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◇ 式典直前 ◇
公開日はクラウドファンディングで予告されていた通り2019.12/21。 “すいてつ” は支援に加わったので「近江鉄道ED314一般公開記念式典」の開催連絡をメールで受けた。14:30~受付で15:00に式典開始。なんか中途半端な時刻。なおこれはクラウドファンディングでも新着情報として載っていたので、公開の情報。混んだら嫌だなと思って1時間半前に立ち寄ってみると、一般者は誰も居ない。受付直前(写真)でも10数名ほどの一般者がゲート前を屯している程度。これなら落ち着いて式典に参加できそう。
◇ 式典スケジュール ◇
挨拶の後にテープカットでは無くテープカットが先。歌やダンスもあり来賓祝辞が後半とはなかなか斬新。
◇ テープカット ◇
主催者の方々に関する情報はクラウドファンディングの方を見て貰う方が良いだろうから省略。そもそもこの記事を読んでくれる人は、ED31を見たいハズ。ンな訳で、一足飛びにテープカットの画面へ。乗っているのは近江酒造㈱の社長さんかな。
テープカット・お披露目は機関車の番号に合わせ、午後3時14分に行われた。これが式典開始時刻が15時となった理由。因みに左端が代表:パン・ジュイン氏、隣が東近江市観光協会長:喜多良道氏、右端がチーム学生リーダーの藤村翔太氏。機関車の此方側はワックスが塗られているので、重厚に感じる。
◇ オープニングイベント歌披露 ◇
プロジェクト理事でありびわこ学院大学専任講師でもある内山育子氏による歌披露。曲はCon Te Partiro。声量抜群だった。
◇ 来賓祝辞 ◇
学校行事では退屈になりがちなこの場面。いやそれがなかなか聞き応えあった。ビデオに全く撮らなかったのは失敗だった。近江鉄道㈱の廃線の危機を絡めた東近江市長(写真)の挨拶は、ED31にかける意気込みも強かったし、観光協会長は名物会長?本音をさらけ出すような挨拶も面白かった。一方近江鉄道㈱の挨拶には一歩踏み込んだものが無く、残念。これには親会社の意向に配慮せざるを得なかったという声も。
◇ 祝電・メッセージ披露 ◇
近江鉄道存続の法定協議会長:滋賀県三日月知事からのメッセージ。存続には前向きらしいが、地域へ負担の覚悟も求めている。近江鉄道沿線で無い首長から冷たい視線が注がれたりもしてるし。(沿線なのに冷たい首長もいるくらい)
◇ 祝杯 ◇
普通こういう式典で祝杯を挙げるのかどうかは知らないが、場所が近江酒造㈱だからだろうか。アルコール不可の方々のお猪口にはお茶が配られ、イザ乾杯! なお “すいてつ” も祝杯を挙げているので、これは動画からの切り出し。右側に映っているのはプロジェクトチーム専属カメラマン(?)の某氏。近江鉄道撮影では一目置かれる存在の自然撮影派。
嬉しいことにお猪口はこの日の為に焼かれたもので持ち帰り自由。これ、記念品として販売出来そう。でもボトルって? すでに機関酒を計画中?
此処までのところは此方で動画を配信中。記事では触れなかったダンスもあり。 ⇒
◇ 記念撮影 ◇
16時頃、式典参加者皆で記念撮影。その後は撮影会となった。右端に置かれたヘルメットが非常に気になる。おや、梯子も。
◇ 内部見学会も! ◇
16:20頃には機関車内部も公開された! ヘルメット近くで密かに(?)待機していた “すいてつ” は、真っ先に突入。入れ替わりのタイミングを待ってしっかり撮影。左隅が運転席。前方の見通しは悪そう。
内部見学が可能となったのは関係者の方々のご尽力のおかげ。何でも近江鉄道㈱様が運搬前にアスベストを除去して下さったとか。感謝感激雨あられ(古!)とはこのこと。アスベストはどれ位使われていたのだろう。機器にも使われていたのであれば、もし動態に戻すことになった場合、絶縁・遮熱対策が必要となる。
下の記念プレートはも支援者へのリピートの一つ。支援額は¥100,000。有り難うございます。
◇ 寄付 ◇
すでに式典自体は終了しているので退出は自由。ゲート付近ではメンバーが寄付を呼びかける。記念のお猪口を頂いておいて、そのまま帰る訳にもいかない。ささやかながら寄付いたしました。
◇ あるがままに・・・ ◇
喧噪が去った翌日、古典機は静かにその場に佇んでいた。気品が漂うその姿は矍鑠としている。願わくはもう一度本線を走らせてやりたい。
<完>