気ままな 汽車好き

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阪急・モノレール・北急<Ⅱ>『京とれいん 雅洛』

※ 乗車日:2024.4/20(土)

前篇はこちら ⇒

 『京とれいん 雅洛』は登場から既に5年。もう語り尽くされてる事は承知の上で、今回新たに “すいてつ” のブログに加えさせて頂く。(写真は後日撮影分も合わせて編集)

 『京とれいん 雅洛』の京都河原町駅での折返し時間は26分。その間に特急が3本先発する。加えて『京とれいん 雅洛』は駅の端っこの②号線からの発着なので、目立たないのか待ち構える乗客は少な目だった。 (撮影:2024.8/12 10:25)

 右の①号線には特急が到着し左の③号線からは準急が発車している。
  “すいてつ” は背ずりが傾いていて座り心地が良さそうな3号車の1人席を確保(後述)。陽は射しこむけど47分間のショート・リゾート旅が堪能できた。

 京都河原町1041-1128大阪梅田 7566号車

● 1号車「秋・楓」 ● 7006号車

 大阪寄り先頭車。運転席後部は半個室みたいな雰囲気で、座席は専用の図柄だが通常のロングシート(のハズ)。木質材の色は奇数号車は明るい色が基本。

 ドア間はボックス席が並ぶ。

 車輌南側は4人のボックス席。北側は2人のボックス席。背ずりは立っていて長く座るのには向いて無さそう。カーテンはチェックしてこなかったが一般車と同じタイプ? 金具は『京とれいん 雅洛』専用のようやけど。

 京都寄り車端部には車椅子スペースが設けられている。右側の座席はソファのような造りに見える(今度機会があれば座ってみよう)。

● 2号車「冬・竹」 ● 7506号車

 中央に枯山水を設けた贅沢な造りと思わせながら座席がロングシートのように並べられているので、実は立ち客が多く収容できて吊り手もあるというユニークな造り。但し立ち客からの眺望は絶望的に良くない。座席は左右で図柄が異なる。木質材の色は偶数号車は濃色が基本。

 枯山水の向かい側は畳敷きの床几台。立ち客が居なければ侘び寂びをじっくり堪能できる。此の箇所には吊り手が無いので立ち客は手摺りに掴まることになるんやろな(この場所には立ち難いやろけど)。

 車輌に誂えられた枯山水というと「みやび」の悲しい事故を思い出してしまう昭和世代・・・

 4枚窓となっている扉は車内から見るとこんな感じ(各車共通)。枯山水の竹は車外から眺めても味わい深い。

 京都側車端部は1号車と同じと思いきや、右側はストレートの通常のロングシート形状。

● 3号車「春・桜」 ● 7566号車

 『京とれいん 雅洛』の6輌の中で、1番座席が埋まるのが早い車輌(京都河原町駅で見る限り)。窓向き座席が人気なのと、同じ窓向き座席でも落ち着いた色合いの4号車と異なり明るく華やかな雰囲気が好まれるからだろうか。

 無人の状態で撮るのは中々困難。但し此の座席、1・6号車のボックス席同様背ずりが立っていて長くは座り辛らそう。短時間の乗車なので見栄えの方を優先したんかな。

 この1人掛け座席だけは背ずりが傾いている。但し南側の座席なので陽が差し込んでくる時間帯が長い。

  “すいてつ” は京都河原町⇒大阪梅田間は、此の1人掛け座席を利用した。窓の簾と座った時の車内の見え方はご覧の通り。

 京都側車端部。右側の座席は個別となっている。左側の1人座席は1,2号車とは異なり室内側向き。

● 4号車「夏・葵」 ● 7576号車

 3号車と同じ造りだがテーマが違うので意匠は異なる。

 波打ったウエーブを描くテーブル。

 窓向き座席の形状がよく判るアングル。3・4号車各10座席だが、3人座席は使い辛そう。2人しか座ってないことが多いンとちゃうやろか。

 1人掛け座席。3・4号車各8座席だが半分は後ろ向きとなる上に中央は対面なので、対面とならずに進行方向を向くのは各3座席だけ。争奪戦が激しくなりそうだが、グループ客が多いせいかそうでもない。

 大阪側車端部。先の大阪梅田⇒京都河原町への移動時は此の座席を利用。ただ通常のロングシートの方が座り心地は良い。

● 5号車「初秋・芒」 ● 7606号車

 造りは2号車と同じ。窓のカーテン(簾)は2~5号車は同じモノのようだ。

 車輌中央部に誂えてあるのは坪庭。

 2号車とは異なるアングルで坪庭を眺める。手前側の窓には格子は入ってない。坪庭や枯山水を眺めるなら、此の座席が1番好いかも知れない。

 大阪側車端部。

● 6号車「早春・梅」 ● 7106号車

 京都側先頭車の6号車の車椅子スペースは大阪側車端部にある。

 造りは1号車と同じでドア間はボックス席。

 京都側車端部。いやぁ、こんなけ写真撮ると整理が大変だった。

⇒ 次篇:モノレールに続く