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◇ 来た! ◇
さていよいよ本命がやって来る。集まったファンは10人くらい。そして・・・
やはりシキ801Bはデカイ。C梁を付けていればもっとデカイがこの方がスタイルは好い。ただサイドを効かそうとは決めていたが、どう撮る?
普段の、線路が奥へと消えていくような構図は、この場合ちょっと合わなさそう。編成が短いので、前後を切って (“すいてつ”としては) アップにした。で結局撮ったのがこの2枚。何時ものようにカマ中心の切り位置となってしまった。大失敗。シキの手前の架線柱が鬱陶しい事この上ない。折角此処まで遠征してきたのに・・・
架線柱間に収まればいいのだが、手持ちポイントではそんな好都合の場所は思い当たらない。シキって撮るの難しい。 (EF65 2070 9863レ 13:49)
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◇ 考察 ◇ 参考にするのは近江鉄道!
毎日の行き帰りに水田に沿う近江鉄道撮影の名所を通るので、朝陽や夕陽の時間帯の季節となる頃、時折出合う方がいる。近江鉄道撮影では知られたカメラマンで、展示会に寄させて頂いた時に色々と写真を見せて頂いた。ブログも開設されている(勝手にリンク)。
⇒ https://ameblo.jp/yossylc100
近江鉄道は架線柱間隔が狭い。車長の短い近江鉄道車輌でも2輌編成を納めるのがやっと。よっし~氏は特に水田の水鏡シンメトリー構図が知られていて、初期の御作品は架線柱間にピタリ編成を収めておられている。
最近は連結面間に架線柱を配されている。この場合構図内には架線柱が1本あるだけ。前者と比べると、後者の方がスッキリとした御作品である事が判る。
この後者の構図なら架線柱間隔はあまり気にする必要が無い。よし、次の機会にはこの構図を参考にシキを撮ろう!
◇ 夜は地元で音録りメイン ◇
9863レは夕陽が沈む頃に稲沢を出る。撮って撮れないことは無く、米原での長停車中に地元へも先廻りできるのだが、流石にしんどい。一旦家に引っ込んで一休み。
さて通過音撮りと書いたが、単に撮るには駅の中の方が良いけれど、音録りとなると一考を要する。今やほとんどの区間がロングレール、夜撮が出来て継ぎ目音が録れる場所と云えば・・・ あった! なーんや、よく撮る場所や。勝手知ったるポイントには、やはり誰も居ない。逆に夜なので、一人でこそこそと可成り不審な行動ともとられない。まさかフェンスの隙間から身投げ・・・
投げたのは身では無くファインダー越しの熱い視線。ビルの隙間から漏れる街の灯りを纏って、黒い車体がやって来た。荷が無いせいか相当速い。耳ではしっかり聞こえた タンタタンタタンタ タタタタタタタタタタタタタタタタ という継ぎ目音は、前半が輻輳して判別が効かない記録となってしまった。 (同 草津 21:13)
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