気ままな 汽車好き

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魅惑の停留所探訪 in 甲賀 <2-2> 唯一の山岳トンネル

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田村神社停留所 ● 荘厳なターミナル

 上り側(大河原方面)の停留所は立派な待合室付き。後ろは田村神社の鎮守の杜。

 対岸の下り側(貴生川方面)の停留所は道の駅の入口にある。ただし田村神社始発の便は道の駅の駐車場の中から出発する(写真の左側)。

 そしてこれが田村神社。相当な規模。乗換時間の間にちょっとお参り・・・は無理。一度ゆっくり訪れたいものだ。

● 大野地域市民センターへ ● 大野公民館

 下り14便は4分程遅れて出発。他の乗客は最大で9人。前述したように田村神社始発便は停留所標識柱の前からの発車ではないので、ベンチでボンヤリしてたら見逃すかもしれない。

 B1下り14便:田村神社11:30-11:41大野,徒歩270m

 大野停留所から大野地域市民センター(白い建物)へは徒歩。停留所は建物の向こう側。

 大野地域市民センターとは大野公民館のこと。その目の前に停留所はある。

● おおのデマンドバス B6:末田・大野小学校線の代わりに・・・

 B6:末田・大野小学校線に乗れればいいのだが、終点の新里が他の路線と離れている上に戻る便もないので、やむなくほぼ同ルートの「おおのデマンドバス」で一周する事にした。3便を利用するには10時までに予約の電話を入れておく必要がある。

 3便:大野地域市民センター12:24-12:49大野地域市民センター

 やって来たバスはB3:南草津土山線の車輌で表示もそのまま。他に3便を予約した乗客はなかった。


 第2緑ヶ丘から先はちょっとした山越えの急勾配。峠を越えた先は広々とした光景が広がる。 (須恵の里付近)

 実はこの路線、日野町営バス南比線の直ぐ傍まで延びており、樹海パークと上駒月の両停留所間は650mほどしかない。直通すればいいのに・・・と、つい考えてしまうが運営自治体が異なると難しいんだろう。

● 大澤・土山北巡回線 ● 最急勾配 !?

 大野市民センターから大野停留所まで戻って下りのバスを待つ。4分程遅れてやって来た。他の乗客は4人。

 B1上り13便:大野12:58-13:07近江土山

 近江土山で乗換。次に乗る大澤・土山北巡回線の車輌は小型バスではなく中型バスだった。運用の都合やろけど。

 B8・2便:近江土山13:35-14:07近江土山

 甲賀市のコミバスの中でも大澤-近江平子-青土口間は、前記事の八女原枝線区間同様、根本的に便数の少ない区間。多くの区間は複数の路線が重複したりしていてトータルの便数はそれなりに確保されている。
 大澤の里へと続く山越え道(県道岩室北土山線)は相当な急勾配だった。最急勾配は10%のようだ。別格の40%近い暗峠や18%(前ヶ畑峠),25%(深泥ヶ池)の何れも体験してるが、ごく普通の2車線道路でのこの勾配はちょっと記憶にない。そしてサミットを越えて里へと下る道もそれなりの坂道。

 その坂道を下りきったところ辺りにあるのが大澤停留所。

 路線の南端の大澤停留所で折り返したバスは野洲川の左岸を北へと向かう。路線の北端に近い中道附近はこんな光景。

 路線北端の青土停留所。

 青土停留所で折返したバスは今度は野洲川の右岸を南下する。途中には恐らく甲賀市コミバス唯一の山岳トンネルがある。(へつじ隧道・新名神区間除く)

 近江土山に近い野上野附近の光景。中道附近と同様民家は少ないが、谷を下り平野が広がってきた分穏やかな感じがする。

 30分程の乗車だったが、結局他の乗客が乗り込んでくる事はなかった。

⇒ 次篇に続く