◇ 講習中止 ◇
毎年春秋の2回に分けて行われている講習会が、今年の春は新型コロナ禍の影響で中止となった。え~既に3年毎の期日過ぎてるのに・・・っと、これは内緒。
危険物取扱者保安講習。危険物取扱者免状を持つ者は、3年毎に講習を受ける義務がある。例年は消防本部の大講義室や幾らかの施設を借りての講習なのだが受講者は多いので、受付が始まったらすぐに申し込まないとあらぬ箇所で受ける羽目になる。受けとかないと消防署の立ち入りの際、一所懸命言い訳せねばならなくなる・・・
◇ 講習再開 ◇
秋の講習はどうなることかと見守っていると、無事受付が始まった。さて、何日の講習を申し込もうか・・・何だ、これは?
消防本部の大講義室での開講は無くなり、全て外部施設での開講となって、しかも1回当たりの人数もかなり絞られている。なので開講数が矢鱈多い。さぁ、何処で何時受けよう?
◇ 滋賀県立男女共同参画センター ◇
結局受けた場所は男女共同参画センターという、解ったような解らぬような名称の施設(勝手にリンク)。此処でのこの日の講習は午前・午後の2部あり、受けたのは午前の部の方。講習会場は大ホール(定員500人)だった。
◇ 感染対策 ①:検温・エタノール殺菌・マスク着用 ◇
エタノール殺菌は施設へ入館する際に済ませておくべきものなので、受付で行われていたのは検温のみ。そしてマスク着用は、この様な場面では もう当たり前になった。受付は最近よく見掛けるようになったアクリル板越しに行われ、どこか昔の駅の切符売り場を感じさせなくも無い。
◇ 感染対策 ②:ソーシャルディスタンス ◇
受付時に番号札を渡され、その番号の席に着いてくれと云われる。で、その席がどの様に配置されているかというと、これが呆気にとられる状態。何で均等に配置しない?(椅子が起こされている箇所が着座指定位置で、テキストが先に配られている)最初に入った受講者は担当者に苦情を申し立てている。そりゃそうなるわな。
どうもこのホールでの収容数を100人に設定し、午前は全部,午後は後部と分けたらしい。だがこの詰め方が正しいなら、もっと入るだろ。収容人数を適切にせず、矢鱈講習回数を増やすのは無駄。受講手数料を支払っているとは云うものの、基本的にホールの利用料金は税金も投入されているはず。そうで無くとも経費を削減するに越したことは無い。公の機関の従事者は、これだから・・・
もし100人という収容人数が正しいのなら、午前と午後も同人数収容すれば良いだろ。気になるなら午前と午後で使用する座席を半ピッチずらせば良い。全く、何を考えてるのか。行き当たりばったりで行動してるとしか思えない。
だが、開講まで10数分ほどになった時点では もう間に合わない。広いホールなのに前方に固まって座るという、3密の限界に挑戦するような異様な光景での講習となった。
◇ 感染対策 ③:分散退出 ◇
講習が終わると受講印が押された危険物取扱者免状を受け取って解散となるのだが、出口に近い側からの案内となった。いつもはそれで良かったのかも知らないし、一見、当たり前のように思えるかも知れないが、受付順に帰すのがスジだろ。座席も指定してあるんだし、混乱するはず無い。50人という人数だから不満顔のままで済んだのだろうが、小手際の対応しかしていないことがこれで良く判る。
◇ 感染対策 ④:免状の各自受け取り ◇
受付机にはアイウエオ順に免状が置かれ、各自確認して持って行ってくれ、となっている。確かに今まではそうだったが、これも③と同様、何も考えられていない。③で番号順に退出させ、免状も番号順に並べておけば、スムーズに事は進む。自分の免状を探す事で列が詰まることも無い(3密回避)。そもそもアイウエオ順に並べるのも手間だったはず。免状は確認をとって裏に受講印を押すだけなんだし、受付順に対応してるはず。こんな、頭を使わない連中に我々の税金が使われていると考えると、誠に腹が立つ。