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◇ 5号車クシェット 指定は下段 ◇
ノビノビ座席「クシェット」は5号車に5区画ある。1番は車椅子対応なのでレイアウトは異なる。今回は使用されていなかった。(スマホでパノラマ撮影)
往路に指定されたのは2番の区画。4人が定員だが新型コロナ禍対応で上段は使用されていなかった。あくまで座席であり寝台では無いので、用意されているのは紺のタオルケットと枕カバー(枕は無い)。
床はカーペット敷だが土足のまま『銀河』には乗り込む。新しく出たばかりで手入れが行き届いている今は、暖かみがあって良い。
座席毎に個別の照明があり、その下には小物入れ。その下の黒いものは100Vコンセント。つまり、スマホに充電したりし易いようになっている。最近はホテルなんかでもこの様な設備があるようで、小“すいてつ” は何の躊躇も無く、充電器とスマホを小物入れに放り込んでいた。
座席の幅はB寝台と同じ70cmなのだろうか、寝っ転がるとこんな感じ。モデルは小“すいてつ” 。下段座席は落ち止めが無いので、 “すいてつ” は腕が落ちないように一工夫必要だった。また荷物の置き場にも少々悩んだが、今回は上段が空席なので荷物置き場として使うことが出来た。タオルケットや枕カバーが無地なのは、持ち去りを避けるためだろう。
座席はカーテンで囲うことが出来るが、全部引き出しても全周は覆えない。
右側は減光時に座席から廊下側を見たところ。丸見えである。
この座席は廊下側の壁にクッションが取り付けられているので、そこに背をもたれかけて足が伸ばせるようになっている(そのクッションは写真右に写っている)。だがカーテンが無いと、上段の客が上り下りする際に目の前に足が見えるわけで、ちょっと頂けない。
◇ クシェットの上段は? ◇
興味津々で上ってみた。残念ながら眺望は良いとは云えない。B寝台では落ち止めは2本張られた布テープだったようだが、『銀河』ではしっかりとしたデザインが施されている。
上段からホームを見下ろしてみる。ホームに人が居ればバッチリ視線が合いそうな感じ。ところで、上段にはカーテン有ったっけ?
◇ 5番区画 ◇
復路は車端の5番だった。この区画だけ、窓柱が主張している。タネ車の扉位置の関係かな。
復路の時にやっと気付いた。窓にもカーテンがある。このカーテンは廊下の窓にもあったので、横引きカーテンが無い窓には下降式のカーテンが備え付けられているのだろう。
⇒ 『WestExpress銀河』の旅 <Ⅲ> に続く