気ままな 汽車好き

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魅惑の停留所探訪 in 甲賀 <3-2> 岩室・六角堂

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● やっと岩室へ ● 隘路にビックリ

 近江土山ではデジタルサイネージが正式に稼働を始めていた。次に乗車するのはB2:土山甲賀病院直通便。中畑ランプからは水口道路に入る快速ルートだが、中畑ランプの合流部を別にすると和野・中畑線と甲賀駅-甲賀病院直通便で既に乗破済みなんだなぁ、これが。

 ・近江土山9:23-B2-9:28市場:土山甲賀病院直通便 行き2便

 乗車するバスが到着。乗客数は最大で “すいてつ” 含め4名だった。

 市場に着いたが乗り継ぐバスまでは時間があるので近くを散策。土山茶の茶葉が青々と育っている。

 乗り継ぐバスが回送されてきた。1日1本だけの市場始発岩室経由便。岩室経由の表示がないのは寂しいなぁ。

 ・市場10:00-G1-10:24甲南病院:広域水口線復2便(岩室里経由)

 初回は岩室の集落を縫う県道が工事中で通れず地団駄踏んだので今回はそのリベンジ、今度こそ岩室を縫うバスの車中の人となる。岩室橋を過ぎたら岩室の集落に入り、最初の停留所が岩室里。その先のカーブと云いこれだけでも充分に狭いのだが・・・

 え? ポストの先を直進すンの! その奥の右折も狭そう・・・

 隘路は続く。右折後直進した先は左カーブ&急下り坂。そのあたりから幾らか道幅は回復し、下りきったところに岩室公民館停留所がある。

 次の岩室間瀬戸停留所までの途中でC2佐山線の経路と合流。左への直進側が佐山線の経路で右側が岩室経由便ルート。乗車しているバスは右側からこちらへと向かって走る。

 岩室の集落を抜け切ったところが岩室口停留所。バスは右側からこちらへと向かって走る。左側の立派な道を走る便も1本だけあり、それが初回に乗車したC2佐山線復4便の岩室橋⇒岩室口間。

 そして滞りなく甲南病院に到着。乗客数は最大で “すいてつ” 含め3名だった。
(この項岩室集落の写真5葉は2023.5/21撮影)

● 甲南の地を巡る ● 環状線?循環線?

 次に乗車する路線E2は、携帯時刻表には路線名が「環状線」と記されている。ところがバスに表示されているのは「甲南循環線」。実際に乗車した感じでは「甲南巡回線」が相応しく感じたが、まぁそんなコトはどうでも良かろう。「E2」の表示が欲しいところではある。

 ・甲南病院11:00-E2-11:50甲南病院:環状線2便

 乗客数は最大で “すいてつ” 含め2名だった。

 経路途中のランドマーク的存在なのが寺庄駅近くの六角堂。1788年の棟札の写しが残されている地蔵堂で、天台宗霊應山慈音院文化財とのこと。慈音院は六角堂の東、650m程離れた寺庄東停留所近くにある。
 この由来を記すにあたって検索をかけてみたんやけど、ヒットしたサイトには判で押したように「六角堂は滋賀県に2棟が見られるのみの貴重な遺構・・・」と書かれている。多分どこかのサイトの丸写しなんやろなぁ、もう1棟についての記述が何処にも無いし。

 因みに滋賀県下のもう1棟の六角堂とは、大津市日吉大社近くにある早尾地蔵尊(六角地蔵堂)のこと。求法寺が管理している。

● 貴生川へ ● 不便な乗り継ぎ

 貴生川駅へ行くのなら路線E2乗車の際、甲南病院まで戻って来ずに寺庄駅から草津線へを利用してもいいのだが、何せ乗り継ぎが良くない。どうやら甲南駅⇔甲南病院間の接続が優先されてるみたいで、そりゃ逆方向への乗り継ぎは良くないわな。

 ・甲南病院12:10-G1-12:26貴生川駅:広域水口線復3便

 車輌はポンチョだった。乗客数は最大で “すいてつ” 含め6名。

次篇に続く ⇒