● “すいてつ” は貧乏なり ● 我が足で賄おう
甲賀市政20周年記念の一環で行われた写真展が発端だった。近江鉄道やコミバス,信楽高原鐵道の計6箇所を巡り終えたら、残る甲賀駅と油日駅の展示も見ておきたくなった。だが電車賃払って出向くには、貧乏性の “すいてつ” にとっては弱いネタ。そや、この間乗った湖南市のコミバスを記事にするには写真が足らんし、其れも撮ってこよう。となると輪行やな。ウツクシマツも見ときたいし、更についでに余野公園まで足を延ばしてこよ。ざっくり往復80km?何とかなるやろ。何時行くの?今日でしょう。
● 始まりはフクツー ● ピッカピカの青桃149号機
全検後いきなり押し桃運用の代走で59レを牽いたことを知り、地団駄踏んだのは前週のこと。それが今週は56レを牽引、今度は撮り逃さン!
EF210-149 56レ 草津-南草津 10:45
撮り終えた後は一目散に石部駅へ。歯車比が高くない外装6段のシティサイクルで平均時速19.4km/h、結構飛ばしてたんやな。信号3箇所、一時停止7箇所か。
・お立ち台10:46-10.7km-11:18石部駅:平均20.0km/h
(距離はGoogleMapにて計測,時間はおおよそ、以下同じ)
● 常楽の里 ● 常楽寺御本尊(千手観音)の次回御開帳は令和18年(2036)の春頃予定
次は湖南市コミバス記事用の写真撮り(石部駅もそうやけど)。石部循環線の多くの便が通る谷の、お気に入りの風景をパチリ。勾配は緩やか。
・石部駅11:22-2.3km-11:30丸山(県道石部草津線):平均17.2km/h
その次はケアセンター。この絵が無いとコミバスの記事が書き難いので。
・丸山11:32-0.6km-11:34ケアセンター:18.0km/h
西寺停留所に到着。バスから見る常楽の里は一瞬だが、その一瞬の印象を絵にしたくてやって来た。
・ケアセンター11:36-1.1km-11:40西寺停留所:16.5km/h
西寺停留所は湖南三山の常楽寺(=西寺)の最寄り停留所。案内板が立て並ぶ。木板には浮き文字で「夢街道 あいさつ街道 常楽の里」と記されている。
そしてこれが撮りたかった写真。茅葺き屋根が残る(一戸だけやけど)里を見守るかのように常楽寺が其処にある。
常楽寺をアップ。バス巡りから2週間が過ぎて紅葉が進んでいるが、未だこれからと云ったところ。近江の地にこんな立派な塔があるとは知らなんだ。
● 長寿寺 ● 子宝・安産祈願
・西寺停留所11:46-1.1km-11:50長寿寺:16.5km/h
西寺停留所の3つ先は長寿寺停留所。バスからは見えないが、湖南三山の寺でもあるし門前まで行ってみた。こちらも紅葉は五分といったところ。色合いは綺麗。
紅葉が進めば真っ赤なトンネルとなるらしい。
● 上葦穂神社 ● 社殿建立は670年
・長寿寺11:54-2.1km-12:01上葦穂神社:18.0km/h
長寿寺からは真っ直ぐ東海道(街道)に向かうとやがて上葦穂神社が見えてくる。コミバスの医療センタールート乗車時に印象的に感じてたのでパチリ。
● ウツクシマツ ● 美松台ルート
東海道(街道)に入ったのも束の間、再び山手側に進路を向けるとウツクシマツ自生地が見えてくる。
・上葦穂神社12:03-2.4km-12:13ウツクシマツ自生地:14.1km/h
ウツクシマツの存在は以前から知っていたが、名が大層なだけで大したことなかろうと高を括っていた。だが美松台ルートのバス(タクシー車輌)から現地を見て圧倒される。
マツクイムシ被害で株数が2割ほどに減少したらしい。元々は鬱蒼としてたのだろうか。
碑がいくつもあるのだが、此れが一番古そう。
自生地の再生に向けての植樹が結構多い。
説明板各種。ウツクシマツは劣性遺伝で大別すると4形態あるとか。
読み辛い・・・
ウツクシマツ畑 !?
昭和天皇もびわこ国体の折行幸されている。折しも来年はわたSHIGA輝く国スポ、今上天皇は行幸されるのだろうか。
柵はされてないし立て看板は此処にしか見あたらなかったが、自生地は現在は立入禁止。
⇒次篇に続く