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◇ 新装富山駅 ◇
街が変わっても変化が遅れていたのが富山駅。それが北陸新幹線の開業で高架化し一変。開業後も仕上げの工事は続いており、このほど駅1階を貫く路面軌道が完成した。3/21(土)から直通運転を開始している。つまりは新線開業なので、北陸地区の一般鉄軌道乗車完乗維持が富山来訪の主目的。駅の北側にはJR富山港線が転じて駅付近を敷き直した富山ライトレールがあり、駅南側の富山地方鉄道市内線との直通運転の直前に富山地方鉄道と合併している。
◇ 「富山駅」電停 ◇
さてどんな構造になっているのかと興味津々だったが、南北に分かれた電停と、電停中央の踏切が近未来的だと、SNSで早くも話題になっていた。
「富山駅」電停は6面2線 !? 電停中央の構内(?)踏切を境に南側が「富山大学前」行きと「南富山駅前」行き、北側が「岩瀬浜」行きに分かれている。
先ずは「岩瀬浜」行きホームを外(北側)から観察。右8番線は富山大学前発の電車、左5番線は南富山発と環状線からの直通電車が停車する。でもこれ、6・7番線を乗車ホームにした方が良くない?
次は南側から観察。電車が止まっているので判り易いだろうけど、右1番線が「南富山駅前」行き8005号車、左側4番線が「富山大学前」行き7018号車。真ん中のホームの左側3番線は「環状線」。それは途中まで「富山大学前」行きと同じ線路を走るから。判り難いが電停の前には踏切。撮っているのも踏切から。
電車が無ければこの状態。1・2番線の奥が5・6番線。3・4番線の奥が7・8番線。そしてその間には構内(?)踏切。この踏切を通るのは基本「岩瀬浜」発着電車のみ。ちょとボケてますなぁ。
これが踏切。遮断機が無いので係員が(今は)常駐。コークリート剥き出しの天井部とモノトーンの電停のデザインが溶け合ってイイ感じ。ところで、さてコンクリート剥き出しの天井部って、一体何なのか判る?
◇ 高架橋が丸見え ◇
踏切の写真をよくご覧あれ。中央の空を挟んで左側が北陸新幹線、右側が在来線。その2つの高架橋が素のまま見えている。そしてその高架橋を大きく覆う大屋根が、空に在る。だから雨は入ってこない。凄いデザインだなぁ~(大阪駅に似ている?)
この場所や電停の上は高架橋が丸見えのまま。踏切向こうの右側は未だ工事中だが4/27開業だとか。
ところでこの踏切、遮断時は線路横のポールが赤く光るのが有名になっているが、手前に歩行者信号機がある。駅南側には歩行者信号機だけの踏切が連続する。ちょっと信号機が目立ちにくい。
◇ サクラサク ◇
暖冬を象徴するかのように、既に桜が咲いている。折角なので駅前の光景を何枚か撮影。
電停の2線が埋まっているので、環状線電車が入線待ち。右側手前の2本の軌道は、最右が南富山駅前方面,真ん中は環状線と富山大学前方面用。
富山大学前行き7018号車が発車したので、やっと環状線電車が入線できる状態になった。
◇ 富山地方鉄道市内線富山駅電停 ◇
時刻表&路線図を撮ってきたので参考までに。高頻度運転だと云うことがよく判る。
◇ 踏切はビデオ撮りメイン ◇
今回はビデオ撮りがメインの訪問。
*踏切の動作シーンはこちら
◇ レトロ電車は? ◇
富山と云えば4日前に新型コロナの初感染が確認されたばかりで、まだ様子見の段階なのかな、と思って待っていると、レトロ電車は来ない。観光案内所で確認すると、運休とのこと。昨今の状況なので運休自体は止むを得ないのだが、HPを見ても実に判り難い案内の仕方。一応、3/5から車輌点検の都合のため代替車輌で運行とあるのだが、かなり探らないと見つけられなかった。(代替車輌も運行されてるのかどうか疑問?)
⇒ 弾丸撮影ツアー=mini=17 へ続く