● 京都鉄博初体験 ● 薄れる梅小路蒸気機関車館の思い出
来年で開館10周年(何かを期待!)を迎える京都鉄道博物館。数多くのイベントが行われるにつれ、安価で気軽に入館出来た交通科学博物館や梅小路蒸気機関車館の、公園のようなほのぼのとした光景は既に過去のものとなっている。
今回は鉄仲間のお誘いを受けての初入館。予想を大きく超える膨大な展示物に圧倒され、全部を一通り見て廻るにはかなりの体力が必要だった。閉館時刻が近付いた頃にはヘトヘトになったので、一旦退館し体力を回復させてから再入館。再入館?そう、今日から3日間はナイトミュージアムが開催され、昼間入館者はそのまま居座れる。ゴハチには「あかつき」HMが掲出されとるし、そりゃナイトのお誘いが掛かるわな。
● 夜の帳の国鉄車輌 ● 何でこんなに似合うのか
17時を過ぎナイトミュージアムが始まる。館内は減光されてムード良くなってるが、殆どの来館者の興味は外の機関車達に向いており館内は静寂に包まれている。もってこいの雰囲気。その中でも格別な存在感を見せるのが寝台特急車輌月光型。流石だ。
日も暮れて終着駅はもうすぐ。静かなディーゼル音(?)が観る者の脳内に響きわたる。小駅を通過する「くろしお」・・・
電車列車と云う言葉を生んだ湘南電車。夜の帳には “列車” の呼び名が相応しい。前面3枚窓には全く馴染みが無いが、この雰囲気は悪くない。
● 列車と云えば・・・ ● 佇むカマたち
湘南電車の隣に展示されているのが旧客を携えたC62。磨かれ過ぎていてシンダを纏った重厚感が感じられないのは残念だが、黒光りする “くろがね” の味わいはやはり格別。
撮り難い場所に撮り難い条件で展示されている旧型電機EF52。なんとか1枚だけそれられしい感じに撮れた。新幹線類は・・・あきまへンわ。
悲運のDD54。運転室内の機器類の明かりを灯して欲しいところ。個人的には金属サッシ機が好みだが、寝台特急を牽引したのはHゴム機。営業運転に就く姿は一度だけ大阪駅で見掛けたことがある。恐らくはほぼ終焉の頃だったハズ。
展示台の上にあり、下廻り展示のための照明が残念な凸。夜の検車庫の雰囲気?
寝台特急が踏切を通過!街灯と歩道灯に照らされた顔と台車周りが明るいって云うシチュエーションはどう。
雰囲気が出てたのがこの「たから号」。黄緑6号のヨ5000は何度か見掛けたが、腰回りがコキ5000と同じ赤3号とは知らなかった

⇨ 次篇に続く