※ 閉館日(=感謝祭)当日の様子はこちらをどうぞ ↓
◇ ED14型 ◇
鉄道省(→日本国有鉄道)1060形 → ED14 → 西武鉄道(3号機のみ) → 近江鉄道 という経歴を持ちます。米GE社製で大正15年に輸入されています。田の字型の窓枠(4号機に残ってますね)とフラットな屋根が特徴です。軸重15tはJR幹線電機に近く、重いですね。犬上川を渡れないので米原-多賀間で活躍しました。全4機現存は驚異ですね。なおED14 3の右に少し写っている チ「ト」はなんと松葉スポーク車輪を履いています。
ED14 1は展示にあたり色が差され日章旗が掲げられた姿。サボは御召ながら菊の御紋章では無く近江鉄道社章なのがご愛敬。この日は絶えず琵琶湖側からの風が吹いて日章旗が翻るので、綺麗に映るタイミングをじっと待ち構える辛抱強いファンの姿が見受けられました。ただ気温は昼間も上昇せず8℃前後、試練の日となりました。この1号機のみは車籍を有しているようですが、パンタは架線に接しておらず、稼働は難しそうです。(前照灯点灯は電源引込み)
◇ ED31型 ◇
伊那電気鉄道デキ1形 → 鉄道省(→日本国有鉄道)ED31 → 西武鉄道1形(1,2号機のみ) → 近江鉄道 と言う経歴です。大正12年製(芝浦製作所・石川島造船所)。1,2,5号機が前年に解体されたので、この3,4号機が現存しています。3号機は車籍を有しているようですが、やはりパンタは上昇しているものの架線には接していませんでした。ED31 3に連結されているのはワ34,35で1段リンク車です。
◇ ロコ1100型 ◇
昭和5年製で日本車輌製造です。阪和電気鉄道( → 南海電気鉄道山手線)からの形式は国有化後も変わらず、現在に至ります。ボンネットが片側に寄っているのが特徴です。車籍はありません。
◇ モハ221形 ◇
他にもモハ226が機関車扱いですが、電車時代に220形は多く撮ったので割愛します。当時の動画はこちらに載せているリンク先の、「近江鉄道撮影地ガイド」をご覧下さい。5輛の222~226号車の乗り比べや、ラストランの記録もあります。
◇ 最後に ◇
多くの来場者にもかかわらず、案外スッキリと車輌写真を撮り揃えることが出来ました。最後に載せたのは、最近は滅多に姿を見せない821F。101形の増備が進む中、今後どうなるのか気を揉んでます。
※12/21~22に久しぶりに運用に充当されました。記録はこちらに ↓