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* 大原線はループ線? * 唐戸川は終点ではなかった
甲賀駅北口での乗継ぎ時間は約30分。その間は甲賀駅のトリックアートをブラブラ見学。写真は撮ってきたものの此処で取り上げるのは今更って感じやし、興味のある向きは適当にググってみて。
乗車するC1往6便は何故か折返し便の行き先を表示している。大原線は往路と復路で異なる経路を通る事から考えると、唐戸川や大原ダムは終点ではなく途中停留所の扱いらしい。運転士と「このバスは大原中公民館までです」「その先は乗り継ぎですね」という会話になった事からも、往路+復路で1本の便である事が窺える。バスは排気管が不調との事でアイドリングを長く続け、異常が無くなってからの発車となった。
C1往6便:甲賀駅北口 1505 - 1532 唐戸川(大原線 大鳥神社・西ノ口経由)
この辺りまで来ると県境の山々が大きく見え、広い空間には家一つ見あたらない。
大野中-櫟野上ノ組を結ぶ道。このルートを通るのは多分復1便のみ。
大原ダム停留所の先は山道となり、見えてくる大原ダムは結構な山の中。
唐戸川停留所は山を越えた先にある。
ちょっとした奥地にある長閑な集落だが開けた感じがする。出発が遅れた経緯もあり、時間調整中に降りて撮影、と云うわけにはいかなかった。(写真は2枚を合成)
帰路のC1復7便は路線図とは若干異なる経路で集落を抜け、最短ルートで大原中公民館へと向かう。
C1復7便:唐戸川 1532 - 1544 大原中公民館(大原線 大野中経由)
* 下校便 * 団地では降りず みんな駅へ直行
注目(?)の大原中公民館は瓦屋根の綺麗な建物。下見板の高さが何となく微妙な感じ。その前に停車しているのは今まで乗って来たバス。唐戸川行きC1往8便となって小学生の集団を乗せ、発車待ち中。因みに唐戸川まで行くバスは、乗車した便とこの便の2つしかない。(唐戸川発は3便ある)
乗継ぐバスはポンチョだった。小学生達が吸い寄せられる。
3~4人の児童が立つ。そのうちの1人がはしゃぎ廻り運転士は気が気でないが、無事甲賀駅北口まで辿り着けた。C1往8便は大原中公民館を出ると団地へ直行するルートを取るが、誰も降りない。団地までは2km弱、そこに住む小学生は歩いて帰るようだ。
C1復8便:大原中公民館 1556 - 1605 甲賀駅北口(大原線 拝坂団地直行)
* コミュニティ高速バス? * 新名神経由
今度は佐山線のメインルート便に乗車し、近江土山へと向かう。C4往1便で乗った時と同じバスだった。撮った時は系統番号が表示されてなかったので、C2往4便乗車時に撮った写真を添えておく。
C2往5便:甲賀駅北口 1645 - 1720 近江土山(佐山線)
草津線が通る谷と国道1号線が通る谷をショ-トカットする佐山線は、所用時分も短く なかなか使い勝手が良い。
終点の近江土山は立派なバスターミナルだった。シガ・エージェントシステムの営業所が併設されている。
さて今回のバス行脚の最終便は南草津土山線。何と新名神高速道路を通る。面白そうやん。料金は他の路線からは独立していて¥500(大人)、フリーきっぷの適用外。
日の入り時刻にB3行き4便が到着。車輌はコミューターだった。暗いのでスマホやとちゃんと写らん。
B3行き4便:近江土山 1733 - 1825 南草津駅(南草津土山線)
1人だけの乗客を乗せ、バスは新名神高速道路(近畿自動車道名古屋神戸線)へと入る。
草津田上I.C.からは一般道。国道1号線を横切る野路町交差点がいつも混むのだが、南草津駅には早着だった。バスの折返しまでは20分あるので、改めてゆったり撮影。
意欲的な路線なのに、利用者が少なそうなのは残念。 <2/6篇 終>