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◇ 3号車:「明星」 ◇
3号車のリクライニングシートの先で明るく輝いていたのがフリースペース「明星」。扉(扉の位置はタネ車のまま)から車端にかけての、そこそこ広い空間なのだが、「遊星」を見てしまうと狭く感じてしまう。でもそれがテーブル一つだけレイアウトと相俟って、かなりロマンチック・・・の空間のハズだった。
照明を見ればロマンチックにデザインされているのは解ってもらえるだろう。だがしかし、泣く子と新型コロナ禍には勝てぬ。非情な衝立と座れぬチェアー(1脚空けて座るべし)。浮いたデザインだなと思ってはいた(脚の白色が変)が、やはりこの衝立は後付けだった。(パンフレットには無い)
でも衝立に描かれた「明星」「マスク」「距離」。いいなぁ、これ。欲しい! 売れるんちゃう? そしてこのチェアーに座ってみたい !?
◇ 4号車:「遊星」1! ◇ 話の流れで先ずは衝立から
各車の扉上にある路線図・・・では無く編成案内。此処は間違いなく4号車。4号車に有るものは「遊星」とトイレのみ !?
「WestExpress銀河」が6輛編成だなんて勿体ない。是非8輛編成に増結を!
さて、「遊星」には4ヶのボックス席がある。滅茶苦茶ゆったりしていて、充分にくつろげる形状をしている。大きい背ずりは空洞で、其所は荷物置き場? そして広いテーブルの真ん中には、非情な衝立・・・
「明星」の衝立のデザインの方が好きかな。この衝立があるため、このボックス席からの眺望が利かなくなってしまっている。
衝立は下部が刳り抜かれている。テーブルの真ん中には盤面が刻印されており、将棋やチェスなどが楽しめるようになっているので、そのための配慮。でも駒は持参する必要がある。そのためだろう、誰1人ゲームに興じてはいなかった。そりゃそうだろうなぁ。「WestExpress銀河」に乗車するのに、駒を持って来る人など いいひんもん。
◇ 4号車:「遊星」2! ◇ バーチャル星空
4号車にあって、目玉の一つでありながら目立たないのがバーチャル星空。VRゴーグルが2ヶ備え付けられている。白いコードはUSBケーブルで、役目は単なる充電コード。
体験してみると、3ヶの映像が用意されていた。1ヶは1分ほどの、素の星空。もう1ヶは解説付きの6分ほどの映像で、プラネタリウムのような感じ。もう1ヶは星空がテーマの6分ほどの物語で、これはバーチャルにはなっていない。星取県ならぬ鳥取県の提供。
⇒次篇に続く