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魅惑の停留所探訪 in 東近江:甲津畑線   (東近江ちょこっとバス)

前篇 『 魅惑の停留所探訪 in 東近江:プロローグ 』 はこちら

近江鉄道バス利用が前提? ◇

 「八日市駅」を8時過ぎに出るコミュニティバス路線は多い。だが「永源寺支所」まで行く便が無く、近江鉄道バス御園線利用だと八日市駅 832-856 山上口となる。 (「山上口」~「永源寺支所」間は約200m)次の 910-934 でも良さそうだが、実際には平日は八日市駅周辺は混雑するせいか、バスは遅れて永源寺支所発には間に合っていなかった。ご利用の際はご注意あれ。(「山上新田口」乗換では間に合っている)

◇ 快速に接続 ◇

八日市駅 818-849 如来(南部御園線)

f:id:hato_express:20191023002920j:plain 次に乗る「永源寺支所」発便には時間があるので、途中まで南部御園線を利用することにする。近江鉄道八日市線に1本だけ有る「快速」に接続する形でバスは発車。やはり快速から乗り換えたとみられる乗客で、立ち席まで出た。しかしこの通勤客、「市役所」でごそっと降りる。元気な公僕よ、歩け!
 この時間帯に出るバスの利用者は通勤通学客、そして通院客。他の路線の便を見ても推測出来るがコミュニティバスの設定目的は通院が大きなウエイトを占める様だ。南部御園線の主要な経由地には「東近江総合医療センター」があり、2人ほどが降りた。利用客が少ないのは直前に「東近江総合医療センター」行きの市原線の便が有るから、多分。それにしても何故窓内上の行先表示器を使わないんだろう。
 バスはその先永源寺方向へと向かうが、それも「如来東」まで。ここでバス路線は大きくUターンする。因みに近江鉄道バス御園線の「如来」バス停と「如来東」は ほぼ同じ場所にある。乗降がやや多いのと八日市駅付近の混雑の影響を受け、5分程遅れての到着となった。

永源寺支所って? ◇

 東近江市役所永源寺支所、旧永源寺町役場。とにかく行けば判るだろうと、どんどん歩く。三重とのショートカット路線である421号線は交通量は少なくないのだが、歩き始めの350m程は歩道も無く路側も狭くて難儀した。乗る便の始発停留所の「永源寺支所」までの距離は3.5km。「山上新田口」なら2.5kmだが、時間もあるので始発停留所まで充分歩ける。そうこうするうち異様な建物が見えてきたので恐らくそれだと目星を付ける。この立派さは市町村合併に伴うアメ玉なのではないだろうか。

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如来東 855-935 永源寺支所(徒歩3.5km)
 望遠を効かしているので、スマホの限界が露呈している。

永源寺支所-甲津畑(甲津畑線) ◇

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 大型タクシーのような車輌が担当していた。事前情報がなければ見落とすかもしれない。乗車客は一人だけ。平日なので運ちゃんには少々いぶかしがられていたと思う。路線は山中へと分け入る寸前が終点だが、長閑な景色の中を走るので気持ちが良い。写真の中央奥の集落が終点。背後には登山道が険しい雨乞岳(1,238m)へと連なる山々。県境は近い。
永源寺支所  950-1008 甲津畑

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 終点は集落の中にあり路地も狭いので、一気に眺望が塞がれてしまった。しかしながら迫る山々の威容は其処にある。

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*甲津畑 1010-1028 永源寺支所
 「永源寺支所」まで戻った後は、大山奥へと向かう政所線へと乗継ぐことになる。

⇒ 『 魅惑の停留所探訪 in 東近江:政所線 』 へ続く