気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

フクレル1周年 寄り道:二瀬川渓谷 (2024.9/4)

前篇はこちら ⇒

二瀬川渓谷 ● 足は一日4往復のバス

 福知山市営バス大江山の家線は土休日運休。訪問日が平日なのはこれが為。

 大江駅前 1054ー(大江山の家線)ー1111 二瀬川 ¥200


 終点の一つ手前の二瀬川停留所で下車。バス道を少し登ると二瀬川右岸を縫う宮津街道への入口がある。石畳なんだとか。
  “すいてつ” が向かうのは二瀬川左岸の散策道。今バスで来た道を200m程下ると対岸に渡る散策道がある。
 左がこの場所:上流側にある案内図で、右は下流側の案内図。この日は人っ子1人居なかったが、紅葉シーズンは賑合うのだそうな。
 散策道はちょっとしたアップダウンを繰り返し、100m程で分岐点に到達する。上へ向かうと新童子橋、下へ向かうと探勝路。だがしかし、探勝路はその先200m下流で崩壊したままとなっている。実は新河童橋もワイヤーの損傷で4月までは通ることが出来なかった。
 さて、いよいよ新童子橋を渡る。美多良志荒神が近くにあるので、主塔は鳥居の形をしてるんだとか。川底から22mと さして高くない吊り橋なのに、山から山へと架けられている観光橋のようなイメージがある。
 新童子橋中央附近からの眺め。谷の底の方に架けられているのに下流側の展望はすこぶる良い。渓谷の散策道なのに、渓谷よりも遠望できる山々の方を主体に写真を撮ってしまった。
 新童子橋を渡った先は石畳の宮津街道。強羅って、岩隗が一面海のように広がっている地形のことやったんやね(英語の方が解り易い)。
 鬼の足跡。
 新童子橋から160m程で石畳は終わる。其処にあるのは防獣柵。通ったあとはしっかりとカギを掛けておくこと(紐を縛る)。

● 寺の下停留所 ● 鎌鞭山如来院(佛性寺)

 防獣柵を出たら其処は典型的な日本の山里。防獣柵から200m程下るとバス道に出る。宮津街道の入口には案内板があるが、対岸へと向かう二瀬川探勝路への案内板は何処にも無い。
 宮津街道の入口から上流側へバス道を200m程登ると「鬼ヶ茶屋」停留所だが、向かうのは100m程下流側の「寺の下」停留所。直ぐ傍には駐車場。トイレは無い。
 何処の寺の下なのかと思って20mほど下ると、鎌鞭山如来院へと登る坂道がある。寺の下なのに院?と思って調べてみたら、『浄土真宗法名院号大鑑』によると「仏さまをおまつりしてあるところを「寺」というのに対し、僧侶などの人師の住むところを「院」と呼ぶ」とのこと。鎌鞭山如来院の寺の名は「佛性寺」。地名にもなっている。
 もうちょっとだけ下ると其処には水色の鬼。計4体らしい(偶々全部撮れてた)。
 ほどなく折り返してきたバスが時間通りに到着。乗り逃すと次の便は100分後、エライことになる。ただ、二瀬川渓谷を充分に堪能する向きには滞在時間が2時間取れて良いかもしれない(但し運行は平日のみ)。

 寺の下 1135-(大江山の家線)-1157 公庄駅前 ¥200

公庄駅 京都丹後鉄道

 検索するとバス路線大江山の家線と宮福線の乗り換えは大江駅が指定されるが、公庄駅や内宮駅でもバス停は駅の目の前にある。復路は公庄駅で乗り換えて鉄道運賃を¥50節約(バスは一律料金)。
 大江山の家線は2つ(1.3km)先の堺川停留所が終点。北丹鉄道の隧道跡(歩行可)の最寄りだが、訪問している余裕は無い。
 構図を決めて列車の到着を待ってると急に流れ出したのが接近放送。乗車する列車と大江駅で交換する特急列車『はしだて3号』だった。 (5083M 12:02 公庄)
 7分後、往路と同じ車輌が112Dとなって現れた。この顔、やっぱり鬼を意識してるのだろうか。 (112D 公庄 12:09)

 公庄 1210-112D-1228 福知山 ¥300

⇒ 今度は福知山市街地を探索