気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

地酒電車 コロナで運転打ち切り  (近江鉄道)

◇ 短い運転期間? ◇

 前年(2019)は1月下旬から3月上旬までの運転で、少々長かったらしい。ところが大雪の日に「ヨシ!雪見酒電車!!」と意気込んで待ち構えるとウヤだったこともあり、今年は堅実に運転期間を定めたようだ。2/7~3/1の金・土・日曜の計12回が予定され、運転前から満席となるなど順調な滑り出しだった。
 ところが地酒電車ばかりを撮ってる訳にも行かないのが “すいてつ” の悲しい(?)現実。九州トヨロンやカンガルー貨物に甲種輸送も掛け持ちすると忙しいのなんの。それでも2/9の3回目の運転から撮影開始しているのは凄いでしょ。

◇ 雪が積もったのに・・・ ◇

 当日の朝は八日市附近に数cmの積雪(別記事投稿予定)。期待したが見る間に溶けてしまった。地面が冷えてないのだ。ならばと、LED撮りできそうな新撮地を求めて彷徨う。やって来たのは愛知川橋梁南側のカーブ。正面は晴れ過ぎてLEDが読めず、後追いの方が正解。ここは上りを撮るのも良さそう。ちょっと架線柱が気になるけど。
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◇ 取り敢えず雪山バック ◇

 返しの上り電車は愛知川橋梁の北側カーブで構えた。此処も後追いの方が良かったが、残念ながらビデオカメラを設置する術が無い。それでも雪の伊吹山を写し込めたのは良かった。なお本当は架線柱1本向こうの方が好い感じなのだが、ブレたコマだったので此方をUPしている。

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動画はこっち ⇒

◇ 撮影条件 ◇

 西武電車のお下がりなので関東系の電気設備。1/50sのシャッタースピードが必要となる。写真からもお判りのように望遠を効かすのでブレ止め機構は必須、 “すいてつ” には。それでもブレが多いのは修練不足・・・ だがちゃんと止まって撮せているコマも、LEDだけが揺らめいていることが多い。何でだろう?
 だが意外な実力を見せるのがスマホ。最近のデジイチは性能が良くなり過ぎて、ISO100より下げられない。なので低速シャッターを切ると夜撮だとLEDが読めないほど滲んでしまう。ところがスマホだとこの通り。侮れない。(2/14)
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◇ 1/50sの実力は? ◇

 近江八幡まで回送されてきた地酒電車を編成撮り。流石に流れてしまうので、1/250s位は必要かな。え、シャッター速度を間違えたんちゃうかって? あかんで、本当のこと言ったら。
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 1/50sで走る電車を撮るには正面から狙うしか無い。望遠を効かせ、発車シーンをパチリ。(写真左側:2/22)

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◇ 新たな撮影地を求めて ◇

 翌2/23は犬上川橋梁の南側カーブへ。ここも良いと聞いていたので構えてみた(上写真右側)。この日は北へ行くほど天候が荒れていて、30分ほど前は結構な降り。撮る時には伊吹山が望めるくらいに晴れたが、多い雲に阻まれそれと判らない画となってしまった。
 その後は2059レ撮影へ。カンガルーライナーSS60をEF66牽引で撮り揃えていたが、この日の108号機牽引を撮ればコンプ達成! ところがあまり時間は無い。急げ “すいてつ” ! さて結果は? ⇒

けいおんの地 ◇

 2059レ撮影後は尼子駅に戻り、入線のSカーブを外から撮れぬかと色々悩んでみたが、どうもまとまらない。既に下り電車は出たあとなので移動もままならない。さてどうしよう?
 ままよと、隣の豊郷駅まで兎に角行ってみることに。風が強いので電装アシストは効かせっぱなし。着いてみると何とか真っ正面から撮るアングルを見つける事が出来たが、ビデオは同じアングルにはセッティングできなかったので、違うアングルに設置。
 ところが2059レを撮った時に切ったブレ止めがOFFのままで、無残な結果に。仕方ない、幾分マシな画でご容赦を。

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動画はこっち⇒

◇ 最終週は運転取り止め ◇

 政府の発表を受けて2/26、近江鉄道は残る3本の地酒電車の運転を中止する旨発表した。残念だが、やむを得ないか・・・

http://www.ohmitetudo.co.jp/file/railway-jizakeunkouchushi2020.pdf