気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

懐鉄・北陸旅 城端-氷見編 (2022.10/1)

 ⇒ 前篇

● べるもんた ● 金沢 1206-1247 高岡 1253-(337D)-1341 城端 1410-(べるもんた)-1459 高岡

 城端線は昭和時代に「チューリップ号」を撮って以来の再訪。「べるもんた」を利用しなくても旅程に影響は無いけど、折角なのでプランに組み入れて早く高岡に戻ってこれるようにした。指定席券だけで利用できるのは嬉しい。収支は料理代金で賄っているのだろう、立派な金額やし。
 城端到着寸前にちょっとだけ開けた場所を見つけたので、城端1355着の「べるもんた」は其処で迎え写つことにした。え?単行!

 濃緑のボディと云い金帯と云い、まるでトワイライトの落とし子やな。

 城端駅の周辺には何もなく、食料の調達は叶わなかった。

 城端に到着した「べるもんた」からは大勢の団体客が降りてきたのだが乗り込んだのは数名。観光列車にゆったり乗れるっちゅうのはエエこっちゃ。だがこの観光列車、かなり凝ってながらも諄くないのはいいのだが、何で吊り手があるの?(吊り手まで凝ってる)因みに左の緑は厠の壁。

 お約束の記念乗車証。風景が綺麗な側=大窓側なので、綺麗な景色をバックに撮るとどうしても写るのは小窓側になる。

 窓は額縁をイメージしてるんだそうな。メニューの品は観光地価格。

 コーヒーセットを頼んでみた。「紙製のカップが在庫切れでプラ製でも良いですか」と尋ねられたところを見ると、専用デザインのカップだったのかもしれない。なお、べるもんた升は持ち帰り不可。

 沿線では歓迎の方々が手を振ってくれる。

氷見線 高岡 1522-(541D)-1551 氷見 1607-(540D)-1628 能町

 氷見線のハイライトは何と言っても雨晴海岸。越中国分駅を出るといきなり大海原が車窓に広がる。2度ほど訪れた昭和時代からこの光景は変わらない。

 終点氷見駅の駅舎。妙な影が落ちている。

 影の正体はこれ。魚形の装飾が瓦上に居並ぶ。

 駅舎内には城端駅にもあった「べるもんた」の顔ハメ看板。歓迎の垂れ幕。レンタサイクルの¥200/日は格安。

この項間違いあり。今夜修正予定。

 氷見線では昭和60年近くまでDL牽引の客車列車が残っていたが、客車列車の廃止によって機廻し線が不要になり、駅舎の先は線路が撤去され駐輪場となっている。その駐輪場にあるのはかつての腕木式信号機。停止を現示したまま固定されている。可動式にしたいところだがそれは出来ない。列車から正しく見える位置に腕木式信号機があるので、進行表示(腕が斜め下に降りた状態)にしてしまうと列車は車止めに向かって突き進んでもOKとなってしまうからだ。即ちこの腕木式信号機は生きている、列車からすると。

 復路、下車した能町駅では対向列車との交換があった。対向の543Dは「忍者ハットリくん」ラッピング車両を繋いだ2輌編成。発車を見送る。

 ⇒ 次篇に続く