気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

18きっぷ 阿波の旅 参 DMVで宍喰へ

 前篇はこちら ⇒

DMV 各国語のパンフレットがズラリ

 さていよいよ旅の本命のDMVを体験する訳だが、その前に予習しとこう。(パンフレット類は全て阿波海南駅で入手)

阿佐海岸鉄道株式会社パンフレット(左)
DMVパンフレット(右)

 会社のパンフレットにはマイクロバス(トヨタ・コースター)を改造する過程が紹介されていて、かなり興味深い。パンフレットの中身はDMVほぼ一色で、阿佐海岸鉄道第三セクターとして設立された熱意等に触れられていないのは残念。

 DMVのパンフレットは説明が詳細(当たり前やけど)。各国語版がズラリと用意されてるが、題字が英語なので日本語版パンフレットは品切れかと勘違いするところだった。(社名が漢字なのが見分け方?)
 表紙の写真は橋梁の手摺りが被って判り難いが、3台のDMVが連結されている姿(簡易連結)。

 あの~、軌間てレール内側間の距離のことなんですけど・・・(エライ間違いやな)

DMV観光パンフレット(左)
DMV奈半利特別運行チラシ(右)

 奈半利直結は観光シーズン全期間の実施が出来たらエエのにね。(DMVが不足するな・・・)

DMV時刻表

 隣は “すいてつ” が乗車する便の「発車オ~ライネット」での詳細画面(モバイルチケットのスクショを撮り忘れたので・・・)。

● モードチェンジ ● バスモード→鉄道モード

 さっき乗車してきた牟岐線4523Dで終着駅阿波海南に降り立った際に、接続列車の阿佐海岸鉄道DMV133便がモードチェンジする様子を見学することが出来た。リレーラーならぬモードインターチェンジにはご丁寧に撮影スポットが拵えてある。

 阿波海南停留所で乗降を終えたDMVがいよいよモードチェンジ!
  ①モードインターチェンジに進入
  ②軌道前輪を下げて前輪バスタイヤを持ち上げる
  ③ガイドとなる軌道後輪を下げる
  ④運転士がモードチェンジ完了を車外に出て確認
 駆動はレール上にある後輪バスタイヤに依っている。②③のモードチェンジは20秒ほどで確かに早い。

 モードチェンジを終えた後の、④の運転士の車外点検の方が時間を喰っている印象を与えるほどだった。鉄道モード→バスモードの際は車外点検は行われない。

● いよいよ乗車 ● 大人気のDMV

 涼んでいたいきいき館から出て停留所に向かってみると、まだDMVは到着してないのに既に先客(見物客かも)があり、盆と云うこともあるが発車時点ではかなりの人数(定員制なので乗れなかった人も多い)。皆さん興味津々で集まってくる。
 停留所の標識はお気付きだろうか、サーフボードを模したもの。DMVの場合、バス停留所はサーフボードが立ってるが鉄道駅ではサーフボードは横になっている。

 ・阿波海南文化村1020-135便-1054道の駅宍喰温泉

 折返し135便となる036便が到着。一般人からしたら紛れもないボンネットバス。まぁ、間違いでは無いか。 (2023.8/13 10:10)

 運転手は忙しい。予約客を1人1人確認するのも大変だが、予約無しの乗車希望客への対応はもっと大変。定員制なので超過客はお断りせなアカンし。

 車内は多分ほぼオリジナルのバスのまま。運転席後ろには大きなモニターがある。

 取れた指定席は写真右側の2D席。1D席は存在しないので最前列。よくもまぁ前々日深夜の購入でこの席が空いてたもンや。

 運転席後ろのモニターには、モードチェンジ時はその映像(録画映像)が流れるようになっている。

 終点「道の駅宍喰温泉」1ヶ前の「海の駅東洋町」停留所。右側の標識はDMV以外のバス用。

 滞りなく「道の駅宍喰温泉」停留所に到着。「HOTEL RIVIERA ししくい」が隣接しているので規模の大きい複合施設となっている。雰囲気も良い。

 団扇も貰たし(復路と合わせ2ケ)。

 この時の乗車映像・前面展望はこちら。最前列とは云っても前面窓からは離れているので少々見苦しいけど。
*阿波海南文化村⇒海部(バスモード→鉄道モード)

*宍喰→甲浦(鉄道モード→バスモード)

⇒次篇に続く