気ままな 汽車好き

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雪月花に乗りたい旅 <2> 越乃Shu*Kura

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2023.9/8(金)

北越急行ほくほく線 HK100-10+HK100-102

 先頭車輌はオリジナル姿の両運車。貫通扉は全面赤の方がエエと思うんやけど。

 2輌目は「ゆめぞら」号として増備された片運車。 “大地の芸術祭ラッピング” が施されている。エエ車輛に当たったけどシアター放映は行わない列車。残念。

 先頭車輌の方が乗降に便利なんかな。2輌目に乗客が片寄ると云うことが無い。

 ・直江津1301-1348十日町 837M

 犀潟北陸線から分岐してしばらくは大平野の中を突き進む。遠くには妙高の山々。 (犀潟-くびき)

 「くびき」に反応するのは鉄の性。目を凝らしてみたが線路跡らしきものを見つける事は出来なかった。それもそのはず、ほくほく線と線路跡はうらがわら駅附近でしか出会わない。

pyoco3.c.ooco.jp

十日町駅 ● 改札を出たら遠廻り

 下車した十日町駅では836Mとの列車対向があったので、狙ってみると来たのは「ゆめぞらⅡ」。外来者には豪華に思える「ゆめぞら」同士の対向シーンだが、居合わせた数名のカメラマンは “大地の芸術祭ラッピング” ばかり撮っている。人気なんやな。 (836M 十日町 2023.9/8 13:59)

 さて乗り換えようと何気なく改札⇒駅外に出てからハテ、飯山線は何処?跨線橋を見落としたのだった。案内に従い東西連絡地下通路で移動。地下道のJR側入り口はやたら立派。

 JR十日町駅舎はやけにアッサリしているが、越乃Shu*Kura運転に伴い駅舎入り口はささやかな装飾が施された模様。

 駅舎内の改札口横の記念撮影コーナー。発車時刻が更に待ち遠しく感じられるひととき。

 ホームには越乃Shu*Kura仕様の駅名標。8ヶの白LEDが点灯している

越乃Shu*Kura 縦長窓はJR東の専売特許?

 プランニングの際に見つけた但し書き「雪月花利用者は当日全線無料(越乃Shu*Kuraを除く)」により初めて知った越乃Shu*Kuraの存在。丁度いい列車だったので予約が出来てプランに組み入れられた時はホッとした。しかも有り難いことに取れたのは展望ペアシート席。

 列車は14時半前頃に入線してくる。LED化された前照灯越乃Shu*Kuraのデザインと微妙にマッチ。それはともかく前後で字幕のデザインが異なるのは何故?

*3号車-キハ40 552:グリーン車
 両運の一般グリーン車だがグリーンマークが見あたらんなぁ。縦長窓の上辺が高すぎて網棚が眺望を邪魔してしまっている。

 2号車が丸々フリースペースなのに更に1号車にも前部にフリースペースがあるのはあまりにも勿体無い。2号車を旅行商品(食事付きプラン)客専用にすることがあるからかな。

*2号車-キハ48 1542:フリースペース
 たった3輌の編成なのに1輌丸々フリースペースという、豪華な仕様。窓下の窓(?)が特徴で山側には2箇所,海側は1箇所を除く全部にある。通常窓の上下への拡大は無い模様。

 格子があるのは山側のみ。

 車内はShu*Kura{酒蔵}のイメージを存分に取り入れている。演奏が行われることもあるそうな。

 片隅には観光列車の定番、スタンプ。其れはいいけど台紙の代紙はいただけない。食事付きプランの客だけにでも記念台紙を配った方が良いのでは?(以前は絵ハガキの配布もあった?)またパンフレットを見ると記念車掌印もあるとか。これも案内して欲しいなぁ。

 立ち飲みスペースみたいなサービスカウンター「蔵守」。左下の黒い段差は国鉄キハならでは。

 上写真右奥の棚に飾られたグッズ(?)類。左上の山廃純米大吟醸酒と左中のお猪口は、食事付きプランにお土産として付いてくる。右中のボールペンが大幅背下げって、元値が¥2600。高いわ。

 大吟醸酒は半分以下まで精米で酒米を削り落とす。良い糠が撮れそう。ただ醸造用アルコール入りが「大吟醸酒」で本来の純米酒が「純米大吟醸酒」って、何か寂しい。

 カウンターで販売されている弁当やおつまみ類。高い方から売り切れるのはこの手の列車の常? (16:11 長岡時点)

 お酒についてはまた後で。流石に売り切れることは無かった模様。

*1号車-キハ48 558:食事付きプラン席
 運転席側はらくらくボックスシート。あれだけ背ずりが厚いのに垂直なのがちょっと疑問。まぁ座ってみんと判らんけど。この席も網棚が窓上辺を塞いでしまっている。

 結局窓全面で眺望を楽しめるのは海側に向いた席(左奥)だけか。奥の扉の向こうはトイレと洗面所。これもフリースペースの2号車の元設備を活かして座席を増やした方が良かったんじゃ・・・

 連結面側は右の海側が展望ペアシート(⇐予約出来た席),左の山側はくつろぎペアシート。くつろぎペアシートは眺望を確保する為に、一段高くなっている。それはそうと座席の名称、折角和の列車なのだから気の利いた和名はなかったんやろか。

 さて、いよいよ定刻。出発進行!

 十日町1449-・・・・ 8133D 越乃Shu*Kura
  (長岡 ⇐)キハ40 552+キハ48 1542+キハ48 558(⇒ 十日町

⇒ 次篇に続く