● 減便ダイヤ発表 ● 2022.8/25
新型コロナ渦の影響を受け、１ヶ月前にはJR九州で特急が運休するという事態が発生したばかり。近江鉄道グループにあっても無傷では無く、社員の新型コロナ感染が幾度か公表されてきた。そして今回は列車運行要員確保に支障をきたしてしまい、8/29(月)～9/7(水)に減便ダイヤが施行されるに至った。
減便ダイヤが発表されたのが施行４日前の8/25(木)、随分と慌ただしいが新型コロナ陽性が判明したら濃厚接触者も含め数名が出社不能になるだろうから止むを得まい。そう考えると8/26(金)～8/28(日)の３日間を、少ない要員でよく運行されたことと思う。また感染の疑いのある者が判明してから、陽性確定までの短い間に減便ダイヤを整えるのも大変だったに違いない。
● 減便ダイヤグラム ● 運用調査をどうしよう？
運用を纏めてからダイヤグラムを作成してたら先に減便ダイヤが終了しかねないので、減便ダイヤ施行前に急遽自分用に作成。面倒だなぁと思いながら作成したが、これが意外と早く片付いた。減便ダイヤに現行ダイヤからの時刻変更がなく、間引きだけで列車番号に変更がなかったのが大きい。仮UPしても良かったのだが、これを必要とするニッチ・ファン(？)は運用も知りたいはずだし、またニッチ･ファンは一部（◯っし～氏など）を除き平日には現れないので、運用まで記入した一応の完成形は週末までに仕上げてUPすることを目標にした。
● 運用調査 ● 久し振りの初電通い
２番電車が間引かれたので、減便ダイヤ中は初電で通うことにしたから余裕綽々。帰宅時は帰宅時で１時間毎に本数が半減しているので時間待ちが出来てしまう。その中途半端に余った時間で八日市駅の留置編成を朝な夕なに見に行った結果、全14運用中10運用を確認することが出来た。得られた8/29･30の２日間のデータを突き合わせてみると・・・何と全運用が解読出来るでは無いか！
とは云え推測に過ぎないので、間違いはあるかもしれない。だが全ての把握は困難だし、ぶっちゃけ朝～日暮れ迄の運用が判れば困らないので、早速ダイアヤラムに反映させて完成。それをスクリーンショットに撮り、画像編集で不要部分の除去＆運用番号を記入。そして9/1に公表へと漕ぎ着けている。
● 解読に一考した点など ● 昨日の電車が何故今日其処に居る？
＊八日市11:01には何が起こる？
9508レが八日市着11:01，3901レが八日市発11:01。この２列車は同運用？別運用？ ２日間の運用を突き合わせてみると別の運用だと云うことが判明。8302レで八日市に到着した編成が２時間留置された後、3901レに化けている。
今回の臨時ダイヤはこのような一時留置が多く発生しており、仕方が無い事とは云え入換作業増となってしまったのは残念。
＊彦根で折り返さない
現行の運用では彦根に20時頃到着する8202レと1211レは、それぞれ2803レと2112レとなって折り返していく。ところがそれだと２日間のデータと辻褄が合わない。緑細線の運用とピンク線の運用は何時何処で運用が入れ替わる？ 検討した結果、8202レが2112レ，1211レが2803レに化けると推測した。
＊夕刻の出入庫
2104レが出庫運用である事は一目瞭然だったが、青点線運用の出庫が何時なのか不明だし緑太線運用の入庫が何時なのかも判らない。運用を追っていくと18時と19時が可能性として考えられたが、折返し時間が長い事や車庫の作業等から18時に入出庫が行われると結論づけた。
● 確認しとこ ● 雨を避けたら早い電車に乗れたので
明日で減便ダイヤが終了するという9/6、彦根に見物に行ってみた。推測通り4208レが入庫、2411レが出庫スジだった。何となく満足。
● ところでアレ何？ ● クモヤ？
彦根駅の米原寄り先端に青いのが居よる。何やねん、アレ？ クモヤやなぁ。近付いてみると凸に繋がれている。どうなってんねん？ （DD51 1192＋クモヤ145-1501 彦根 2022.9/6 18:00）
結構ファンが集まってるが、みな凸を撮っている。クモヤを撮ってるんや無いンや。
こちら面のクモヤも撮って退散。珍しいモノが見れたけど、一体何なのか？ 疑問符を頭に突き刺したまま、帰途につく “すいてつ” であった。
● 413系廃回控車だった ● 牽引はEF81ではなく凸なのね
全く知らなかったが、9/7～9/8に413系廃車回送（松任⇒吹田）が行われている。413系は電車なので密着連結器だがDD51は自動連結器で両車の連結は不可能。そこで双頭連結器のクモヤ145を控車として間に挟んだわけ。クモヤの連結器を良く見て欲しい、自連と密連の２つが一緒くたになっている。
9/6は413系を迎えに行く凸とクモヤに、偶然出合ったわけだ。でも真実を知る事は出来てもスッキリはしない。長く活躍してきた車輌がお払い箱になるというのは、やはり寂しいものだ。 ＜終＞
