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◇ DC350 ◇
あっさりとした説明だが、戦後のありふれた近代DLなので際だった特徴は無いと云うことか。汽車会社は戦後DL製造に乗り出した際、古くさいデザインになってしまったので権威に助言を請うたらしい。すると、角Rを小さくとの返答があったとか。なるほどなと思わせられる。ただボンネット上部が弧を描かず平らなのはビックリ。
◇ 加藤製作所製機関車 ◇
小型産業用機関車の中でも強烈な印象を与えるKATOWORKS製。カバーを開けてエンジンを剥き出しにした姿は、どれほどの愛好家を生み出したことか。今も加藤製作所はあるが、機関車は作っていない。それにしても、なんでこの方向からしか撮ってないのか・・・
◇ DB201 ◇
これが森ブタ。案内板が無かったうえに、 “すいてつ” も詳しくない。ロッド伝達式だが、蒸気機関車の改造では無く新製車だそうな。ボンネットの形状が特徴かな。でも貴重な存在であることだけは知っていたので、4方向からしっかり撮影。ただ、この時居合わせた家族連れに自連の解放テコの扱い方を教えたら遊びだしてしまい、なかなか立ち去らないので困った。KATOを取り忘れたのも多分そのせい。
◇ 日本冶金機関車 ◇
ボンネットが小さいので、小型高出力機となった近年の機関車と推定。窓が大きいのも入れ換えに便利だから。
◇ DD352 ◇
保存車ではない。加悦鉄道現存時の現役機関車。加悦鉄道廃止後に茨城県の日立セメント専用線に譲渡される。ネガの傷みはご容赦を。 (1978.8/9)
◇ 除雪モーターカー ◇
除雪用に造られたものでは無く、モーターカーの除雪仕様だと思う。
◇ 除雪車キ165 ◇
機関車に押され雪を押しのける、ラッセル車。あまり車内を見ることは無いので、興味津々で撮影。
雪を押しのけるための、鋼板で固めた外板とは裏腹に、室内は木造で暖かみがある。
◇ ヨ2047 ◇
どこにでも居たように思ったが、これは新製された最初の車掌車だそうだ。現存するのはこれのみ。日本最古級との表現にはちょっと違和感。
◇ ト404 ◇
加悦鉄道に在籍した無蓋車と酷似した車輌を探し出してくるなんて、力が入ってたんだなぁ。
◇ ワブ3 ◇
やっぱり「ブ」はブレーキ付き、つまりは車掌室付きを表しているようだ。無蓋貨車からの改造とは驚き。でも車掌室とは名ばかり、監獄みたい・・・
◇ トロッコ ◇
トロッコまで各種展示とは恐れ入る。手漕ぎトロッコとトロッコ客車(?)の編成。床から飛び出ている棒はブレーキ。乗ってみたいなぁ。
下は保線用トロッコ、多分。「チ」かな?
⇒ 弾丸撮影ツアー=mini=11 に続く