気ままな 汽車好き

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近江鉄道 静かなる変化 ひこね 篇(第2報)

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彦根駅

 彦根車庫横にあった近江鉄道ミュージアムが閉館後は かつての保存車輌の解体離散が相次ぎ、資料館も早々に取り壊されていた。寂しくなったミュージアム跡、車庫線よりも立派な線路がもの悲しい。 (2019.3/16)
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 写っている機関車はED313とED31 4。最後まで車籍を有していたED31 3は東芝で保存。ED31 4はクラウドファンディングが成立し、東近江市内の酒造会社敷地で保存されている。その辺の経緯は此方で ⇒

 その立派な線路も取り払われ、いよいよ何かが造られ始めた。奥も手前も重機だらけ。 (2019.7/13)
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 あんな処にも重機が。あの場所も線路が剥がされるのだろうか。
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 車庫奥横に重機(クレーン)があった場所には、何かが建つ模様。 (2019.8/3)
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 初代「あかね」号の陸送直前の姿が見える。電車の象徴・パンタグラフが撤去された痛々しい姿。
 年が明けると、あの場所の線路も取り払われてしまった。 (2020.4/18)
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 近江鉄道ミュージアムと繋がっていた線路は距離を短縮して電化され(?)、停留線へと生まれ変わっている。
 車庫横の建屋はこの頃には既に完成。代わりに手前の建屋が解体。単なる建て替え?
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 近江鉄道本社ビル横で何やら枠組みが組まれている。何?
 1ヶ月後、同じ場所は綺麗に整地された。駐車場になるらしい事が窺える状況。 (2020.5/16)
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 車庫横の建屋が建て替えられたのは、駐車場整備の邪魔になるからだったのかもしれない。
 その後一週間で舗装が完了。 (2020.5/24)
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 間近に彦根車庫が望めるこの場所。ガチャコンファンの御用達となること間違いなし。
 一方、後から線路が撤去された場所を観察してみると、別個に区切られ何かが始まろうとしている。 (2020.6/7)
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 線路の横にも仕切りがされているので、一般向けの施設が出来るのかな。
 そしてとうとう、駐車場の供用が開始。入口には駐車利用以外の立ち入りお断りとある。 (2020.6/21)
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 この駐車場は彦根駅の東側に位置するのだが、西側にも駐車場はある。駅前なのにマンションが建つ訳でも無く駐車場が造られたのは、どう云う理由があったのだろう。

ひこね芹川駅

 近江鉄道では無く並走するJRの方の変化。並走区間彦根駅~芹川橋梁)の架線柱の建て替えが進んでいる。従来はJRと近鉄を一跨ぎしていたが、新しい架線柱は方持ちとなっている。但し、架線柱間隔は従来より狭い。 (2020.6/21)
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 既に下り線が切り替わっている。今後上り線が切り替えられて従来の架線柱が撤去されれば、かなりスッキリしそう。って云うか、JRと近鉄で別個に架線柱が建っていた事なんて、この建て替えが始まるまで意識したことが無かった。

<完>

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