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◇ 上野よ!さらば ◇
1時間ほどで上野動物園を出て北へ向かう、と言っても1駅だけ。上野動物園を出るときには、そのつもりも無いのに再入園券をget。再入園券の配布という形態は今では珍しいかも。
*上野 1201-1205 日暮里
◇ 舎人ってなに? 何処? ◇
“すいてつ” にとっては、いつの間にか開業して目立たぬ存在だった舎人ライナー。馴染みの無い日暮里での乗換えは、思ったより遠かった。焦った。
*日暮里 1210-1230 見沼代親水公園
舎人とはWeblio古語辞典によると、天皇・皇族に仕えた下級役人、とある。ただ地名としての舎人の由来は諸説あるらしく、はっきりしていない。何はともあれ日本の新交通システム完乗!
◇ 新交通システムって何処まで含む? ◇
最近ではBRT(未乗)という新しい輸送システムまで現れているので、調べてみた。ちゃんとした定義は無く、WikipediaではAGT(後述),HSST(リニモ),BRT,LRT,ガイドウェイバス,モノレール,ゴムタイヤ鉄道(札幌地下鉄),リニア駆動鉄道(リニア地下鉄),カーレーター(須磨:未乗)、果てはエスカレーターや動く歩道までをも含めて記述されている。一方でAGT(自動案内軌条式旅客輸送システム)という概念もあり、こちらの方がいわゆる新交通システムのイメージに近い。この中にHSSTが含まれないのは意外。先ほどの完乗宣言はこちらに拠る。
システムはAGTでも水平エレベーター扱いなのがウイングシャトル。以前乗車した記録があるのでどうぞ。たまたま併走となり、面白い映像が撮れた。
◇ 東京へ ◇
*見沼代親水公園 1234-1255 日暮里
*日暮里 1301-1314 東京
上野東京ラインに乗りたいところだが、うっかりしていて間に合わなかった。乗るなら常磐線直通が面白そうやけど。
さて18切符利用だったら延々と乗継いで西へ向かうところを今回は北へ。目的は北陸新幹線初乗車!
◇ 北陸新幹線は高い! ◇
みどりの窓口でICOCAを精算して乗車券・特急券を購入。運賃はほぼ距離に比例するので想定内だが、新幹線料金が高い! JR東西の合算になるから? 東海道・山陽直通だとこんな事は無かったはず。ちょっと解せない。
なお琵琶湖線内で下車するのに乗車券を京都まで買ったのは、近江塩津-山科を最短距離で計算する特例が当初からあって料金が同じため。10/3(木)まで有効と云うのが微妙。10/4(金)まで有効だと色々と使い勝手は良かったのだが。
◇ 空いていた「はくたか」と乗れぬ「かがやき」 ◇
ご覧の様に買ったのは自由席。この時間帯なら並びゃ座れるだろ(元々1時間遅い列車を想定していた)とノンビリ気分。新幹線乗換口付近のコンビニで食料を買い込みホームに上がると、何と「かがやき」は全車指定。慌てて「はくたか」の列に並ぶと丁度扉が開くところ。車内はガラガラ。そして発車。これが東京駅に着いてから10分、新幹線の改札を通ってから5分の出来事。危ないところだった。
*東京 1324-1620 金沢「はくたか」565号
上野-大宮間は上野,大宮通過の「やまびこ」に乗って以来の訪問。あの時も週末台風が連続し、乗車した特快「リアス」(キハ52単行)が対向待ちで30分遅れたため岩泉線乗車を諦めた。あぁ残念。新幹線車内は普通車でも高級感があり、上下に大きく動く枕は有り難い。ただ窓は窓柱より狭い今時の航空機デザイン。外を見るなら窓側を確保しなければ話にならない。
上越新幹線と分かれる高崎ではそこそこの乗客。さて分岐の構造はどうなってるのだろ?と興味津々で窓外を眺めていると、上り線は2線が並んでいるの対し下り線はずっと1線のまま。そして高速運転のままポイントで分岐。これには驚いた。160km/h運転が可能な#38分岐器なんだそうな。凄いな~
長野からの乗客はそれなりに多かった。信越・北陸両線が並行在来線だが単線の峠越え区間も存在するので、日本海に抜けるには新幹線を選択するしか無い。ただ直江津を通らないルートには かなりの反発があったことが想像される。せめて高田を経由すべきだったのでは?
日本海に沿う区間は在来線で見た光景をそのまま俯瞰する感じ(と言ってもほとんどトンネル)。なお東西を結ぶ北陸浜幹線は交流の周波数が問題となるが、長野県の軽井沢以西は60Hzと思いきや、糸魚川前後は新潟県なので50Hz。複雑。
富山からの乗客は多く、一番混んだのでは無いだろうか。金沢までは地方都市が結構連なるのだが、新幹線利用が多い一方、自動車社会なので在来線の普電は元々30分毎位。折角の規格の高い線路が勿体ない。
◇ 「しらさぎ」乗継はゆったりと ◇
想定より1時間早く着いてるし新快速の敦賀延長後は普電も便利になったので、普電で帰る・・・事はせず「しらさぎ」に乗車。乗継割引に価値あり。
*金沢 1648-1844 米原「しらざぎ」14号
金沢では接続時間の短い「サンダーバード」に乗客が流れるので「しらさぎ」の待ち客は少ない。しかも14号は入線が早かったので、席を確保してから周辺を彷徨くことが出来た。まぁ、発車時でも席は空いてはいたが。
米原での3分の乗換は辛い。間に合わない人も多いのでは? それにしても普段の平日と同じ時刻に同じ方向から帰宅するというのは、ちょっと疲れる。
*米原 1847・・・(下り新快速)
下車駅では「乗車券の経由に“東海道”が入ってない」と駅員が右往左往。待たされたものの無事に下車できたが、しっかりして頂きたい。更に疲れた。
(こんな風にブログにしたためるつもりはあまり無かったので、写真が少ない。読み辛く申し訳ない。兎に角撮っとかなあきまへんね。) <完>
※ あとがき
この記事の脱稿が10/12(土)の午前。まさかその20時間後に千曲川が氾濫し新幹線が水没するとは・・・ 被災された方々にお見舞い申し上げると共に一日も早い復旧をお祈りいたします。