前篇はこちら ⇒
● 近江鉄道彦根車庫の西武新2000系 ● 前篇の続き(2024.10/21)
西武新2000系が近江鉄道車庫線内に無事牽き込まれたのを見届けてから彦根駅まで戻ってくると、新2000系を押し入れる作業が丁度始まろうとしていた。予備車線(?)には809F、近江イエローと西武イエローが顔を合わせる。
扉毎に車内に積まれている甲種輸送用の機材をフォークリフトで積み卸しながら、少しづつ車庫に押し入れていく。
地平に移動。扉の位置でフォークリフトが作業中なのが判る。
積み卸しが済み、新2000系が2輌づつに分離された状態。
残り2輌も車庫に押し込まれ、自連から密連への連結器の交換が始まった(重そう~)。下に転がってるのは、102Fに取り付けられていた自連アダプター。
連結器の交換が終わって赤色反射板が取外され、素顔を取り戻した無骨な西武兄弟。
この後車庫線内を連れ廻されたりと色々とあったようだが、 “すいてつ” は程々のところで撤収した。
そして一週間後の10/28・・・
● ハロウィン快速 ● 50レ
朝から雨だったので、近江八幡への送り込み列車(どちらかと云うと快速の方が撤収列車やけど)は屋根下で撮影。 (901F 5905レ 市辺 7:15)
後続の列車で近江八幡駅へ。この場合JRホームからパンタ側も撮るのが “すいてつ” の定番だが、琵琶湖線に遅れが発生していて構えることが出来なかった。 (901F 50レ 近江八幡 7:41)
先廻りした武佐駅で快速列車の到着を待つ。雨は幸い予想通り傘が要らない程度の小降りとなった。ただ快速列車は琵琶湖線の遅れが影響したのか普段よりも速い進入速度で、LED幕は1コマもまともに撮れなかった。 (901F 50レ 武佐 8:05)
パンタ側は悠然と撮影。何故か降車客は少ない。道路も空いてるみたい。
901Fは八日市到着後引上げ線へと移動し、終日留置となる。
● 午後の彦根駅 ● JR彦根駅中線に佇む近江鉄道102F
明日10/29から京都鉄道博物館で近江鉄道100形の特別展示が始まる。その重役を担うのは102F。実は前日の今日10/28は、その102Fを京都へと送る甲種輸送が行われる。
どうせ前週の10/21と同じパターンだろうと彦根駅まで来てみれば、もう102Fの搬出が済んでる。102FはJR駅の中線に寂しく独りぼっち(車掌は駅長がちゃこん !? )。
どうやらDE10の回送は1時間前には済んでたらしい。道理で待ってても(DE10が)来んハズや。 (102F JR彦根 13:51)
DE10は米原方に引き上げている。102Fの前位にDE10を連結する機廻しは、新快速3275Mと普電787Tの発車後だろう。787Tに乗車しないと先廻りは出来ないので、連結シーンは撮れんなぁ。
此れらのことから推測するに、102Fの受け渡しは以下のように行われたと推測する。
①DE10が彦根駅に到着
②DE10が授受線に入り米原方で待機
③近江鉄道101Fが102Fを授受線に押し入れ
④DE10を連結
⑤101Fが解放されて近江鉄道に戻る
⑥DE10が推進運転でJR彦根駅中線に102Fを押し入れ
⑦DE10が米原方に引き上げ ←今ココ
⑧787T発車後にDE10が下り線を通って京都方へ
⑨後退して中線に入り102Fと連結
手順自体は先週の西武新2000系の時の逆廻しやね。特別HM取付け中の101F+102Fは絵になったろうな。見てみたかった。
● 甲種輸送 ● ピンポイント晴れ配給
787Tに乗車して向かった先は名撮影地瀬田川橋梁。短編成なのでサイド狙いが多いのか、普段なら混雑してても潜り込める “すいてつ” の立ち位置には空きは無し。まぁエエわ、係留施設の南側で構えとこ。
ズボンの裾には仰山の草の種。半時間掛けてようやく種を取り終えた頃、橋梁だけに陽が射す中を列車は軽やかに瀬田川を渡っていった。 (DE10 1561+近江鉄道102F 9863レ 瀬田川 15:25)
上の画もそうだが、対岸は画角から外すべきやろね。
広~く、何でも入れてしまうのは貧乏性(?)の “すいてつ” の悪い性。
動画はこちら⇒
● 運用復帰 「ひこにゃん・駅長がちゃこん」イラスト装飾電車 ● 水口架線事故の当該車
その後は今日10/28の近江鉄道の出庫を見物。一週間ぶりに101F湖風号が運用に就いている。前週の新2000系甲種輸送が行われた正にその日に101Fは水口松尾~水口間での架線事故で立ち往生を余儀なくされ、復旧後は802Fと車輌交換されて そのまま彦根車庫に留まっていた。今日は102Fを推進したくらいだからどうも無いンだな。無事で良かった。 (101F 1809レ 米原 17:06)
<完>