気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

魅惑の停留所探訪 in 東近江:愛東線   (東近江ちょこっとバス)

前篇『 魅惑の停留所探訪 in 東近江:噂の市原線 』はこちら

◇ ネット遮断に大弱り ◇

 八日市駅を探索しているとあっと言う間に時が経ち、北廻り便の発車時刻となった。バス旅をブログに書くことを念頭に時折検索を掛けるのだが、なんと急にスマフォがSIMを認識しなくなり・・・ SIMの抜き差しで復旧出来るだろうと思われたものの工具を持ち歩いている訳でも無く、帰宅するまでじっと我慢を強いられた。

◇ 愛東線は黄裾バス ◇

f:id:hato_express:20191027190621j:plain

 LED幕には北回りとしか表示されておらず、少々味気ない。特徴的な経由地が無いせいだろうか。まあ大事な経由地だったら南回りも北回りも、両方が経由する様なルートを組むだろうから、仕方ないか。経由地は横幕に表示されている訳だし。なお正面からの写真は2時間後に撮ったもの。急激に曇ってきて時折雨が降る天候だった。
 バスは淡々と近江盆地を山手の方に向かっていく。両回り共が経由するのが「マーガレットステーション」。満開の時期は過ぎているが、天候が良くないのにも関わらず、それなりの観光客。だがバスを利用する者はいない。それにしても天候が良くないとスマフォでは色合いが辛いなぁ。彩度が低いんかなぁ。

f:id:hato_express:20191027192101j:plain

 山裾に近付くと思いの外高度は上がり、展望が効く。大扇状地であることが判る。長閑な光景が其処には広がる。そしてもう一歩山に踏み込んだ処が「 百済寺本坊前」。残念ながら循環線なので寿客がいなければ通過だが、広い境内に広がる鎮守の杜は荘厳。その中をバスは行く。釈迦山百済寺は近江最古で推古14年(西暦606年)に聖徳太子の勅願で創建されたとのこと。写真は百済寺付近とは別の場所だが、山裾はこの様な光景が続く。

f:id:hato_express:20191027214144j:plain

八日市 1418-百済寺本坊前1447-1520 八日市(愛東線 北回り)

◇ 南回りも同じバス ◇

f:id:hato_express:20191027224709j:plain
 北廻りと南回りが同時に存在する初発と終発時は、愛東線はバスは2台で運用されているが昼間は1台。運転手さんも一人・・・ かなりの変人と思われてるやろなぁ。
 北回りは百済寺附近の山裾を巡る路線だったが、南回りはその山裾を愛知川近くまで南下する。沿線には古刹が点在。近江の歴史は古い。

f:id:hato_express:20191027223858j:plain

 連なる山々が深くなってきたところが「愛東外町」。南回りも循環線なので此処も同じように通過する。そしてその先でUターン。もう一度バス停標識の横を通るところを、流し撮りならぬ流れ撮り(?)。決まった!

f:id:hato_express:20191028002547j:plain
八日市 1535-愛東外町1607-1649 八日市(愛東線南回り)

◇ 魅惑の停留所探訪 in 東近江<完> ◇

 これで当初の目標である4停留所を巡り終えることが出来た。通過しているのに探訪? いやまぁ、それはおいといて、他のコミュニティバスでも同じ様なプランが組めるかもしれない。近江鉄道バス湖国バスのフリーパス発売が契機となったこれらの企画、なかなかに楽しい。是非ともフリーパスは今後も発売を続けて欲しい。