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◇ 密を避け ひっそりオープン ◇
本来なら開業120周年のセレモニーと共に、華々しくオープンさせたかったに違いない。ご多分に漏れず新型コロナ禍の影響を受け、5/31に雨の中を最小限の関係者達だけが集まってのオープンとなった。駆け付けたいところだが、日野は遠い・・・
◇ 翌週は好天 ◇ (取材日:2020.6/7)
何か知らんがやけにエエ天気。先ずは全容を撮ろうと、車や人の居なくなる瞬間を狙っていたが、なかなかそうも行かない。そのうち軽バンが停車し、あ~あと思っていたら、資料展示室の管理人だった。
駅舎も綺麗に整備されているので、実に統一感がある。
◇ タッグローダー ◇
展示の目玉がこれ、タッグローダー。ただの目玉ではないので大目玉と書きたいところだが、なんで怒られなあかんねん。
実は “すいてつ” はタッグローダーには縁が無い。いつも見ていた貨車移動機は吹田のアサヒビールのアント。このタッグローダーよりは小さかったかな。でもビール満載のワムを10輛以上牽っぱってたから、結構な力持ち。
それにしてもいくら貴重とは云え、地味な存在をよく目玉に据えたもの。
機構が剥き出しなので、何となく操作方法が解るような気がする。
アントには自動連結器が付いていたが、このタッグローダーには見あたらない。
前後端にある柱を自連の下から入れ込むのかな?
ラジエーター内のエンジンは何処まで修復されてるんだろう。
◇ 鉄道資料展示室 ◇ 開館時間:9時~17時 無料
元は観光案内所だったそうだが、どんな姿だったっけ?
正式にはタッグローダーを含めての全施設が「日野駅 鉄道ミュージアム」で、この建屋が「鉄道資料展示室」らしい。
時計がちょっと不釣り合いで邪魔。でもこの案内幕(?)は実にセンスが良い。
中に入ると大きな年表が掲げてあるのが目に入る。日野駅の複線化・・・間違いではないけども、対向設備の新設という表現の方が相応しくない?
古い電車・機関車も展示されているが、 “すいてつ” が縁があったのは、500形とLEカーだけ。
展示の空間の奥には倉庫? その扉には四季の写真が。
ショーケースは3ヶ置かれており、使い込まれた年代物が並んでいる。しかし、目覚まし時計には違和感。
壁には古い駅名標や標識類。割と最近まで現役だっただけに状態は悪くない。
資料室内の目玉は閉塞機かな。これ、相当重いらしい。
閉塞機の中が覗けるようにしてあるのは面白い。動作させてみて欲しいもの。
展示物は多くはないものの、統一感があり好いと思う。是非一度お越しあれ。
<完>
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