● とうとう越境 ● 日本海へ(2023.8/26)
近江鉄道バスのゴールデンパスに端を発したバス行脚、他所のフリー切符は?
とググってみると、結構有るもんやね。その中から今回は敦賀市のコミバスを選択。但し “お手軽に” がモットーなのでこの遠征が多分最後、と云うか行きたくなるような大ネタが出てくるといなぁ・・・
・ ・・・-638米原 900M
・米原652-740敦賀 127M
● 敦賀駅 ● すっきりスマート駅前広場
以前は駅前広場を取り囲むように土産物屋が並んでいたようなイメージがあるんやけど、綺麗になってる。そりゃそうやわな、5ヶ月後に北陸新幹線が来るんやさかい。
ところで鉄道の町でもある敦賀の、駅の住所は鉄輪町一丁目。黎明期、大陸への玄関口を担う大主要都市でありながら、北陸本線を北へ行くにも南へ行くにも険しい山越えに阻まれているので、補機や交代機など多くの機関車が集う一大拠点だったことは想像に難くない(規模は小さくなったが今もそうやけど)。
● 山公文名線 ● 自然豊かな平野部の南端
バスの車内で一日フリー乗車券を購入。同時に配布用のバス時刻表が備わっていたのでそれもGet。Web版では時刻記載が独特なので一般的な時刻記載である配布版の方が見易い。なお配布は他のバスでは見掛けなかった(配布切れ?)ので運が良かったようだ。
バスのダイヤは混雑時に合わせてあるようだが、盆明けのせいか観光客の少ない今日の敦賀では時間を持て余し気味。まぁ、遅れるよりかはいいけど。
・敦賀805-852山
海に沿って東西に広がる(⇐そうでもなかった)敦賀の街を南に抜け山裾に続く傾斜地まで来ると、いきなり緑に包まれる。 (長谷附近)
山裾沿いに走る小浜線。 (上御名ー山入口)
エネ研(若狭湾エネルギー研究センター)では、何やらイベントの準備中。
終点の山停留所には定着したので3分の停車だが、折り返しではなく終端ループの途中だし他の乗客は居るしで車外からの記念パチリは叶わなかった。ここまでの乗客数は “すいてつ” 含め最大で3名。一方路線名にもなっているもう一つの停留所公文名は住宅地の中。
終端山停留所附近の川。思わず♬故郷を口ずさみたくなる光景。 (黒河川:山-山出口)
復路の乗客数はすいてつ含め最大で8人だった。
・山855-930敦賀
● 東浦線 ● 旧山中隧道の真下の集落へ
今度のバスはさっきとはLEDの色が異なるだけ(にしかすいてつには見えない)。
・敦賀1000-1025元比田
敦賀の北の山壁をトンネルで抜けると、そこはもう別世界。美しい敦賀湾が眼前に現れる。 (赤崎-江良)
ただただ見惚れるばかり。すいてつの守備範囲ではない乗りバスだが、来て良かったと思える瞬間である。 (赤崎-江良)
♫岬めぐりのバスは走る〜(失恋の歌だけど) (赤崎-江良)
敦賀湾の中ほどの括れた場所。 (赤崎-江良)
まもなく江良。これだけの光景が3分の間に現れる。 (赤崎-江良)
砂浜が途切れたら再び海に沿う。 (拳野-阿曽)
今度の海洋ショーは2分間。 (拳野-阿曽)
海に突き出た岡崎山、その先には冠岩。 (阿曽-杉津口)
杉津口で国道8号線から分かれ、その先は杉津が終点の県道204号線現道(大谷杉津線)に入る。そして道が険しくなりこれ以上バスが進めなくなったところが終点元比田停留所(大谷杉津線自体も通行止め)。バスからは全く見えないが、北陸本線旧線の旧山中隧道入口の真下附近にあたる。ここまで乗客はすいてつ1人だった。
海を見下ろすと断崖絶壁上にあるように思えてとてもこの先は進めなさそうだが、実は海沿いに道は通じている。(同じく県道204号線新道:越前・河野潮風ライン)
復路、3停留所進むともう日本列島を横断 !?
・元比田1035-1055気比神宮
横浜と杉津の集落がある杉津扇状地は思いのほか広い。その扇状地から旧杉津駅(現杉津上り線P.A.)を見上げる(多分右の山中腹あたりの白い擁壁,真ん中あたりの白い擁壁は多分国道8号線)。 (横浜-杉津)
気比神宮前停留所で下車。乗客数は最大で "すいてつ” 含め5人だった。
⇒ 次篇に続く