魅惑の停留所探訪 in 甲賀　<４-２>　県境に沿う

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● 三重県境沿いを縫う ●　油日線

　次の目的地区へ移動する。待っていたのはポンチョ。

　・貴生川駅7:56－G1－8:20甲賀駅：広域水口線往1便

　余談ながらデジタルサイネージの下に表示されている土山本線B1の上り28便と30便は、常時運休してるようなのでご注意を。

　広域水口線は耕心と希望ヶ丘の２つの住宅地を経由するが、住宅地以外の景色はこの通り（耕心～希望ヶ丘四丁目）。初期の住宅地は全面造成（千里ニュータウン等）だったが、その後は家屋移転を伴わない丘陵地区のみの造成（泉北ニュータウン等）となってるようなので、平地部はそのまんま残るんやな。

　甲賀駅北口停留所で時刻表を確認。やはり甲賀駅北口まで戻ってくるのが前提の表記となっている。これじゃ携帯時刻表で調べて｢大原ダム｣や｢唐戸川｣行に乗車しようとすると戸惑うわな。今回乗車するのは携帯時刻表では｢青野｣行だが、実際には青野は経由地で表示される往1便⇒復2便。

　・甲賀駅8:30－C3－9:03青　野：油日線往1便（多喜橋経由）
　・青　野9:03－C3－9:17甲賀駅：油日線復2便

　往１便は線路沿いの集落の淵を沿うように走り、油日駅へ。写真は無いが好い風情だった。今度は集落の中を縫う市河原経由便も乗ってみたいと思わせる。
　油日駅からは草津線を離れ高峯の集落へ。枝ルートの先の高峯西停留所から県境までは僅か700ｍ（右方向）。

　次の枝ルートの先は余野口停留所で、道路を850ｍ進むと県境。その200ｍ先にはD51 831が静態保存されている。

　余野口～長野口の車窓。県境は林の向こうにあり奥に見えるのは三重県内の山々。

　長野停留所。県境まで直線で740ｍ。

　県境沿いに古間野ー平畑停留所と進んだ後は油日駅方向へ舵を切り、駅近くまで戻って来た。やはりやや穏やかな車窓となる。　（高畑～北上野）

　三重の山々がもうあんなに遠い。　（曽和集会所～鹿深台）

　甲賀駅北口には定刻に到着。最大乗客数は “すいてつ” 含め５名だった。

● 萱ノ口・コミセン・鹿深 ●　コミセンって？

　甲賀駅北口では見覚えのあるバスが待っていた。B1上り2便⇒C2復1便⇒C2往1便⇒C2復2便⇒C1往3便と走ってきたと推測。バスの右後ろに見える建物は写真スタジオ（写真館のレベルでは無い）で、「KOADK」の看板を残してくれているのは嬉しい。KODAKは一度倒産した後は商業印刷の会社となっている。

　・甲賀駅9:46－C1－10:03大原ダム：大原線往3便（萱ノ口・櫟野経由）
　・大原ダム10:03－C1－10:20甲賀駅：大原線復3便（野中・西ノ口・コミセン経由）

　乗客数は往路こそ “すいてつ” 含め２名だったが、復路は “すいてつ” １人。

　さて乗車する萱ノ口経由便の設定は１往復のみ。その萱ノ口ルートから西ノ口ルートに沿う家並みを眺める。　（上田公民館～萱ノ口）

　神公民館からは峠（大甲賀カントリークラブ神コース）を越えて櫟野の集落へ。地名は｢櫟野-いちの｣で観音様は｢いちいの観音｣，観音様のあるお寺は｢櫟野寺-らくやじ｣とややこしい。　（神公民館～櫟野観音前）

　櫟野の集落を縫う。この車窓は何度見ても飽きない。三重県境まで直線で３kmあるのだが、油日線よりも県境を感じられる。　（櫟野公民館～櫟野上ノ組）

　大原ダム停留所のある交差点（標識は写ってないけど）。右へ行くと唐戸川、左へ曲がると西ノ口ルート。この停留所から大原ダムは見えないが曽根尾池の立派な堤体が見えてるので、勘違いする人はいるかもしれない。　（大原ダム）

　今度は西ノ口ルートから萱ノ口ルートを眺める。同じ様な規模の家並みに見えるが、実際には西ノ口ルートの方がかなり家屋は多い。　（上田口～西ノ口）

　初乗車のコミセンルート。コミセンって(鳥居野)コミュニティーセンターの略なのね・・・。他の停留所は公民館を名乗っているのにややこしい。　（コミセン前）

　その後は鹿深夢の森に沿ってグルリと廻る。甲賀図書情報館。　（図書情報館）

　そして夢の森。　（甲賀創健館～拝坂団地）

　鹿深夢の森丘の左後方に隠れているのが図書情報館。右奥が甲賀創健館。甲賀創健館には以前「花風香の湯」があったが、2009.3/31で廃止となっている。