気ままな 汽車好き

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雪月花に乗れた旅 <9> 糸魚川

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2023.9/9(土)
 帰りの新幹線は夕刻の列車。雪月花の余韻を濁さず糸魚川でゆるりと過ごしたい。
フォッサマグナミュージアム 大地溝帯
 各地にフォッサマグナ(マグマとちゃうぞ!)関連施設はあるが、糸魚川ー静岡構造線(大地溝帯西端)の本州北端の地である糸魚川のそれは南の丘陵地にある。
 其処へは廃止代替バス糸魚川バス:美山公園・博物館線を利用。コミュニティバス等のこの手のバスに全く縁が無い妻は運賃にビックリ。写真左が往路のバス,右が復路のバス。
 糸魚川駅アルプス口(南口)1355-1404フォッサマグナミュージアム ¥100
 下車するバス停は美山公園の中。公園内にはミュージアム以外にも色んな施設が建てられている。
 館レポは詳しい方にお願いするとして、地質・岩石に関する地味な内容ながら来館者は多く、妻も興味津々で観覧していて意外だった(宝石展示があるから !?)。
 屋外には化石発掘体験広場「化石の谷」がある。体験の有無に拘わらず立入る時点で有料(¥300/30分)なので注意。
 フォッサマグナミュージアム1520-1529糸魚川駅アルプス口 ¥100
● ヒスイ海岸 ● 圧巻の消波ブロック
 糸魚川駅日本海口(北口)から真っ直ぐ北へ400m進めばそこは海。防波堤に沿う国道8号線の向こうに日本海展望台が造られているが、上に上がるのに下に潜ると云うのが何とも・・・
 一直線の浜(親不知側)。其処はヒスイも混ざった綺麗な砂利浜・・・訂正! 角い消波ブロックが浜を埋め尽くす圧巻の光景。様々な形状の、まるで消波ブロックの現地展示場。不思議とテトラポッドは見当たらない。荒れた海、次々と押し寄せる強大な波・・・これだけの消波ブロックを必要とする厳しい自然は想像を絶する。
 直江津側は険しい山塊が海に迫っている。筒石駅をトンネル内に作らざるを得なかった理由が此処にある。
 海に至る途中には、一面が琺瑯看板に覆われた建物があった。道路標識までもが仲間に見えてしまう。レトロな街づくり事業の一環らしい。
 これらの中でもレアだと思えたのが「シホはりすく」。星製薬の創業者星一氏はSF作家故星新一氏の父で、看板は当時物。なお看板はどうやら増殖中。
キハ52待合室 ● 糸魚川ジオステーション ジオパル
 糸魚川駅南側1階にある複合的観光施設。入口の外には総煉瓦造りの糸魚川駅機関車庫1号の入口面が保存されている。奥に見えるキハ52は時折引き出されるらしい。

 入口横には東洋活性白土で活躍した、国産最後の産業用蒸気機関車くろひめ号協三工業製)。
 建物入口右側は「ジオパーク観光インフォメーションセンター」。ココにもヒスイが。
 建物入口左側は「キハ52待合室」、入口に展示されているのはアント
 何でも年代物の希少品とか。(Wikipediaに拠る)
 キハ52待合室のメインは本物のキハ52。立て掛けられた数々のHM。HM付の特別な姿もエエけど、ノーマルな普段の姿も記録したいもの。
 キハ52自体は待合室として利用出来る。

 キハ52の横に見えているTwilightExpressモックアップ実車はもっと豪華だったはず。

 とは云え気軽に往時を感じることが出来るのは何物にも代えがたい。おや?向こうに急行が・・・

 トワイライトエクスプレス糸魚川行!

 周囲には実車の部品が展示されている。壁の煉瓦は糸魚川駅機関車庫1号の壁面の保存利用。

ジオラマ鉄道模型ステーション ● 糸魚川ジオステーション ジオパル

 先程の待合室となっているキハ52の車内を横断すると、其処は「ジオラマ鉄道模型ステーション」。巨大なプラレール・レイアウトが先ず目を引く。

 所狭しと飾られた展示物。合間を縫っての撮影なので時間がなく、ジオラマや模型は撮っていない。(右奥に写り込んでいるのがジオラマ

 此処はジオラマ鉄道模型ステーションなので模型とジオラマが主体。広い空間なのだが壁が少ないので展示は窮屈。

 展示品は貴重な物ばかりだが、そんな訳で系統立った展示は行う余裕が無い模様。ピンクの解説札が値札に見えてきてしまう・・・

 タブレット閉塞機も貴重だが、近江鉄道駅の併設施設2箇所で保存されてるので特に撮らず。

 扇風機が意外と大貴重だったりして(JRマーク機は多数残存?)。塗装は薄緑色やったと思うが、これは運転室用かな?

● えちごよさらば ● サンダーバード・トワイライト・エクスプレス

 とうとう帰りの時刻。名残を惜しみつつ列車へ。

 糸魚川1628-1718金 沢 はくたか567号
 ・金 沢1731-1938京 都 4040M サンダーバード40号

 サンダーバード40号は途中福井駅にしか停まらない超速達列車。その福井駅を過ぎた頃、あたりは夕闇に包まれる。差し詰めトワイライトエクスプレス。城山の影が雲上に伸びる。 (大土呂附近 2023.9/9 18:19)

 下車駅では京都市内からの乗り越し料金を精算。唯一の途中下車指定駅の金沢の途中下車印が入った乗車券は、「定期券で・・・」とか何とかよく解らない理由で貰うことは出来なかった。

● おさらい ● 旅程

2023.9/8(金)
・京 都659- 913金 沢 4001M サンダーバード1号
・金 沢923-1026上越妙高 はくたか558号
上越妙高1034-1047直江津 53M しらゆき3号
 *上越市立水族博物館うみものがたり
直江津1301-1348十日町 837M
十日町1449-1751潟 町 8133D-8136D「越乃Shu*Kura
 *鵜の浜温泉「汐彩の湯 美味海食みかく」
2023.9/9(土)
・潟 町926-941直江津 1328M
上越妙高1035-
1316糸魚川 8354D-8355D-8640D
 「えちごトキめきリゾート雪月花」
糸魚川駅アルプス口1355-1404フォッサマグナミュージアム
 *フォッサマグナミュージアム
フォッサマグナミュージアム1520-1529糸魚川駅アルプス口
糸魚川1628-1718金 沢 はくたか567号
・金 沢1731-1938京 都 4040M サンダーバード40号

<完>