◇ 統一デザイン ◇
開業120周年を機に統一デザインとなった駅名標、全駅集めてみた。でも実は注目したのは枠の方。思ったより変化に富んでいる。ところで、駅名標って何を差す言葉? 記事を書くにあたり、此処に躓いてしまった。どれが正式なのかは判らないが、この記事においては以下のように書き分けた。あぁややこしい。
*駅名板:駅名が書かれた板等
駅の正面に掲げられたもの等は別とする(性格が異なる)
*駅名標:駅名板が取り付けられる枠と駅名板とのセット
壁等に取り付けられている場合は、枠が無いので駅名標=駅名板
それにしても統一デザインなのに、微妙に水色(琵琶湖?)の大きさが異なるのは何故だろう?
あまり前置きが長くなってはいけない。早速スタート。今回は南から順に ご紹介。
◇ 貴生川-水口城南-水口石橋- ◇
スタート駅は、過去に2社のレールバスが寄り添う珍しい光景が見られた貴生川駅。いきなり枠無しで駅名板のみ。平仮名は読み仮名というわけでは無いらしく、漢字の位置とは対応していない。続く水口城南駅は近江鉄道でよく見掛ける駅名標に見えるが、実は少数派だったりする。
続く水口石橋駅は、またもや駅名板のみ。実はホームが狭いので、駅名標を建てるスペースが無い。
◇ -水口-水口石橋- ◇
この2駅の駅名標を見比べると、何かに気付かれるであろう。いや、色の事や無いで。
そう、枠の形状が異なる。水口駅が従来の駅名標枠の形状であり、水口松尾駅の方は最近の角丸形状。これには なかなか気付けなかった。水口城南駅も同様に最近の形状だったわけだ。そして水口松尾駅の駅名標枠が色違いなのは、錆びて傷んだ箇所を補修したため? よりによって橙色で?
◇ -日野- ◇
統一デザインの駅名標とキャラクター入りの駅名標の2種存在する。キャラクターは鉄道むすめに最近加わったトヨタ・セリカ…では無く、日野せりか。
キャラクターの名前を書いとかなくてイイのかな? 駅名標枠は従来タイプ。
◇ -朝日野-朝日大塚- ◇
どちらも同じ従来タイプの駅名標枠だが、傷み方がえらく対照的。朝日野駅の駅名標に付いている広告は水口店のものだと思われるが、他に広告が付いた駅名標は無かったので取り忘れか。ある意味貴重な存在。
◇ -桜川- ◇
従来タイプの駅名標枠だが、白く塗られている。最近の補修では枠は白く塗られるようだ。
桜川駅は今年2020年に開業120周年を迎え、地元の方の手で駅名標枠や上屋等が塗装された。白く塗られた柱には、桜の花びらが描き込まれていたりする。そして桜川駅だけの特別な駅名板も存在する。(「巛」=「川」)
⇒ 駅名標の旅 2 に続く