前篇はこちら。
◇ 第一報はクレーン車 ◇
彦根にクレーン車が来ている! と云うのが第一報。時は2019.12/14の午前8時頃。すぐさま駆け付けたいところだが彦根は近くない。某フォロワー氏からもお誘いを受けたので同乗させてもらい、彦根に着いたらこの状態だった。(と言っても既に真昼)積み込みの様子も撮りたかった・・・
リサイクルセンターへの陸送時の積み込みが何時だったのかは知らないが、この時はプロジェクトチームがその様子を記録したと聞く。土曜日の積み込みというのもそのためらしい。
機関車本体は積み込まれたものの台車は放ったらかし。何で?と思ったが、トレーラーを借りる時間を最小限にしたかったのかもしれない。この2枚には写っていないが、パンタグラフは既にパレット積みされている。
とにかくこの日の内に陸送されることは間違い無いと確信できた。陸送は夜だろうから一旦退却。陸送時刻はリサイクルセンターへの陸送時と同じだろうと安易に推測したのだが、某フォロワー氏の助言で早めに彦根に戻ることにした。
◇ 陸送開始早まる ◇
21時前に戻ってみると陸送が早まったとの知らせ。プロジェクトチーム以外で集まっているファンは10名ちょっとほど。最初のクレーン車の情報以降は、皆が情報を上げるのを控えた結果らしい。(勿論申し合わせた訳でも何でも無い。皆の考えることは同じ。)兎に角先ず一枚。今にも出発しそうな雰囲気。(20:58)
21時を廻ると直ぐに陸送が始まった。トレーラーは①:大きく(小さく?)右折して②:直ぐに左へとカーブし③:2車線路への交差点を左折しなければならない。よくこんなところに20m車を通したモンや。
さて運搬が始まったのはいいが、この時は “すいてつ” は経路を知らない。この写真の右端付近でビデオを廻していると滞りなくトレーラーは進むので、持ち替えて写真を撮る余裕も無い。第一近すぎて全体を撮るアングルを確保できない。仕方が無いのでED31と並んでお散歩。すると③の交差点を曲がったところで隊列を整えるためにしばし停車したので、やっと写真を撮ることが出来た。
こうしてみると小型に思えたED31も結構大きいことが判る。終結していたファンの多くは追っ掛け組。保存場所の八日市到着まで見届けるらしい。お疲れさん。
この一連の記録はやはりビデオ向きだろう。こちら ⇒
◇ 無事到着 ◇
翌朝保存先の近江酒造㈱に行ってみると、機関車はまだトレーラーに積んだままだった。台車は既に線路上にある。昨日の日中に積み卸し・運搬されていたのだ。
この写真を撮ろうとすると、アチハ㈱の係員が近付いてきた。緊張の一瞬。そして発せられた言葉は「此処のお酒は美味しいんですか?」。
据付篇へ続く。