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● 近江土山 ● デジタルサイネージ新設
乗り継ぎ時間の合間に、新調された伽藍が気になっていた近くの寺に行ってみた。永雲禅寺と云うそうな。小振りながらしっかりとした構えで風格を感じさせる。お寺さんだから檀家以外の者がフラリ立ち寄るところではないと思ったのだが、庭ぐらいは拝見しても良かったンかな。
近江土山のコミュニティバス運行事業所内には、前回訪問時には無かったはずのデジタルサイネージが。この時点ではまだテスト中。
● 県道岩上へ ● レアな行き先を撮ってみよう!
30分少々待って乗り継ぎ便が到着。ただそのまま向かってもまだ早いので県道岩上で下車した。他の乗客は5人だった。
B1・下り20便:近江土山14:43-14:56近県道岩上
県道岩上では20分少々滞在。この間にA3路線のレア便が2便、立て続けにやって来る。最初は本水口経由便。街中なのに本水口を経由するのはA3が5便,B2が2便と少ない。(前々記事に既出の写真)
次はA3:上真海行き。だが方向幕は1ヶ手前の停留所の「幸ヶ平」となっている。まあ、そういうもんなんだろう。
ほどなく和野に向かった先ほどのバスが折り返してきたので、それに乗車する。平町で下車するまでの13分間で他の乗客は1人だけ。平町停留所からは真っ直ぐ南東に歩くと数分で本水口停留所に到達する。
A3・往9便:県道岩上15:19-15:26平町-徒歩450m-本水口
● 本水口停留所 ● 旧国鉄バス水口駅
国鉄(→JR)バス時代は停留所ではなく自動車駅だった。近江土山もそれに該当するが、本水口は風流な建屋となっている。右にあるカラクリ時計は滞在中には動いてくれなかった。中央の建屋にあるのは待合室とトイレで、窓口等はない。建屋の向こう側は駐車場。
周囲の雰囲気も悪くなく建屋も風流だが、平日だし周囲が観光地というわけでもないので観光客はいない。ただ地元民の往来もほとんどなく寂しい限り(静かな街並みと云った方がいいのだろうか)。これが地方の現実か。
● 上真海経由ショートカット便 ● A3 復10便:本水口15:53-16:13上真海 往10便:上真海16:13-16:32貴生川駅
この日2度目の和野・中畑線は1便しかない特殊便がお目当て。この復10便だけは本水口停留所が始発、と云うか甲賀市のコミバス全体でも本水口停留所を始発とする唯一の便。やって来たのはやっぱり先ほどの朱いバスで行き先もやっぱり「幸ヶ平」。停留所の建屋と絡めて撮りたかったが、発車時刻ギリギリの到着だったので叶わず。
復10便はポツンと離れた中畑を経由(中畑経由便自体は少なくはない)するので、前回撮れなかった里の写真をパチリ。里の中心附近の日枝神社が写っている。
バスは野洲川を渡ると和野の集落には目もくれずに、ひたすら次の停車停留所「幸ヶ平」へと向かう。車内放送も字幕と同じく「幸ヶ平行き」との案内。幸ヶ平を過ぎると「貴生川行き」の案内に切り替わり、往10便となったバスは引き続き野洲川左岸の藪の中の細い道を抜けていく。幸ヶ平から水口の町へ直行する1本しかないショートカット便だが、他の乗客はゼロ。幸ヶ平にある特別養護老人ホーム向けの便なのかもしれない。
● 行き交う113系 ● 草津線5326M:貴生川16:47-16:57甲賀
3月末で113系・117系が草津線を去るらしいが、ダイヤ改正後の今はその準備期間なのか草津線は113系だらけ。出来れば117系にも走り廻ってもらいたいが、朝夕しか出てこない。 (貴生川)
甲賀では上下列車が対向。4輌編成同士だとずれて停車するので、並びは撮れなかった。
● 櫟野・工業団地経由便 ● C1 往9便:甲賀駅17:40-17:54大原ダム 復10便:大原ダム17:54-18:13甲賀駅
大原線を訪れるのも2回目。今回は櫟野ルートの全乗と甲賀工業団地ルート乗車が目的。前回の便は櫟野ルートを途中で折り返す変な運行形態だったもんな・・・。ただバスのLEDに甲賀工業団地の表示はない。実際問題表示しきれんわな。
やはり気になる深山口→櫟野上ノ組のショートカットルートを今度は正面から激写。向こうに見える集落が櫟野上ノ組。
この後は暗くてスマホでは流れてしまい、ロクな写真は無いのでUP出来ないが、次回は櫟野の里は撮ってみたいなぁ。
● やはり113系 ● 草津線5379M:甲賀18:19-・・・
帰途の列車も甲賀駅で対向があった。対向列車が構内に進入してくる。
咲き始めた桜とコラボ。
そして乗車する列車が到着。
今回は去る113系にしっかり乗車できた事が印象に残る、変なバス紀行となった。 <終>