気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

近江鉄道グループ ありがとうフェスタ 2019  (5/18)

◇ 判り易いが判り難い開催場所 ◇

 彦根駅東側(近江鉄道では山側と称す)に近江鉄道本社&車庫&駐車場はあるが、そちらではなく西口(近江鉄道では川側と称す)のタイムズ彦根駅西口駐車場で開催。多分だけど、元近江鉄道バスの用地。上り電車だと彦根駅到着時に目に入るので判り易い。駅の跨線橋から見るとこんな感じ。

f:id:hato_express:20190519124649j:plain
 ただこの場所、駅を出て真っ直ぐ、と言う訳にはいかない。線路に沿う道路と西口駐車場の間は細長いバスターミナル用地。横断出来ない以前に駐車場への入り口が無い。上の写真で言えば黄色いアーチが入り口。一度琵琶湖側へ向かってから左折する形になる。
 この辺のところは主催者側も良く心得ているものと見え、要所要所に誘導矢印をぶら下げた係員が多く立たれていた。女性の方が多いのにビックリ。家族総出なのかバス好きのボランティアが多いのか、ともかくお疲れ様です。

◇ 予想以上に多かった来場者 ◇

 実は “すいてつ” はこの催しに訪れるのは初めて。事前の案内から近江鉄道バスがメインと判断出来たのでファンが多くを占めると思ったのだが、若い家族連れが多く来場している。ファンも結構多いようで、バス人気は “すいてつ” が思っていた以上に高い。
 この様に活気、勢いがあるのは人口の伸びている滋賀県だからかもしれない。大阪のベッドタウンであり千里ニュータウンを抱える実家:吹田では、 昭和の頃は子供に溢れていたように記憶しているが、今や高齢者が目立つ街となっている。
 写真は11時半頃に撮った入り口の光景。結構な数の、帽子を被った係員は皆忙しそう。そして来場者もかなり多い。

f:id:hato_express:20190519132625j:plain
 Googleストリートビューで確認すると、タイムズ彦根駅西口駐車場は有料駐車場なので、囲いやゲートはしっかりした構造になっている。ただこの様な催しのために、一部施設が取り外せるように考慮されている模様。とは云っても設営は大変なハズで、関係者のご苦労が偲べる。

◇ バスメインだが地元も参加 ◇

f:id:hato_express:20190519135121j:plain

 NHKや彦根市その他が参加し、地元のイベントとなっているのは好ましい。到着したのは11時頃なので、ファンが集うグッズ販売コーナー自体は既に落ち着いていたが、ともかく子供は多いので各コーナーとも賑わっている。ステージではゆるキャラが集まってクイズ大会実施中。ブログに上げるのは丁度良い題材。NHKブース近くではどーもくんがウロウロ。退場をもう少し遅らせればひこにゃんにも会えたが、スケジュールを良く見ていなかったので没。

f:id:hato_express:20190519140338j:plain
 会場の奥の方には、こういったイベントではよく見掛けるふわふわドーム。これが無料なのか有料なのかが、都会か否か(田舎?)の見分け方。都会ではこれが立派なアトラクションとして成立するが、地方では当たり前のように無料で置かれていたりする。

近江鉄道も参加 ◇

 鉄道関係の出展は見たところグッズ販売とミニ電車。グッズはサヨナラ『あかね』関係。人気のあるラストラン・キーホルダー売られていた。売り切れている駅も多いようだが、関心のある方は在庫はあるので彦根駅に連絡をどうぞ。ただ間違って琵琶湖線彦根駅の方には連絡しないように。(←JR西日本では駅の電話番号は公表していないようだが)
 ミニ電車は少々角張っている気はするが、見栄えのある形に仕上げられている。目立つ塗装なのでイベントには好適かも。これも乗車無料なのが地方の証し。でも「虹色の旅」って・・・

f:id:hato_express:20190519141634j:plain

◇ 美味しかったジェラート

 飲食品は特に安いというわけでも無く、普通の値段か。一ヶ位なんか食べてみるかと思っていたところに目に入ったのが、ジェラートエストロコンテスト優勝者が出店しているブース。彦根出身で彦根にも店を構えており、店と同じサイズ・金額で提供されていた。

f:id:hato_express:20190519143941j:plain

 シングルで¥500、ダブルで¥600。入賞のピスタチオのみ+¥100。 “すいてつ” はミルクとピスタチオのダブルを頼んで¥700也。しかしピスタチオのダブルでも¥700のはずで、少々腑に落ちない。でも美味しかったのは事実なので、興味のある方は彦根にどうぞ。通販も行っているので、こちらのサイトでご確認を。

◇ さて 購入した物は ◇

 会場には半時間ほど居て退場。滞在時間は短かったけど、来てみて良かったな、と云うのが正直な感想。活気があるとそれだけで元気が貰える気がする。だからこそ何か買おうかな、と云う気になったのかと思う。
 グッズコーナーでは車掌鞄に先ず目が行った。ボロボロだけどこれは価値あり、でも鞄だけでは片手落ち・・・と思って漁っていると、隣の箱の奥には1ヶだけ残っていた改札鋏。切符は無いけど車掌鞄と改札鋏のセット、これで完璧。国鉄バスに遅くまで車掌が乗務していたのを懐かしく思い出す。子供の頃は遊び道具でもよく売られていたけど、今残っていればそっちの方が価値は大!?

f:id:hato_express:20190519145710j:plain

 ガマ口を広げる為のベロ(?)がちゃんと残っている鞄を選択し、〆て¥1,500也。同じモノは鉄道でも使われていたが、鉄道放出品で購入したら結構な金額になるかも。

彦根駅専用幼児きっぷ! ◇

 彦根駅に戻ると、面白いものが。但し近江鉄道では無くJR琵琶湖線の方の彦根駅。幼児は勿論乗車無料なので切符は必要無いけど、職員手作りの切符をお渡ししますよ、と云った内容。お兄ちゃんと同じきっぷが貰える(?)と、大喜びする子の笑顔が見てみたい。それはそうと、旅育なんて初めて目にした。

f:id:hato_express:20190519153658j:plain

◇ 『あかね』号701Fの今 ◇

 12日前を最後に運用を終えた同車が、通称解体線に移されてから車庫線の方に戻っているので、この日のイベントに合わせて何かするのかと思っていたら、何も無し。淡々と処分に向けて行程が進んでいるようだ。近江鉄道では初の高性能車の寿命による引退車。最近の他の車輌と同じように陸送処分されるのだろうか。

f:id:hato_express:20190519160712j:plain

 既に表示幕や床下機器は取り払わている。『あかね』号が最後を迎えていることを実感させられる姿である。やはり陸送処分されるのだろうか。今後も注目である。