気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

一番近くの電鐘式踏切 京福電気鉄道西院駅

◇ なんか最近 踏切に凝ってる? ◇

 凝ってる訳や無いンやけど、昔の踏切がほとんど残ってないんで記録してんねん。集めた種類はこの通り。
*電鈴式:熊本電鉄 ▼  この間の弾丸ツアーで熊本にも偶然寄れた

*交流電鐘式:三井化学専用鉄道  廃止前に撮りに行ったら偶然其処に!

*電鐘式:三岐鉄道 この間のヤツ

 あとは西院で、録りたい所は取り敢えず揃うかな。
 ついでにもう一つ、正反対の新しい踏切を紹介。近未来的と話題の富山地方鉄道市内線富山駅電停の踏切。これは見応えあった。

◇ へー そんなけしか踏切残って無いンや ◇

 ちゃうて、踏切のあの音のこと。今は踏切警報機の上にスピーカーが付いていて、遮断機が降りると音は小さくなるやろ。でもそれ以前は鐘や鈴を叩いて鳴らしてた。聞いてみれば思い出すって。

◇ 踏切で降参してる人が鐘も叩いてたの? ◇

 降参て、白旗かいな。古いコト知ってんな。昔は人が踏切の上げ下げしてて、踏切を降ろしたらOKの合図を白旗振って伝えてたからな。自分、見かけによらず年増?

◇ 失礼ね!博学なだけ! ◇

 さいでっか。えっと、踏切の鐘や鈴は叩く機械と一体になってて、踏切警報機の上に付いてたんや。西院駅の写真見てみ。
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 右の柱に丸っこいモノが付いてるやろ。あれが電鐘式踏切警音機。因みに西院の読みは、地名の昔の読みと嵐電の駅が「さい」、地名の公称と阪急の駅は「さいいん」。頑なに古い読みを守ってるのが京都らしくてエエンとちゃう。

◇ 踏切無いやん ◇

 踏切警報機の、黄色いペケやろ。ここは踏切信号があるんで、踏切警報機は無くてもいいみたい。踏切信号自体が珍しい存在やろけどね。道路の反対側はこんな感じ。踏切警音機は左上にある。下の駅の花壇は立入禁止。何も書いてないから、撮ってるとつい入りたくなるけど、アカンで。
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花壇立入禁止って よく判ったね ◇

 運転士に注意された・・・ いや、その、なんや、そういうこっちゃ。(立入禁止って書いててくれたらエエのに・・・)

◇ ところで嵐電って? ◇

 細かい経歴は省くけど、開業時嵐山電気軌道。略して嵐電。それが紆余曲折あって京福電気鉄道嵐山線北野線となった。電車にも京福電鉄の社紋が貼ってあったし。でも福井地区の越前本線の正面衝突事故の関係で、嵐電としてイメージを刷新したんとちゃうかな。昔の電車のスタイルが無くなったんは残念やけど。

◇ 線路の中に何か有るよ ◇

 踏切の動きも観察してたらこうやった。
1)駅前後の踏切の音が聞こえてくる
2)線路の間の列車方向指示器の「赤い矢印」が点灯し「黄ランプ」が廻り出す
3)踏切信号が「黄」に変わると同時に警音機が作動
4)路面電車用信号機(歩行者用交通信号灯器利用)が進行を現示
 遮断器が無いので道路に引かれた白線(踏切が閉まると赤く点滅)で待つンやけど、白線が線路に近いので間際を電車が通るので結構危ない。今一歩遠ざけた方が良さそうやけど。

 ま、こっちで音と動きを聞いて見てみて ⇒