前年の記録 ⇒
誤りがあったのでこっそり訂正済。
※ 33回忌は5/14(日)。2日早く参拝。
● 鉄道ヘッド-マークデザイン優秀作品取付中 ● SKR401号信楽側
只今別プランを実践中(後日投稿予定)。草津線からの乗換えで先ず信楽駅を目指す。信楽高原鐵道の運用車輌はロングシートのSKR401号車だった。貴生川側の車端はイラスト付き。
この401号車は連続テレビ小説「スカーレット」のラッピングを纏っていた当該車輌。サイン色紙が飾られている。
窓上の広告枠には児童の絵画がズラリ。
・・・何か様子がおかしい。貫通扉にちょこっと丸く白いのが見えてる。ひょっとしてHM付き? 取付期間は5/7までの予定と聞いてたが、5/14その日まで延長するつもりなのかも。あとで信楽で撮ろっと。
・貴生川11:24-11:48信楽:529D
● 信楽駅 ● 大狸は裸がお嫌い?
到着した乗降ホームには記念プレートがあるが、記念撮影するにはホームがチト狭いな。
今は使われていない対向ホーム(立入不可)に居並ぶ狸は有名だが、増えてってない?
駅玄関には電気自動車COMSが展示されてる・・・いや違う、レンタルや。限定2台。
駅前の大狸は忍者姿。でもクリスマスには確かサンタ姿だったはずやし、ひょっとして今は年がら年中コスチューム姿なんやろか。
● 慰霊碑参拝 ● 紫香楽宮跡駅へ
別プランが予定通り一段落したので紫香楽宮跡駅まで列車で移動する。列車はまだ到着してないので入線シーンを狙ってみる。信楽駅の対向ホームが立入不可なので駅外から構えたが、少々苦しい撮影。 (信楽 535D 14:48)
紫香楽宮跡駅から慰霊碑までは約550m。いつものように国道307号の路側を歩くが、道路の線形が良く飛ばしよるのがかなんわ。
この日は法要の前々日なので花束こそ供えられているものの千羽鶴等は無し。元々此処には安全の鐘が吊されていたが、今どこにあるんやろか。
● 消えた不動寺 ● 慰霊堂の移築先
事故現場に建立されている慰霊碑は三回忌に除幕されているが、それまでは木製の慰霊堂が建てられていた。その慰霊堂は事故現場近くの紫雲山聖武院不動寺に移築されているらしい(網谷りょういち著『信楽高原鐵道事故』(日本経済評論社)309頁)。遅まきながらだが参拝してこようと思う。
www.google.com
事故現場の直ぐ近くの滋賀サファリ博物館の脇の道路を入っていく。東海自然歩道の道標には「紫香楽宮跡0.7km」と書かれている。
真っ直ぐ300m進んだ右側に不動寺はあるはず・・・(右の舗装道が来た道)
廃寺となっていた・・・跡形も無い。
改めて検索してみても何の情報もない。Googleマップの航空写真やストリートビューには不動寺が写っている。何があったかは知る由も無いが無念極まりない思いに囚われる。仕方ない、予定通り信楽駅に戻ろう。
紫香楽宮跡駅までは元来た道を戻る方が近い。約700m。国道307号の路側を嫌う場合は牧甲西線(県道53号)経由で800mとなる。実は後者のルートは紫香楽宮跡(遺跡)への道でもあるが、もう “すいてつ” が此処を訪れることは無いだろう。
● SKR401号を撮ろう! ● HM姿見納め
貴生川から列車が戻って来た。もうちょっとで正面順光・・・ (535D 紫香楽宮跡 15:38)
折返しの540Dは信楽発16:04と16分あるので、駅近くの踏切まで行って後追い撮影しようと思ったのだが車輌は車庫に引き上げてしまった・・・
ガッカリしながら駅係員に不動寺のことを尋ねてみたのだが、家屋の奥にひっそりと佇む寺院だったからだろうか、近くの集落に住まいしてるが分からないという返事。ならば近くにある信楽焼ミュージアムで聞いてみようかと駅を出たところ、SKR401号がSKR501号を増結してホームに戻ってきた! なるほど、増結車を車庫から出してくるより、車庫まで増結車をくっつけに行った方が段取りが良い訳か・・・ すぐさま駅の外れまで行って撮影ポイントを品定め。上手い具合に2輌編成が収まってくれた。 (信楽 540D 16:05)
● セーフティーしがらき ● 風化しつつある事故の悲惨さ
何だこれは。お土産品に侵食されてしまっている。肝心の事故遺品展示物(左側)の前にワイヤーネットが置かれ、見学する場合は窮屈。こんなんでいいのか?
もう常にこの状態なのだろう。最近追加された展示物の前には邪魔が無いが、単に展示するときに(作業の邪魔なので)退けたから?
現状を見る限り、過去の事故より今を伝える方に重きが置かれてるように感じざるを得ない。
● 鉄道グッズ ● 改札横
幅を効かせる土産物以外に鉄道グッズも販売されている。
サボ類は金属製だが意匠はフィルム?
レールの文鎮(?)は品切れ中。どうとでもなりそうな気もするけど。ひょっとしてこのケースに収まるサイズのレールが底をついた?
ビックリしたのが制輪子(ブレーキシュー)。流石に重い! ¥3000は安い?
“すいてつ” は参加してないが、鉄印帳も何種類か。(駅事務所内)
● 信楽焼ミュージアム ● 不動寺の情報を得る
写真右端の白い看板と民家との間の奥に三角屋根の信楽駅が遠望出来る。駅から約200m。
入館(無料)時に窓口氏に不動寺のことを尋ねてみたら、直ぐに返事が返ってきた。当時の住職がだいぶ前に早逝(←正しくは早世)されて慰霊祭も行われなくなり、継ぐ者も無いので寺院も無くなってしまったとの事。もっと早く、そして毎年不動寺を訪れておくべきだった。無念。
焼き物に関しては “すいてつ” は門外漢だが、その凄さは素人目にも感じるものがある。信楽に行かれた際には訪れられたら如何だろうか(他にも無料の施設はたんまりあるけど)。
入口直ぐにはデカイ焼き物。(土器やないで)
信楽焼の始まり。
登り窯の登場。
信楽焼の定義。
日本六古窯。
近代の信楽焼。
信楽焼の運搬。ここで信楽線が重要な役割を担う。陶器専用の「ポ」という有蓋貨車もあったそうだし。
それにしてもあの急勾配をよくもC58に牽かせたものだ。陶器を積むのは下り坂の上り列車で、坂を上る下り列車の貨車は空荷だったにせよ。
<終>