◇ 近江鉄道も撮りたい! ◇
最初の甲種輸送は令和元年12月14日、この日は近江鉄道ワイン電車のラスト前日だった。この時期9866レは隣県(京都)まで越境しないと明るく撮れないし、明るく撮れる日もあるだろうと考え、ワイン電車撮影を優先した。結果甲種輸送は近江八幡駅での撮影となったが、この駅は中一線を挟みながらも明るく、偶然ながらなかなか良い選択だったと思う。後尾が暗いのでもう少し引き付けてもいいかな。他にも撮影者が数名。やはり1本目の輸送というのは耳目を引き付ける。
それにしても東武鉄道の70000系群の甲種輸送は何故か暗い時期に行われる印象がある。東京メトロとあまり代わり映えしない、と言ってしまえばそれまでだが、やはりスカッと撮りたいもの。 (EF65 2096 9866レ 2019.12/14 17:46 近江八幡)
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◇ 早春の甲種輸送 ◇
一年で一番日の入りが早いのが冬至、一番日の入りが遅いのが夏至、って思ってない? 実は日の入りと日の出が早い日,遅い日はずれており、日の入りが一番早いのは12月始めで遅いのは6月末~7月初旬。一方日の出が一番遅いのは1月始めで早いのは6月半ば。なので秋の夜長や春の日長と云う言葉が生まれる。
2編成目が甲種輸送されたのは令和2年2月15日。2月という言葉から受ける印象の割には夕方は明るくなっており、晴れていれば18時頃まで撮影が出来る。この時は日の入り18分前の通過。薄暗くなってきた中にあって新車の輝きが目映く感じる。 (EF65 2065 9866レ 2020.2/15 17:20 草津-南草津)
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◇ ドン曇り ◇
日の入り時刻の変化が一番激しい時期。前回から3週間が過ぎ、可成り明るくなっているはずがドン曇り。逆光となる場所ではあるが、背後には音羽山から比叡山へと連なる山々を見通せるポイント。それが霞み気味になってしまった。ピントも少々迷ってカマ後部あたりに来ている。
カマ横に重機が見えるのに気付かれただろうか。線路向こうに広がっていた田園は、南草津プリムタウンという大住宅地へと変貌しようとしている。今のところ3階建て以下の区域が大半で、中央に商業施設という計画になっている。山並みが隠れることは無いだろうけど、スッキリとした光景は間違いなく失われる。知る人の少ない穴場的ポイントだっただけに残念。ただ工事自体は遺跡の発掘調査が行われた関係で遅れている模様。 (EF65 2095 9866レ 2020.3/7 17:18 南草津-瀬田)
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◇ 最終輸送 ◇
春分の日の翌日、現時点で最終となる4編成目が輸送された。この日は好い天気。良い陽が当たるかなと、 “すいてつ” オリジナルポイントへ。背後に建屋が建ってしまったのが残念だが、広々とした夕陽向きの空間。何度か掲示板には投稿しているのだが、未だ誰とも出会ったことが無い。
ギラリ狙いでは無かったし、時期的にもう遅いかと思っていたらそうでもなかった。建屋の窓が気になるので腰を落としたことも良い方向に働いたかもしれない。ギンギラよりはディテールが判別出来るくらいの方が “すいてつ” 好み。好い具合に撮れた。 (EF65 2065 9866レ 2020.3/21 17:18 南草津-瀬田)
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◇ ところで70090型って? ◇
マルチシート車と言うそうな。ロングシート座席をクロスシート座席に転換できる構造。そんなもんでよくも着席料を取るな、と思っていたら大間違い。なかなか好い座席に仕上がっている(ハズ)。近畿日本鉄道の同様の車輌に先日乗る事が出来たので、その時の記事をご参照あれ。(5200系では無く、最初の方の◇ 大和西大寺経由 ◇の項)