◇ 腰痛 ◇
前夜に「貨物ちゃんねる」をチェック。土曜午前に私的ネタは無さそう、と言う訳で8時間強の睡眠。万年寝不足の “すいてつ” には至福の一夜。だが・・・ 床に入る前からおかしいと思っていた腰痛が発症。希にある。どうも寝返りを打ってないようなので、血液循環が悪いせいと思っていたが、寝る前からとなると話は別。ただ痛みそのものは同じなので、痛む姿勢(椅子から立ち上がるような動作)を取らぬようにして動いた方が痛みは和らぐだろうと、撮影行には普段通りに出掛けることにする。
◇ 秋晴れの「からし」君 ◇
運用をチェックしていると、5087レにEF65 2127充当との情報が。「からし」君、久しく撮って無いなぁ。「からし」君ならではの前面を強調出来る好いポイントは? 考えた結果、吉見(野洲-守山)に出掛けることにした。ただカメラバッグの重みは腰にズッとくる。
この日は良い天気。 “すいてつ” は結構「からし」君のジンクスには遭わないことが多いのだが、これほどの好天下で撮るのは初めて。やはりみんな集まってくる。この時は4名での撮影となった。(県内の、有名地では無い一般撮影地では多い方)
先ずは望遠アングル。このショットに目くじらを立てる人もいるようだが、串パンなんて言葉は以前は無かったのであまり気にしていないし、この方がバランスが良い。これでいいのだ。
次に引き付けてのショット。かっ飛んでくるのでズーミングは大慌て。引き過ぎてフジの葉が右に入ってしまった。それにしても美しい青空。「からし」君には最高の舞台かも。ただ季節によっては架線の影が前面にクッキリ入ってしまうので、注意は必要。
◇ 注目のEF64は? ◇
30分後には8865レが下って来る。このスジを知った時には「琵琶湖線にEF64?」と驚いた。中央西線と伯備線を受け持つEF64の整備等で配置変更が時折あり、その関係か配給列車が設定されている。ただ短編成なのでこのまま此処で撮ると収まりが悪いので、野洲川寄りへと移動し見上げアングルで撮影。
更新色機なのが残念だが、折角の好天なので撮らぬのは勿体ない。1038号機は以前暗い中でしか撮って無いので、丁度良かった。次位はEF66 109ムド(無動回送)。良く見ると串パンになっている。丁度お昼時、美味しそう !?
こちらのショットが本命のつもり(これも引き付け過ぎ)だったのだが、架線トラスの影を被ってしまった。次こそは被らず原色機を此処で撮る!
◇ 消費税率10%でややこしいことに ◇
次の撮影までは時間があるのでValue内で小休止。イートインスペースは空いている。消費税率が上がったことで、8%で済むところを10%払ってイートインに座る人が激減しているようだ。ただうっかりしてると何の気なしに座ってしまったりするので、気をつけねばならない。
◇ 大逆光に挑む ◇
線路向こうには屋根を緑化している(?)家があるので、それをアクセントにしたアングルを定めた。丁度1052レがやって来たので撮ってみると真っ黒け! こりゃあかんわ。試し撮りは重要でんなぁ、条件が厳しい時は特に。そんな訳で太陽の影響が少なくなるように望遠を効かしたアングルに変更。
◇ まるで快速「近江路」号? ◇
本命は翌日の『SL北びわこ』号用客車回送9912レ。実際の「近江路」号を見たことは無いのだが、往年はこの様な列車がよく走っていた。EF58が牽引することも多く、12系と云えば臨時急行を思い浮かべ方も多いのでは。
PF+12系という、国鉄世代から見ると当たり前の列車が今や貴重な存在。折角長距離を回送するのだから「懐かしの臨時急行」とでも銘打って客扱いしたらええねン、と、仲間内ではよく話題になる。
◇ 残照を浴びる甲種輸送列車 ◇
日比谷線を18m三扉車から20m四扉車へと置き換える東京メトロ13000系も41編成目の輸送。ただもう陽は短い。だとするとなるべく西で撮りたい。夕刻の京都ターミナル発車後では京都・山科は混むだろうから避けたい。結局いつもの本宮(膳所-大津)での撮影に決定。好天だし、日の入り15分後でも何とかなるだろう。
広々とした場所なら残照を存分に浴びれば日の入り20分後でも何とかなるが、此処は山が迫ってるので少々分が悪い。左から強い残照があるように見えるかもしれないが、陽が沈んだのは画面中央附近。やはりこの日が9866レを滋賀でこの様に撮れる最後。次に同じように撮れるのは年明けとなる。
◇ 実は毎度のPF三昧 ◇
『SL北びわこ』の運転日と甲種輸送日が重なる時はいつもこうなる。12系客車を送り届けて戻って来た9917レと、9866レの離合を撮ったこともある。でも9866レが原色となるのは今回が初めて。増えたな~ PFの特急色機。
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