◇ 無茶撮り ◇
いくら草津の待避線進入がゆっくりだと云っても、入線シーンは暗過ぎた。桃らしきものが窓の大きい車輌を牽き連れていることしか判らない。流石に他の撮影者は居なかった。ここからのバックショットも撮ったが、お見せ出来る様な画ではないのでパス。でもホームの照明で輝くボディは魅力的だった。
気を取り直してホーム端に移り何時ものバックショット。待避線停車中の編成を手持ちで手摺りにもたれて1/30s。ブレ止めの効果は凄い。信号灯も混ざってのカラフルな照明が妖しい効果を生んでいる。
◇ シノヤスではなくマンシノ ◇
此方で撮る人を見掛けたことはない。それもそのはず、足廻りが隠れやすい。秘めた撮影地の一つだと思ってたンやけどな。牽引の桃は173号機、押し桃を除くラストナンバー。ちょっとした区切り釜の記録。
日の出が6:43なのに対し列車が日野川橋梁を渡ったのは6:59。順光アングルながら陽が射す直前だったは残念。朝焼けに染まる雲々の出迎えに対し、列車が頬を赤らめている。
◇ 銀雷捕獲! ◇
この日は久しぶりに銀雷を撮影。伯母川の上に架けられた跨線橋からのお手軽撮影だが、未だ他の撮影者と出会ったことはない。510号機は派手な銀塗装なのに貨物機の勲章を纏うと途端に地味になる感じ。夕暮れが一番早いこの時期、77分後には日の入りとなるので既に光は色づいている。さてもう一機の銀雷は、今日は何処に?
(ビデオ撮り損ねた・・・)
◇ 北海道を撮るぞ! ◇
83分後には “すいてつ” は2マイル先に居た。広々とした場所で気に入ってるが、築堤のシートが残念。そして自動車教習所跡には建物まで出現してしまっていて、空に透かすことは出来なくなった。此処でも何時ものように独り。日暮れ時には寂しくなってくる場所ではある。
日の入りは6分前。残照と云うには充分明るいが、空は微妙なグラデェーションを見せる。快晴と見込んで選んだ撮影地は正解だった。カマは銀雷ペアの相棒、509号機。このシーンには最適。牽かれるJR北海道の特急気動車261系の輝きも美しい。
キハなので添乗員用の設備が整えられぬと見え、ヨ太郎を繋いでいる。当時居住性を大きく改善しての登場が話題となったヨ8000、形態もそれまでの車掌車と一線を画すものとなった。長~い板バネが特徴かな?
キハは先頭車同士を向かい合わせて中間に繋いでいる。自力走行に見えて来ない?
バックショットを撮ろうと振り向いたら、保護フィルムで濃青っぽくなった車端が印象的。尾灯も好い感じ。北海道への到着は2日後。メーカーの添乗員さんも大変。異常が無ければ何もすることは無い?のかもしれないが、ご苦労さんです。
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