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◇ 101F ◇
いつものアングルの明るい写真が無かったのでちょっと判断しづらい。パンタ横、クーラー横には全てランボードがあるのは判る。
連結面側のランボードが左右で長さが違う? 湖側の方が少し短いようだ。
列車無線アンテナは両側に付いている。
◇ 102F ◇
100形は積極的には撮って無かったので、特に上からの画は急遽撮り集めた。
101Fとの差異は特には見あたらない。連結面側のランボードは、やはり湖側の方が短い。
列車無線が両側にあるのも同じ。
◇ 103F ◇
103Fもおなじ形態の模様。標準化は保守・品質維持の基本だが、ブログに書く分には少々つまらない。
列車無線アンテナもやはり両側にある。
◇ 104F ◇
中間車改造のこの編成も屋根の上は変わりなし・・・に見える?
パンタ横のランボードの長さが連結面側と運転室側とで入れ替わっている。つまりクーラー近くまであった連結面側のランボードが短くなり、運転室側のランボードはクーラー近くまで伸びている。
列車無線アンテナが両側に有るのは同じ。
◇ 105F ◇
104Fと同じ形態に見える。中間車改造の2編成目だから、前改造の改良みたいなモノが反映されるのかな、と思ったけど外観上は見あたらない。
即ち、ランボードの長さが連結面側と運転室側とで入れ替わっている。なお、列車無線アンテナはやはり両側にある。
◇ 901F ◇
100形の前に登場した編成なので、101Fに近い形態かな。
ただ運転室側のランボードは、パンタグラフ横だけの短い長さ。
さて、近江鉄道の稼働編成の中で、901Fだけ屋根上の異なっている点って判る?
答えは列車無線アンテナ。901Fだけ貴生川側にある。
◇ 301F ◇
5月中にデビュー予定だったらしいが、昨今の状況を考えると難しそう。ただ既に試運転は行われているとの情報が上がっており、近江鉄道初の(界磁)チョッパの技術的な面は、クリアしているのかもしれない。実車は彦根の車庫に外に留置されているので、ご覧になった方は多いかも知れない。
ランボードは104・105Fと同じ形態。列車無線アンテナは両側にある。100形から窓廻りの形状が変化しても、屋根上はあまり変わっていない。
なお、「ガチャコンを上から眺めてみよう」ではパンタグラフには触れなかったが、多分100形,800形とも共通で同じ形状のパンタグラフが使用されている。一方300形はそれらとは異なる形状のパンタグラフで、関節部を左右を結ぶ枠がある。
300形は近江鉄道初のチョッパ車となるが、その辺のところも少し触れておきたい。タネ車は回生ブレーキ付きなのだが、列車本数の少ない近江鉄道では回生ブレーキは失効すると思われ、使用されないものと推察できる。そうなると発電ブレーキには充分な主抵抗器が必要なので、主抵抗器が強化されているのでは?と思い、床下を観察してみた。結果から云えば100形と同じだけの主抵抗器がタネ車時代から300形には積まれていて、全く気にする必要は無かった。タネ車自体が回生ブレーキと発電ブレーキが併用されてるんだろう。列車本数が少なく、しかも25‰連続勾配の西武秩父線で運用が可能だったくらいだから。
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