前回のまとめの記事はこちら。
◇ 乗継ぎ路線の乗車を再検討 ◇
夏には「お盆ゴールデンパス」を使って、守山-堅田-浜大津-石山-瀬田-南草津-草津・守山-野洲-近江八幡とバス路線を乗継いだが、路線はあってもどうしても乗れない区間があった。対象外路線を使う手もあるが、フリーパスありきで始めた企画なので、フリーパス対象路線限定で乗継ぎたい。そんな訳で前回乗り残している区間は此処。
※ 草津 ⇒ 守山
※ 近江八幡以遠(近江八幡 ⇒ 八日市が乗継げない)
フトしたことから “ちょこっとバス” の一日乗車券を使ってバス巡りすることになり、その一環で近江八幡 ⇒ 八日市をついに乗車することになった! その日の終わりには八日市-能登川も乗車。こうなると草津 ⇒ 守山も乗らない訳にはいかない。フリーパスがあれば安く済むが、次の発売を待つのもじれったくなり、とうとう行動に出てしまった!
(その辺の処の経緯はこちら ↓ )
◇ 下物停留所 ◇
「おろしも」と読む。難読停留所。ひたすらチャリンコを漕ぐ。草津駅からは20分少々で辿り着けた。今の時期は丁度朝日が昇る頃。シルエットは近江富士。
芦浦町交差点を琵琶湖方向に曲がると「下物」。其処は集落のやや外れの不思議な空間。四角いスペースの角に自転車置き場が併設された待合室、その反対側に停留所の標識。(写真の上は待合室側から撮ったもの)標識は何故か2本あり右が「守山駅」行き。バスは土休日に1本のみで、「守山駅」から来る便は無い。
バスは発車5分前にやって来た。何で「杉江循環線」表示? 難乗車線の有り難みが無い・・・ 発車直前には3分続行となる「草津駅西口」行きのバスが回送されてきた。この縦列駐車も土休日限定一度だけの光景となる。
ICOCAが使えないのが不便。まあ、それ以前にICカード対応バス路線自体が未だ少ないけど。路線の車窓は見慣れた景色だが、難乗路線を制覇した満足感はそこそこ大きい。
*下物 640-704 守山駅(下物線)¥370
◇ 守山の隠れ改札 ◇
橋上駅へと向かう立派な階段とエスカレーター。だが人々は横のコンビニに吸い込まれていく。ひょっとして切符はコンビニで売ってんの? 実はコンビニでは切符ではなく改札機を売ってる・・・はずはなく、直通の改札機が設置してある。ICカード専用だが上りホームへ直接入出場出来る。これは便利。但し今度乗るのは下り電車やけど。京都駅にも同じ様なのがあるなぁ。これをホーム側から見るとこんな感じ。
向かう先は草津なので、どうせならと「草津・栗東・守山くるっとバス」利用も考えてもみたが、いい便がなかった。
*守山 716=JR=719 草津
さてチャリンコを取りに行かねば・・・いや違う、草津-下物を乗車しないと草津-守山をバス路線で繋いだことにはならない。幸い下物は琵琶湖博物館が終点である烏丸下物線の途中停留所で、草津からは便数が多く朝夕には「下物」行きも設定されているので不便はない。
◇ 再び下物へ ◇
次の便は丁度「下物」行き。なかなか好いネタ具合。ただ乗客は少ない。琵琶湖博物館行きなら乗客も多いだろうけど。車内は今まで見たことも無い様なレイアウト。椅子が一脚少ない? 何であんな処に広く荷物置き場が・・・
*草津駅西口 740-759 下物(烏丸下物線)¥360
相変わらず車窓は見慣れた景色だが、兎に角これで草津-守山間が乗車バス路線で繋がり、とうとう大津-近江八幡間制覇! その記念に今乗ったバスを乗降側から撮影! って何の関係があんねん!(載せてるし)
さてチャリンコで今度は黙々と帰る。良い季候なのだけは幸い。無事帰着したのは好いが、何かもの足らない気分。そうだ、この際草津-守山直通のコミュニティバスにも乗ってしまおう!
◇ 草津・栗東・守山くるっとバス ◇
3市が連携して運行される珍しいバス。主体はどうも草津のまめバスのようだ。使用されるバス自体は専用車のようで「くるっとバス」と書かれている。2扉の日野ポンチョ(ロングと言うそうな)は以前にも乗ったこともあるが、車内から見るとドアだらけの印象がある。
バスは休日運休なので利用の場合は要注意。土曜日運休も多い。草津-守山のもう一つの路線の宅屋線は、全便土曜日も運休となる。
*草津駅西口 915-1007 守山駅西口(大宝循環線)¥200
こちらは守山に着いてから撮ったもの。バスの外観がよく判る。
以前にあった草津-守山の近江鉄道バスを偲びながら乗車したが、以前とはかけ離れたルート選定。大宝地区のランドマーク(?)の大宝神社には近寄らない。大宝神社の創立は701年=大宝元年で、由緒ある神社。でも全然参ったことないなあ。ここらは古い寺社仏閣が多く、それが当たり前になってしまっている。家近所のやはり古い神社の祭にはいっとき参加していたが、御輿って見た目以上に重いし、背が高めなので荷が多く掛かり負担がキツイ。ほとんど担がず一緒に歩くだけでお振る舞いにばかりありついている輩も見受けられ、阿呆らしくなる。
少々話が脱線したが、上記の通り草津-守山のミッシングリンクを無事埋めることが出来た。もう一つのミッシングリンクは先に述べた近江八幡-八日市。さてその顛末は?