気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

18きっぷ 紀伊之旅 壱 (2023.8/5)

紀勢線ふた旅 ● 快速「みえ」以来

 春の18きっぷでの懐鉄きっぷ:和歌山駅白浜駅収集の際は行って帰ってくることしか出来ず、旅情の薄い一日となったのが何とも悔しかった。えぇい、今度は紀勢を一周したんねん!
 多気~白浜間乗車は今回で2度目。あの時は新宮からキハ65「みえ」に乗ったっけ・・・

● 初電を乗り継ぐ ● 琵琶湖線奈良線

 琵琶湖線下り初電で京都に向かうと、そこに居たのは顔違いの205系。阪和顔が無灯火なのは残念やけど、しゃあないわな。

   ・・・701M-519京都
京都533-601M-627平城山

 奈良線から関西線へは通常は木津で乗り換えやけど、今回は待ち時間が長いので平城山で行って折り返した。加茂到着後、亀山行きは5分後に姿を現す。

平城山631-124K-642加 茂
加 茂654-224D-816亀 山

JR東海は313顔がお好き ● 色ぐらい変えたら

 亀山から先はキハ25。懐かしい形式番号やけど2扉やのうて3扉、片開きやのうて両開き。キハっぽくないのう。JR東海の非電化区間は今は新キハ25が席巻しててロング車ばっかり?その先でJR西管内に戻っても227系ロング車が待っとるちゅうのに。

亀山823-917D-935多気

 阿漕では912Cと対向。沿線は昔からの佇まいが残っててエエ感じ。

 次駅の高茶屋で後続の「南紀1号」に道を譲る。広い構内,長い交換設備は重要路線の証。

 山あいに見えるが実は平野部にある駅、徳和。対向列車は916C。

● 今は山中 今は浜 ● 深い山地と太平洋

 乗車してた917Dは参宮線直通なので、紀勢線を進むには多気で乗り換える。終着の新宮までは220分の長丁場。

多気943-329C-1320新宮

 次第に路線は山の中へ。326Cと対向した滝原は腕木式信号機だったら・・・と思わせる光景。

 深山の懐へ飛び込まんとするかのような伊勢柏崎。対向列車は「南紀4号」。

 さらに2駅進むと梅ヶ谷。その先は一気に荷坂峠を下って浜の街の駅、紀伊長島に到達する。此処では28分間停車。国道42号線が立派な4車線となって市街を貫いている尾鷲まで、あと4駅。

 尾鷲~熊野市は紀勢線と並行する国道42号線が海岸線を避け、遥か内陸を標高320mを2067mの矢ノ川トンネルで抜けるほど地形の険しいところ。線路の方は海岸線を辿っているが、後年の開通区間と云うこともあって駅間はトンネルでまっすぐに貫いている。それだけに列車から垣間見る海岸線は素晴らしく美しく、列車の撮影名所にもなっている。新鹿では列車から降りて海に飛び込みたいほどの砂浜が広がっていた。

 ただし眺望の利く個所は少なく、あっという間に通り過ぎるので撮るのも必死。やっと撮れた一枚は波田須の海。靄ってるのは海霧ではなく窓の汚れ。

 熊野市からはラストスパート、沿線はよく見る木々が南国風に生えている感じ。その木々を掻き分け「南紀6号」が駆け抜ける(神志山)。

 熊野川を渡った終点の新宮では「親子パンダくろしお26号」が9分の接続。

 接続の普通列車は150分後にしかないんで、周参見まで「くろしお26号」に課金して普通列車に乗り継ぐプランも考えられるけど、帰宅時間は90分早くなるだけ。あまりにもコスパが悪いのであっさりと親子パンダの旅立ちを見送る。

⇒次篇に続く