気ままな 汽車好き

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うめきた,高井田の横穴,亀の瀬地すべり,草津線113系サヨナラ (2023.4/1)

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● 大阪へ ● うめきたデビュー(続き)

 1階通路から地下へと降りる。深いな~

 上ンの? 今のこの深い場所の上は道路かな。


 階段・エスカレーターを上ると そこはうめきたホームのコンコース。奥だけではなく左右の上方の案内表示も実はモニター。案内表示が一気に切り替わってなかなかダイナミック。

 噂の顔認証システム。鉄道技術展にあったヤツやな。

 そしてこれがデジタルトイレ!?

 ホームは2面4線。下り本線の21番線にだけホームドアがある。「黒」色の使い方が上手いな。

 ホームドアは必要な場所だけ開く。ホームドアの案内表示もモニターなので、刻々と表示は変化する。ホームに居るのは興味津々で眺める人々。

 判り難いけど、貨物列車が通過中。ちゃんと列車接近表示・放送がされる。

高井田の横穴 ● 列車からは見えなくなった

 大阪からはおおさか東線久宝寺まで行き、関西線に乗り換え。折角なので滅多に撮らない201系をパチリ。このカーブ、「まほろば」を狙うファンが集いそうやなぁ。

 高井田まで行きレンタサイクルを借りる事にした。柏原市が6駅7ヶ所で行っている施策で1日利用が¥200と格安。だが認知度が低い。もう昼過ぎだというのにまだ4番(4月で4番?)。附近は古墳の宝庫だと云うのに勿体ない・・・

 高井田と云えば横穴墓で有名(「私たちの大阪」で習った)。関西線の列車からもよく見えてた(地図の右下あたりかな)のだが、今は全く見えない。家が建て込んできたせいもあるが、一帯が公園として整備されて樹木で見えなくなった影響の方が大きいだろう。

 横穴は保護のためごく一部を除き施錠されている。線刻画があったことは初めて知った。

 キツイ斜面を駆けずり回ったが、結局横穴だらけの、イメージに合った写真は撮れないまま去るしかなかった。

● 亀の瀬 ● 地すべりの地

 亀の瀬では14:30からの「光の旅路」プロジェクションマッピングを予約してたのだが、高井田の横穴で時間を喰ってしまったのでかなり焦った。途中でチャリをひっくり返す羽目になりペダルが歪んだのだが、申告しても2人の係員は「大丈夫でしょう」との事で今も音沙汰なし。ホンマに良かったンかいな?
 「光の旅路」プロジェクションマッピング(無料)の集合受付場所は亀の瀬地すべり資料室。ここまで高井田駅から5km弱。焦りまくって漕ぎ疲れた身には、写真に見える道路から川を渡って上ってくる最後の坂が堪えたが、何とか所定の10分前には間に合ったようだ。

 亀の瀬は地下に水が溜まる地形・地層となってるので、ズルズルと表層が滑り落ちるとの事。

 地すべりによる亀瀬隧道の圧壊がよく判る写真。

 地すべり対策として水抜きトンネルを掘っていた際に亀瀬隧道の遺構が見つかっている。

 その水抜きトンネルが亀瀬隧道の遺構を利用した「光の旅路」プロジェクションマッピングの入口。亀の瀬地すべり資料室の真下辺り。

 亀の瀬(7号)排水トンネルというそうな。

 1回の「光の旅路」プロジェクションマッピングの定員は40名みたい。受付順に番号が振られ、 “すいてつ” は27番だった。7号排水トンネル内の地面にはナンバーが記されており、見学者は該当のナンバーの場所に並ぶ事になる。行列の先着順では無い。
 時間になると遺構の亀瀬隧道へと案内される。1箇所だけ横穴らしきものがあったが何だろう。

 40m程の遺構の最奥には、圧壊した当時のままの土砂が残る。

 「光の旅路」プロジェクションマッピングの上映時間は7分だった。後日YouTubeに上げるのでお楽しみに。

● 疲れた・・・ ● 気分が悪くサッサと帰途へ

 まだ早いので寄り道してもいいのだが、焦りまくった輪行のせいか えらく疲れており、気分まで悪くなってきたので真っ直ぐ帰る事にした。よく考えたら「もっこす」に寄って以降は何も食べてない。陽が昇ると暑いくらいの日だったのに、大して水分も呑んでない。これが悪かったようだ。家で落ち着いたら直ぐに体調は戻ったし。

● 怪我の功名 ● 草津線の花束列車

 草津駅まで戻って来たとき、再び113系を見掛けたのでついでにカメラを向けてみた。数名がウロチョロしてる。何かありそうな気配。

 よくよく見ると運転台にはSNSで見掛けた花束! 真っ直ぐ帰ってきたのが功を奏したらしい。

 と、そこへ京都直通の113系が到着。この列車は草津駅の2番線発着ではなく、草津駅到着時に既に琵琶湖線の内側線まで転線している。


 花束列車は5368M。え、スタフって日付入りだっけ?

 草津線113系117系は、結局この日4/1(土)が最終日となった。日付入りのスタフはひょっとしたらダイヤ改正の3/18から4/1だけに見られたものなのかもしれない。毎日のように見掛けていた緑の電車が、もう見られなくなるのはいささか寂しいもんだ。 <終>