◇ 「虹たび」号の運用を終えて ◇
「虹たび」号の役目を終えて彦根車庫に留置されていた頃の姿は、痛々しいものでした。
ラッピングを剥がされる時に塗装も剥げたんですね。まさかこのまま運用に就く事は無かろうと思われましたが、放置された状態が続きます。
◇ 「あかね号」塗装に! ◇
901Fがやっと車庫内に入り、塗装された姿を見て皆仰天!なんと「あかね号」塗装へと変化を遂げていました。
さてこうなると気になるのは、元祖「あかね号」塗装の701F。次の置き換え対象との噂もあったので、地酒電車の撮影と古典電機の様子見を兼ねて、週末毎に彦根を訪れる事になります。
◇ 901F引退 701Fが塗装継承 公式発表へ ◇
近江鉄道のホームページでは、2/13付で上記の旨発表がなされました。901Fは5/6の運転をもって引退。701Fは2/16から運用に就くと記載されています。901Fは3/1よりラストラン幕へ切り替わり、運転席扉後ろにはステッカーを掲出とあります。「春」「秋」幕を撮り逃した! と思っても、もう後の祭りです。
一方701Fは最初どの運用に就くのか? これは当日の様子を見るしか無いな、と考えるところですが、意外なところに答えがありました。
◇ 青春21文字プロジェクト ◇
「青春21文字のメッセージ」の優秀作品を、901Fに掲出するという記事が、近江鉄道のホームページ内に載っています。またそれだけで無く、901Fの時刻も載っている(16・17日だけ)ではありませんか。この記事と引退の記事が、別のところに掲載されているのは判り辛いですね。
◇ モハ226+ホキ工臨 ◇
さてその901Fが初運用と、公式発表されている当日。訳あって早く訪れてしまった近江鉄道で、ウロウロしながらTwitterを見ると、工臨運転の情報が!どうせならもう少し早く来てれば、走行シーンを撮れたのに、とまたもや後悔です。
工臨は休日は此処に留置されるんですね。ホキ1輛の姿は珍しいそうです。情報を知った方々が次々と現れては撮影していきます。なおこの列車は夜の内にバラスを下ろし、夜明けまでに彦根に帰っていきました。
◇ 近江の地酒電車 ◇
901Fに先行して近江の地酒電車がやって来ます。此処での撮影はモハ220形の旅客現役以来、地酒電車は901Fの練習列車となってしまいました・・・
陽は既に傾いており山蔭となるのが辛いところです。河辺の森辺りへ向かうつもりでしたが、これも訳あってボツリました。この時向こうの方では2名がカメラを向けていましたが、地酒電車が通った後は帰って行きます。近江鉄道のホームページに載っている、901Fの時刻には気付いてないようです。
◇ 901F登場 ◇
向かってくるところをビデオ併撮で撮った後、スマホでバックショット。一か八かですが、珍しくちゃんと写ってくれました。
窓廻りは黒い方が良いなぁ、腰のステンの飾り帯は邪魔だなぁ、と注文を付けたくなりますが、塗装を継承という前向きな判断は評価すべきなのでしょうね。
◇ 今だけの並び? ◇
901Fは近江八幡で折返し、約1時間後に八日市に戻ってきます。その時の光景がこれ。
恐らくは今だけと思われる809Fの無板と、時期限定の「ひなまつり」HM付編成との並びです。かなり希少な組み合わせだと思うのですが、誰も狙ってません。皆は701Fとの並びには夢中になるものの、他は意識してないようです。
「あかね号」塗装の新旧編成(901F&701F)は、この日は日野で18時半に並びましたが、何せ真っ暗。諦めました・・・
◇ 動画もどうぞ ◇
普段はあまり再生回数が伸びない近江鉄道の動画なのですが、この901Fはそこそこ注目を浴びていると見え、順調な滑り出しです。ビデオ併撮はいつもセッティングに手を取られますが、再生回数が伸びる=見て頂けているのは励みになります。