気ままな 汽車好き

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雪月花に乗りたい旅 <4> Shu*Kuraの旅

 前篇はこちら ⇒

● 海乃Shu*Kura ● 青海川駅

 十日町1449-・・8133D・・長岡・・8136D・・-1711青海川1733-・・・ 越乃Shu*Kura
  (長岡 ⇐)キハ40 552+キハ48 1542+キハ48 558(⇒ 直江津

 海に一番近い駅(航路除く)が海芝浦なのは疑う余地も無いが、渚に最も近い駅となると幾つか候補がある。青海川もそのひとつ。ホームからは雄大日本海を望むことが出来る。

 海水浴場が名高い(徒歩1分)鯨波駅共々、青海川駅景勝地福浦海岸の真っ只中。

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 駅の背後は断崖絶壁。

 やっと越乃Shu*Kuraの海側側面が撮れた。

 2号車のズラリ並んだ2段窓(?)はやはり迫力。

 架線柱をど真ん中に入れて邪魔を消し、列車と海を写し込む。この構図、誰もやってないけど邪道かな?

 夕陽に染まりつつある空を入れて反対側も。撮ってる時は人が邪魔に思えてしまうが、観光列車なのに人っ子一人写って無ければ、其れはそれで寂しいかもしれない。これでいいのだ。

 最後に小さく可愛い青海川の駅舎をパチリ。空が薄く色付く一方地面にも薄闇が訪れ、侘しさを感じるひととき。

● 暮乃Shu*Kura ● 米山海岸

 青海川での観光停車を終えて越乃Shu*Kuraは一路西へ。次駅笠島を過ぎ米山駅附近に差し掛かると再び海が車窓を埋め尽くすようになる。丁度日暮れ時、夕陽が車窓にフレームイン。トワイライトShu*Kura也。 (上3枚:米山附近,下:米山〜柿崎)

 いよいよ越乃Shu*Kuraの旅も終焉。身支度を整えた頃、ほんのり行燈に灯が点る。

 十日町1449-・・8133D・・長岡・・8136D・・-1751潟町  越乃Shu*Kura
  (長岡 ⇐)キハ40 552+キハ48 1542+キハ48 558(⇒ 直江津

 初っ端をチョッチ撮り逃したが、鯨波青海川~柿崎の車窓映像はこちら 

● 別離Shu*Kura ● 潟町駅

 宿の最寄り駅、片町駅潟町駅で列車を降りる。無人駅だった。

 終点まで乗りたかったなぁ。 (8136D 2023.9/8 17:52)

 入れ違いに到着する上り普通電車。この列車がもう少し遅いスジなら越乃Shu*Kura直江津駅まで乗り、この普通電車で戻って来れるのに。それはそうと結構乗っとるな。 (1343M 2023.9/8 17:55)

 垂れ幕の歓迎を受ける。 (撮ったのは翌日)

 季節は初秋、夏を引き摺り未だ本格的に暑いのだが、灯が点った無人駅に暖かさを感じるのは執筆時期のせい? (17:57)

 駅前の観光案内板。実際には同じ太さの道がもっと多数あるので迷いやすいと思う。

  “すいてつ” が通ったルート。

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● 鵜の浜 ● 黒雲に 隠されまいと 朱い空

 駅から徒歩1.0kmの宿を行き過ぎて更に100m進むと、そこは日本海。 (18:10)

 海に長く突き出た防波堤、先端の直江津港沖防波堤北灯台の灯りが侘びしい。旅客船らしきものは佐渡汽船のフェリー? (18:11)

 北を振り返ると遠望出来るのは福浦八景の聖が鼻。実は黒雲が立ち籠めているのは西の空だけで、上空には明るさが残っている。 (18:12)

 由来は知らぬが浜に建つ人魚像。 (18:12)

 陽に染まる渚を波が喰らわんとす。 (18:19)

⇒ 次篇に続く