記載がない。問い合わせると「彦根八日市,貴生川,近江八幡,通信販売」との返事。肝心な事、書き忘れたらあきまヘンで。
 さて、初日に彦根まで行って買ってきた「合格勝利きっぷ」がこれ。ポスターの華やかさにきっぷの方が後れをとった感じやな。きっぷらしさが薄いのは残念。

 発券番号は彦根が№0001~かと思ったンやけど№0200~か。№0001~は通信販売に充てられてるンかな。

八幡山ロープウェー山麓駅 ● 営業開始は9時から

 とって返して近江八幡駅から近江鉄道バスに乗車し、「八幡堀(大杉町)八幡山ロープウェー口」で下車。

 停留所直ぐ横の鳥居をくぐり直進。


 停留所から300mそこそこで八幡山ロープウェー山麓駅、まだ営業開始前だった。雪がちらつく。

 シャッターが降りている山麓駅前に停車中の臨時バスは「近江八幡・安土の名城と聖徳太子ゆかりの地巡り」便だが、営業開始前にバスを着けてもねぇ・・・ 山麓駅へは近江八幡駅から定期の直通バスも存在するが、土曜日の朝に1本だけ。免許維持路線かな。コレに乗れば良かったかなぁ。

 山麓駅の横にはカラフルなキッチンカー。使用されているのは見掛けた事無いけど、なかなか好い感じ。

 駅の壁に貼られてた八幡山の案内図。チラシよりも判り易い。

 9時の営業開始と同時に購入した60周年記念切符。東近江がビックリマンはじまりの地とのことで、それに因んだデザイン。これも発売は3/31まで

 そしてこの日からロープウェー利用者限定で配布が始まった合格祈願券。番号は全て№8739(花咲く)。そりゃそやな、無料やからナンバリングは意味ないンやな。なお、この合格祈願券は2月一杯で配布を終えているので、お間違えなく。

● 山頂へ ● 八幡山ロープウェー初乗車

 麓近くに住んでた頃、毎朝駆け登っていた時期はあるもののロープウェーには未乗車。未使用で残すほどの未練もないので、折角やし記念切符を使って上ってみよう。
 60周年記念で気合いが入ってるのか、ゴンドラも設備も綺麗な状態。ただゴンドラの中には無粋なウェイト。強風対策らしい。ただウェイトを乗せても支障ないと云う事は、客が少ない事の裏返し・・・

 9時丁度、初便が発車。つがいのゴンドラは紅葉がモチーフ。

 山頂では案内板に描かれていた散策路を一周する事にした。山頂駅は山頂の東端にあるが、西端にあるのが西の丸址。眺望が開ける。

 眼前には琵琶湖。それにしてもなんちゅう天気や。

 出丸址からの眺望も良いらしいが、方角的に西の丸址より琵琶湖がよく見えるとは思えないのでパス。ただ、麓から見えていた石垣は出丸址のようだけど。

 散策路では ところどころで燈が灯されている。


 北の丸址を通って山頂を一周し、山頂駅の裏の展望台まで戻って来た。ここは二の丸址、西の湖を眺める事ができる。

● 恋人の聖地 ● なんでやろ?

 展望台に立つ展望館の中には八幡山城趾の資料が展示されているのだが

 窓側にはピンクのハートが


 外から見るとこの有様

 右下に碑みたいなのがあるので近寄ってみると・・・
 
 展望台

 北の丸址にはハートのオブジェもあった

● 麓をお散歩 ● 山麓駅~バス停留所

 山麓駅まで降りてきたら雪は止んでいた。隣にあるのは荘厳な日牟禮八幡宮。「左義長祭」や「八幡まつり」の2つの火祭りで有名。

 バームクーヘンで急激に有名になったクラブハリエの日牟禮館。

 向かいにはクラブハリエの母体の「たねや」日牟禮乃舍。

 直ぐ横には風情ある八幡堀。

 八幡堀の歴史。


 バス停留所まで戻って来たら、そこには町に溶け込んだ洋館の白雲館が佇む。

 附近は落ち着いた古くからの街並みとなっている。(仲屋町通り)

 奇をてらったものは無く、ノンビリと訪れるには良いところ。一度足を伸ばされてみては。 <終>