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● 道の駅宍喰温泉 ● 立地は抜群
道の駅宍喰温泉は程良く賑わい、眼前には美しい海が広がる。隣接のホテルから見下ろすと更に眺望が利くのは想像に難くない。
ここから同じDMVで折り返すのはあまりにも芸がない。道の駅も覘いておきたかったので、続行運転のDMV便の折り返しを待つことにした。気の利いたものがあれば家族あての土産も買っときたいしね。
道の駅の中に入ると えっ?レイアウト・・・もとい、ジオラマがある!サイズはGゲージ(LGB)かな?
左後ろのプラレール・トンネル( !? )と云い、沿線も模してあるみたい。
車輌にはカメラが仕組まれており前面映像を眺めながら運転することが出来る。ぜひ体験したかったが時間に余裕が無いので諦めた。無料のようだ。
運転出来るのは5分間。結構長いけど短いエンドレスなので飽きるかも。
● 赤いDMV ● 「阿佐海岸維新」号
青いDMV(135便→040便)の12分続行の運用に就いてたのは「徳島230 あ・933」DMV-3号。型式はDMV93形やけど「93」にはどういう意味があるンやろ? (137便 2023.8/13 11:08)
続行便の乗客は少なめ。座席はこれも運良く、最前列の中央席1Bが確保出来た。
・道の駅宍喰温泉1112-042便-1142阿波海南
道の駅宍喰温泉~海の駅東洋町間は海岸線に沿って走るうえ、上り便は海側車線なのでので車窓は美しい。乗車中は専らビデオ撮りに終始していたので写真は無いが、前面展望映像があるのでご覧あれ。
*道の駅宍喰温泉⇒宍喰(バスモード→鉄道モード)
*宍喰⇒阿波海南(鉄道モード→バスモード)
海部駅停車中に、これだけはと思って撮った名物の町内トンネル。
乗車券は道の駅阿波海南文化村まで購入してたけど、¥100損を我慢して阿波海南停留所で下車。目的は果たしたし阿波海南文化村は往路時に見たからエエわ。
6分後には室戸岬を越えて遠路海の駅とろむまで走行する先行の青いDMV-1号が、139便となって阿波海南文化村から折り返してくる。これ幸いとモード変換シーンを今度は後方から撮影。
更に12分後には赤いDMV-3号が折返し141便となって続行運転。牟岐線ホームより見送る。 (2023.8/13 12:02)
● 所感 ● あくまで個人の感想であり・・・
DMV、どうやろ。バスに比べ優位に立てるン?
*道路,鉄道どっちも走れる
①現状ではモードインターチェンジが必要
②現状では軽量すぎて現鉄道システムが対応困難(通常の鉄道路を走行出来ない)
上記のため牟岐線と阿佐海岸鉄道は線路が切られている。ただこの2点を克服出来たとして鉄道路を走らないと行けない場所って、今の日本でどれだけ有るの?逆にバス停留所の方が駅より目的地に近くて便利という場合が大半なんやし。
*鉄道路だと速い
①最高速度は70km/h 乗車時はジョイント音から概算したところでは60km/h運転
速度向上は可能だろうが問題なのは振動。ゴムタイヤのクッションが利用出来ないので乗り心地は悪い(トロッコレベル)。だからと云って鉄軌道用のサスペンションを備えると重くなる一方だし高くなるし・・・
*コストが削減出来て経営改善が図れる
①現状では車輌価格は通常気動車よりやや安い程度
②車輌耐用年数が短い
③運転士資格と運転手資格が必要
①は今後克服出来たとしても②がねえ。もし保守費(スタッドレスタイヤの片摩耗対応がコストかかりそう)も含めてトータルで同金額だとしたら、車輌更新が短くて陳腐化し難いと云うメリットはある。③はちょっとどうしようも無いかな。
ただ鉄軌道上を走る車輌としては通常車輌に比べ圧倒的に強度不足なのは云うまでも無く明か。第三セクターが挙って導入したいわゆるレールバス(LE-Car)がその後の車輌更新で通常車輌(LE-DC)化した経緯を辿るようであればコスト削減効果は低いし、そんな重い車輌がバスとして公道上を走るのも無理がある。
*観光資源!
今はまだDMV開業2年弱なので目新しさがあるけどその後はどうやろ。各地の第三セクターが良い例やない?DMVが普及すれば新規性もなくなるので観光資源とはなりえんし、普及しなければスカイレールの二の舞になりかねんし。
この手法が生きている例として和歌山電鐵や大井川鐵道が上げられるが、前者は人口密度の低くない地域やし、後者は蒸気機関車に充分に歴史的価値がある(維持費は多大)。地域の鉄道としては日頃の利用者が増えた方が経営には寄与する。
BRTの方が理に適ってるンやない(鉄軌道に拘りすぎ)。
● 帰路 ● 阿波踊りやったンや
DMV141便の発車を見送って牟岐線の列車も発車。今度は1200形なのでロングシート+ボックスシート。転換クロスシートのある1500形の方が良かってんけど。
・阿波海南1208-4522D-1411徳島
徳島からの乗り継ぎは18きっぷ使用だと1600発となり、これだと帰宅が24時前。一方高松まで特急課金すると、徳島発が97分早いだけなのに帰宅は215分も早くなる。コスパ断トツなのでこれに決定。
・徳島1423-うずしお18-1530高松
ところでこの日8/13(日)は阿波踊りの真っ只中。4522Dも混んでたけど徳島駅も大賑わい。朝に見掛けた雛壇は、臨時輸送狙いだったのかも知れない。
2700系は初乗車。愛称表示がLEDだと気付けないままシャッターを切ってしまった。残念。(何となく似合ってる?)
乗り遅れたらお終いのチケットレス特急券(チケットやけど)。¥200安くなる。
主張の強い外観と異なり車内はいたって普通っぽい。勿論細やかな配慮はされているけど。
乗っていたい列車に限って乗車時間が短いのは残念。
高松からはマリンライナー。2階建て車はeチケットやチケットレス券が18きっぷとの併用不可なので普通車に乗るが、5000系と称しながら223系そのものなのはご承知の通り。
・高松1540-マリンライナー44-1632岡山
乗り継ぐ岡山~姫路間は座席の争奪戦が激しい事で有名だが、意外と空いてた。マリンライナー停車位置から離れた先頭部を目指したからかも。
・岡山1644-1326M-1809姫路
・姫路1810-3514M-・・・
姫路からも難なく座席確保。それにしても滅茶乗り継ぎが良かったなぁ(帰路の乗車時間444分に対し乗継時間35分)。DMVもじっくり堪能出来たし、満足。
● おさらい ● 18きっぷ2,3日目の旅
*2023.8/12(土)
・ ・・・-須磨:明石・姫路間開業100周年 購入(山陽須磨駅)
・須 磨-大阪-天王寺-和歌山:懐鉄入場券購入(値上げ後)
・和歌山-大阪-草津-貴生川:ほっこり案内板更新状況確認(近江鉄道)
・貴生川-・・・
・ ・・・-3543M-2257大 阪
・大阪2303-4241M-2359日根野
*2023.8/13(日)
・日根野001-1655H-031和歌山
・和歌山駅~和歌山港駅:5.1km徒歩1時間
・和歌山港240-2便-455徳島港
・徳島港~伊予富田:3.7km徒歩33分
・阿波富田534-523D(阿南以遠4523D)-803阿波海南
・阿波海南~阿波海南文化村:1.1km徒歩
・阿波海南文化村1020-135便-1054道の駅宍喰温泉
・道の駅宍喰温泉1112-042便-1142阿波海南
・阿波海南1208-4522D-1411徳島
・徳島1423-うずしお18-1530高松
・高松1540-マリンライナー44-1632岡山
・岡山1644-1326M-1809姫路
・姫路1810-3514M-・・・
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